10年目を迎えた映画祭ですが会場の旧金沢ロキシー劇場が再開発のために、使えるのが今年限りなんだそうです。
今年でファイナル⁈
カナザワ映画祭HP
カナザワ映画祭の話も忘れたころに出てくるのでした・・・。
山の一家
人里離れた山にハイキングに来た若者たちが山に住む奇妙な一家と遭遇する。酔っぱらいの猟師から「この山には悪魔がいるぞ」と警告を受けるが、無視して山奥に進む若者たちは夜明けまでの恐怖の一夜を迎えるのだった。果たして「山の悪魔」とは何者なのか?『スクワーム』や『悪魔の狂暴パニック』をモノにしたホラーの鬼才ジェフ・リーバーマンによる典型的「田舎ホラー」作品の埋もれた傑作である。(映画祭HPより)
キャンプ場 ➡ 迷惑なワカモノグループ(静かな山の中で、「大丈夫、誰も見てねえし」と自然破壊する者あり、騒音をまき散らす者あり、厚化粧する女子あり) ➡ 得体のしれない何かに襲われる
なんか、王道のホラーストーリーですね。
突然何かが出て襲われそうなとき、事前になんとなく想像がつくので、心の準備もできるんですが、「出た」ってときにはやっぱびっくり。
爆音上映のせいもあって、飛び上がりそうになりました。
ラスト近く、ワカモノのひとり(二人の女子のうちケバくない方)と「山の悪魔」の戦いになります。
「山の悪魔」に絞められた女子・・・。「山の悪魔」の口へ勢いよく手・・・というよりも腕を突っ込んで反撃。
武器も素手で戦うスキルもない女子でもこんな方法あるんだ、とびっくりしました。
ジョージ・ケネディが山の警備隊??というか、保安官みたいな役で出ていました。
山に現れるシーンでは白い馬に乗ってくるし・・・。
この人が映ってる間はなんとなく大丈夫、と思える、ひと時の安心を与えてくれるおじさま、でした。
今ごろになって、カナザワ映画祭9/19の2本目~♫
スパイダー・ベイビー あるいは(最も狂気な物語) 1967年アメリカ映画
アメリカの田舎に住むメリー家の血筋のみが発症する奇病「メリー症候群」。年齢が進むと知能が原始人レベルに退化し、肉体も奇形化、最後には人肉嗜食に走るという。彼らメリー家の財産を狙って訪れた遠縁の親戚と弁護士たちを襲う恐怖の一夜。メリー家の殺人狂姉妹を世話する執事役に名優ロン・チャニー・ジュニア(一度聞いたら忘れられない主題歌も担当)。不遇に見まわれ4年間も塩漬けされていた本作は、公開するとじわじわとカルト的な人気を博し、現在でも世界のどこかで上映され続けるほど人気作となった。(カナザワ映画祭サイトより)
メリー家にやってきた郵便配達が、狂った姉妹の餌食になってしまいます。
メリー家のエリザベス+ヴァージニア姉妹。
留守にしていた執事が帰ってきて、無残な郵便屋さんの姿を見て
「こんなことをしてはいけない」と諭すのですが、なんもわかってない姉妹。
ひたすら「嫌いになった??言いふらすの??」とそんな心配ばかりしている。
部屋には白骨化したぱぱがいたり、秘密の地下室には、監禁されてるおじさまやおばさまがいたり。
財産目当てで親戚+弁護士がやってきて、夜中に屋敷を探りまわっていた弁護士はおぞましい秘密を知ってしまいます。
それに気が付いた姉妹は
「きっと言いふらされるわ!」
と弁護士を捕獲しようとする。
「君たちこんなことは間違っている。訴えるぞ」
という弁護士。そんな理屈が通じる相手じゃないんですけど・・・。結局弁護士もふたりの餌食になってしまいます。
オープニングがみょ~な歌とカワイイアニメ。
一応コワイんだけど、どこかユーモラス。
そしてラストは THE END ? でおしまい。
面白かったっ!
