新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

令和元年 神田祭宮入りで神田明神の境内が人で埋まった

2019-05-13 | 東京探訪

 11日の土曜日、東京神田明神の神田祭に行ってきました。


 この神田祭は江戸からの歴史を持ち、徳川家の支持を受けたことから江戸を代表する祭りとして定着。京都の祇園祭、大阪の天神祭と並らぶ日本三大祭りとも呼ばれている。
 現在は、赤坂山王神社の山王祭と隔年開催となっており、今年が神田祭の本祭の年にあたる。

 祭り自体は何日にもわたって行われるが、とにかく最も祭りらしい雰囲気を味わえる催しということで、神輿の宮入り風景を見に出かけた。

 神社の境内に入ると、もうあふれるほどの人、人、人。最初の横山町の神輿が入場するころには立錐の余地もないほどの混雑ぶりになっていた。そこにまず提灯が入場してきた。

 さあ、神輿入場。一斉に歓声が上がった。

 担ぎ手の中には女性の姿も見かけられる。

 別の神輿には本当に楽しそうに担ぐ女性の笑顔も見られた。

 神輿第一号が本殿前に到着した。頭領の拍子木に合わせて一本締めが行われた。

 それに合わせて担ぎ手たちも全員が手締めをし、宮入り一号の儀式が終了。

 二基目の神輿は馬喰町。入口の門をくぐって入ってきた。

 境内の群衆はさらに膨れ上がったようで、神輿がなかなか進まない。

 担ぎ手たちの手に力がこもる。

 先頭を担う若者の懸命な表情がさわやかだ。

 対して長老たちも負けてはいない。

 一連の宮入儀式が続く。神輿に付き添ってきた人たちはみな真剣な面持ちでそれを見つめる。

 境内には喜多川歌麿作の江戸時代の神田祭風景が展示されていた。

 さらに、アニメ仕立ての神田祭ポスターまで。

 ここで神社を出て、神幸祭の行列を見ようと移動したら、ちょうど神田須田町付近で行列に出会った。

 福島県の伝統行事、相馬野馬追の武者も平成以来参加しているという。

 と思えば、浦島太郎を発見。

 さらに鬼のような巨大な顔の張りぼても登場した。これらは附け祭りと呼ばれるものだそうだ。

 行列の後方には、神田明神の祭神の一人である平将門の山車があった。

 一通りは見たが、やはり神輿の宮入りの興奮と華やかさは「現場で見るに限る」と実感した祭りだった。

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アミアン散歩 下 夜のアミアンを一巡り。翌朝ペレの塔を眺めながらドゴール空港へ。

2019-05-10 | フランス・アミアン
 夕方から夜にかけての街散歩。クリスマス時期だったので、いろいろな出店も出ていて賑やかだった。

 イルミネーションがあちこちに。雨模様だったが、それを忘れさせる明るさになっていた。

 通路の真ん中にもクリスマス市の店が立つ。

 サンタのチョコレートがぎっしり。

 ママに支えられて馬車に乗る坊やが、何とかわいいことか。

 出店もキラキラ状態だ。

 それ以上に輝いていたのが大観覧車。この季節限定のものだとか。

 大聖堂に通じる道路にはランプが全面にぶら下がって素晴らしい風景を演出していた。

 夜の時計塔は、昼とはまた違った印象の姿に見える。

 ふと出店の裏側に回ったら、板壁にいろいろなイラストが描かれていた。

 それが、なかなか面白い。

 この絵はチャップリンを描いたものだろうか。

 一回りして駅前まで来た。駅前のシンボルタワー。通称ペレの塔が見えてきた。これは第二次世界大戦後の復興計画で造られたオーギュスト・ペレ設計のビル。夜はここもライトアップされる。

 そのペレ塔を含む駅前通りの夜景。賑やかな風景だ。

 近くのレストランもしっかりライトアップしていた。

 そして翌朝、ペレ塔を見上げながら駅のホームに向かった。アミアン駅からパリ経由でドゴール空港に向かい、飛行機で日本へ。

 今回もいろいろあったが、トータルするとまずまずは楽しく思い出深い旅になった気がする。

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アミアン散歩 中  散歩のおじさんと挨拶し、ガレットを食し、繁華街をぶらり。日常風景を楽しむ。

2019-05-07 | フランス・アミアン

 引き続いてアミアン・サンルー地区を歩く。

 小さな池のような場所に出た。遠くに大聖堂の尖塔が見える。

 坂になっている橋を渡る。

 犬の散歩のおじさん、買い物に出かけるお嬢さん、日常風景を垣間見る感じだ。

 近くのレストランに入って、この地区の名物だというガレットを注文した。

 早めの夕食を終えて外に出ると、もう周りの店には明かりが灯っていた。

 紫とピンクの花が川岸にひっそりと咲いていた。

 表通りに出た。繁華街を歩く。大きな時計塔の奥には遠く大聖堂が見える。

 時計塔の下部には女性像が据えられていた。

 商店街をぶらり。アニメの本が並ぶ書店。フランスではアニメが浸透している。

 こんな堂々としたフィギュアも店頭に飾られていた。

 別の店は映画の名場面写真が勢ぞろいしている。

 そびえる鐘塔。これも何か所かの塔を合わせて世界遺産に登録されているはずだ。

 このあとで大聖堂のプロジェクションマッピングを楽しんだのだが、最後には通常のライトアップされた大聖堂を。

 こんな形で一日を終えた。


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アミアン散歩上 サンルー地区には不思議な人形があちこちに。

2019-05-04 | フランス・アミアン
 大聖堂見学を終えて広場に出た。

 改めて見上げる大聖堂は本当に雄大だ。

 広場向かい側には木組みの落ち着いた建物も立っている。


 広場の一角にラルクアンシエルという、日本のロックグループそのものの名前がついた店もあった。「虹」という意味だったっけ?

 突然白衣の集団が広場を横切って行った。近くの研究所か何かの休憩時間かも。

 壁面から飛び出したガーゴイル。ちょっとユーモラスな表情。

 裏手に回るとあちこちから顔を出すガーゴイルに出会う。

 聖フィルマンの像もあった。

 大聖堂裏側、フライングバットレスの突起を眺めながら、北側に広がるサンルー地区に移動した。

 サンルー地区は川沿いに広がる美しい風景の場所だ。

 あれ、川の中に立ちん坊の人が! いや、人形。何を意味しているんだろう?

 角の家の2階にも人形が立っている。

 さらに別の家の壁にも。こんな形で人の像をつけるのが流行ったのかも。

 橋の向こうには堂々と立つ大聖堂。そういえば、先日パリのノートルダム大聖堂の尖塔が焼失してしまったが、アミアンに来るつい2日前に、こんな形で建っていたノートルダム大聖堂の尖塔を見ていたんだっけ。

 川沿いには花が咲き乱れて心を和ませる。

 ゆったりとした並木通りを歩いて、もう少し散歩を続けよう。



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