人類創世 9/19カナザワ映画祭にて鑑賞 1982年 フランス/カナダ映画 監督 ジャン・ジャック・アノー
有史以前。原始の人類ウラム族の人々はまだ火の利用方法を知らず、穴の奥に保存される神聖な宝として扱っていた。誰もその火には近づけないのである。彼らは、ある日、知能は未熟だが肉体的にはすぐれているネアンデルタール人の一群の攻撃を受け、仲間の殆どが打ちのめされてしまう。そして彼らは火をも失ってしまう。生き残りの内、三人の若者ゴウ(ナミール・エル・カディ)、アムーカ(ロン・パールマン)、それにナオ(エヴァレット・マクギル)は火を求める旅に出た。荒野を歩き続ける三人は、ある時、丘の上に煙が立ちのぼるのを発見した。それは人喰い人種カザム族が火を使った跡で、中には骨や肉が散乱していた。近くにカザム族のキャンプを見つけた彼らは、一計を案じて見事火種を手に入れた。混乱のさ中に、食糧として捕えられた美少女アイカ(レイ・ドーン・チョン)を助け、計四人は元の居住地へと向かった。しかし、途中で火種は消えてしまい、再び火を求めて旅に出る4人。途中ナオとアイカが愛し合うようになる。そしてアイカの属する部族イバカ族と知り合い、彼らから弓の持ち方、さらには火の作り方を学ぶ。やっと彼らがウラム族の洞窟に戻ってくるが、その直後、せっかくの火種が水の中に落ちてしまった…… (ALLCINEMAより)
セリフはなし。「うぉ~」とか「あ~」とか笑い声とかはあるけれど。
火を求めて旅にでた3人が、火を持ち帰るまでの話なんですが、途中ほかの人種と戦ったり、野生のトラ(・・・トラでいいのかな)に襲われて、木の上に逃げるとか、底なし沼に落ちて危機一髪、とかハラハラドキドキを映像と音だけで(爆音上映なので迫力がハンパない)みせてくれました。
一族の火の番?の人が、毛むくじゃらだらけの中にあってひとり頭が薄くて現代人ぽい。
この人が大事な種火を水没させてみんなに「あ~あ~」と溜息つかれてしまうんですがおかしかった・・・。
美少女なんだかよくわかんない顔ですけど、この人と3人のうちの一人が惹かれあう。
はじめは交尾してる・・・って感じだったのが、愛し合うようになる。
この美少女役のレイ・ドーン・チョンって聞いたような名前、と思ったら「コマンドー」に出てたんですね。そしてC・トーマス・ハウエルの最初の奥様だったそうで・・・。C・トーマス・ハウエル!ものすごく懐かしい名前に繋がってちょっと感動したっ!
映画2本くらい観て、ランチしてお買い物!と思っていたのに終わってみれば、何一つ達成できてない。
いろいろあって、1日中ウチにおりました。
は~ なんてさびしい。
でも今週末からカナザワ映画祭!
観るぞ~~!!
海の日の連休のお楽しみ東京国際レズビアン&ゲイ映画祭まであと2週間と近づいてまいりました。
そんな中、シルバーウィークのお楽しみカナザワ映画祭2015のスケジュールが出てた。ほい、ここ
この時期には金沢ジャズストリートもあって、駅前を歩いているとものすごい人!なんですけど、今年は新幹線効果もあって、さらに人ごみが予想されますね。
ま、なんにしろ今年も行っちゃいます。
9月14日 カナザワ映画祭 バーホーベン特集2本目
FLESH+BLOOD 1985 アメリカ/オランダ映画
中世ヨーロッパ。領主アーノルフィニは戦で手柄をあげた傭兵たちを裏切り追放します。傭兵たちは領主に復讐を誓う。
領主の息子スティーブンの婚約者アグネスをさらい(狙ってさらったわけじゃなくて領主の馬車を襲ったら隠れていた姫がついてきたんですけど)マーティンたちは通りすがりの貴族の城を奪って立てこもる。
ならず者軍団の手に落ちたかわいそうなお姫様、そしてそれを助ける王子様・・・大雑把にいうとそんなような話なんですが、姫様がたいしたタマだったワケでして
スティーブンとマーティン アグネスとマーティン
ならず者軍団?に見つかってレイ プされてしまうアグネス
でもマーティンに「あなただけの女にして」と懇願。以後、マーティン以外のならず者に手を出されそうになると、さりげなくマーディンが守ってくれる・・・というわけ。
スティーブンがアグネスを助けに城に入って来ると、スティーブンとマーティンの間をなんか調子よく立ち回ってるみたいな感じ。
清純に見えて、実はしたたかでびっちなお姫様。
キュートなジェニファー・ジェースン・リーが惜しげもなく脱いで、ルトガー・ハウアーと絡んで見せてくれます。
つるし首の木の下でサワヤカに愛を語るふたり・・・・・このシーンすごすぎる・・
あと、終盤出てくる犬の肉。なんかでろでろして、ぐじゅぐじゅして・・・キモかったです。
バーホーベン監督のエロくてグロい世界を大音響で楽しんだ2時間でした。面白かったっ!
ジェニファー・ジェースン・リー って最近どっかで名前聞いたなぁ・・・なんですっけ?とちょっと考えたら キル・ユア・ダーリンでアレン・ギンズバーグ(ダニエル・ラドクリフ)のママ役だったんですね。
カナザワ映画祭3日目。バーホーベン特集を観てきました。
1本目は 「スペッターズ 」1980年オランダ
バイクレースチャンピオンを目指すリーン、エフ、ハンスの3人。
初めのほうは、お酒飲んでディスコで騒いで女の子とやることで頭の中がいっぱいの若者たちの青春映画って感じ。
ちょっと悲しげなメロディのテーマソングはイントロが「フラッシュゴードン」みたい!と思いました。
ギターやベースの音も、バイクの音も爆音上映なのでものすごい迫力です。
憧れの選手がルトガー・ハウアー、テレビのインタビュアーがジェローン・クラッベとスター俳優も出てます。
かな~り昔に「女王陛下の戦士」「4番目の男」「スペッターズ」とバーホーベン×ジェローン・クラッベの映画をビデオでレンタルして観たことがあるのですがけ、細部はけっこう忘れてたのと、ビデオではぼかしだらけだった(ものと思われ)とで、大きなスクリーンで観て新鮮な驚き満載でございました・・・。
3人の前に、兄とトレーラーでコロッケ売ってるフィンという女が現れます。
フィンは家もなく、毎日コロッケ揚げて売っている生活から抜け出したい、計算高くて成り上がりたいという気持ちが強い。 このフィン役の女優さん「4番目の男」でも悪い女、というか怖い女だった気が・・・。
バイクレースと並行して3人の目標は 「フィンをものにする」になり、必死に気を引こうとするのですが(そのため下半身のロシュツ多くて、しかもぼかしなし(/ω\))リーンがバイクレースで有望と見るとフィンはリーンに目をつける。
リーンに起こる悲劇的な出来事やエフの危険な副業など、青春映画じゃない展開が待ってます。
エフが自業自得とはいえ、レ イプされてしまうシーンがありましてこれはビデオで観た時もかなりの衝撃だったのですがぼけてないのでさらに衝撃・・・でもその悲惨な展開の後の「犯 したかったから犯 した」とか「犯 してホ モにした」とかめちゃくちゃなセリフに笑い声も起こってました。
そうそう、エフの副業?場所地下鉄の駅の入り口の壁に ” NINA HAGEN ”というポスターが貼ってありました。
ニナ・ハーゲン・・・ああ、オランダだぁ・・・と思ったのですが、この人ドイツ人なんですね。
パートナーだったハーマン・ブラッドがオランダ人だったのね・・。検索していたらハーマン・ブラッドがすでに亡くなっていたことを今知りました・・・。
乗船前日の乗組員たちのパーティのシーンから始まるのですが、酔っ払って度を越したバカ騒ぎ。
翌日からは、暗くて、狭くて、臭くて、ヤロウばかり灰色の世界が待ってます。
爆音上映なので、波の音さえも、ず~
んとおなかに響く感じ。
爆撃音となるとすさまじいものがありました。
映像もすごい迫力で観終わってぐったり。
4時間長かったけど観られてよかったです。
さて今日も一日行くのですが金沢駅地下もてなし広場ではこういうイベントが。(確か去年も映画祭と同日に開催してました)
映画の合間(無理か)か終わってから行ってみようかな。
ワタシは本日から行きます。
夕べは降っていたので、ちょっと心配だったのですが、今日は晴れてる!!
自転車で行くので助かります。
去年はこんな感じ。
さて今年は???