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世界標準技術開発フォローアップ市場展開

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東大陸,世界化,「CES 2020」3. 日本の40nmプロセスで製造される予定のAIチップ

2020-02-02 20:34:49 | 連絡
2020年01月24日 12時00分 公開 [Junko Yoshida,EE Times]
CESはAIチップのスタートアップがデモブースを設置するようなイベントではないが、会場ではAIチップ企業の幹部の姿が散見された。BlaizeやGyrfalcon TechnologyなどのAIハードウェアベンダーは、パートナーのブースにテクニカルポスターを掲示していた。
 EE Timesは、プレスルームでMythicの共同創設者でCEO(最高経営責任者)を務めるMike Henry氏にインタビューした。Mythicは、同社のアクセラレーターICを日本のユナイテッド・セミコンダクター・ジャパン(旧三重富士通セミコンダクター)で製造する計画だという。
 ユナイテッド・セミコンダクター・ジャパンは、超低消費電力の不揮発性メモリからRFまでの幅広い技術を持つファウンドリ専業メーカーで、300mmウエハー生産ラインを所有している。Henry氏によると、Mythicは間もなく、ホストに接続するためにPCI Expressインタェースと統合した同社初のAIアクセラレータチップとソフトウェア開発キット(SDK)のサンプル出荷を開始するという。
 AIレースには、NVIDIAのような企業が開発した高速処理や低遅延、高解像度を実現した大規模なAIモデルと、その対極にある小規模ながら精度に大きな影響を与える機械学習モデルが存在する。Henry氏は、「業界は現在、行き詰まっている」と述べる。
 Mythicは、両者の中間を取ることでスイートスポットを独占したいと考えている。それに向けて、低遅延と低コストを実現しながら、HDビデオを30フレーム/秒(fps)で処理できる強力なインメモリAIアクセラレーションチップの開発に取り組んでいる。同チップを使えば、システムベンダーはメモリ帯域幅にコストをかける必要がなくなるという。
このようなAIアクセラレーションチップは、どういった用途に用いられるのだろうか。
 Henry氏は「高品質製品を対象としている」と述べ、次のように説明している。「AIアクセラレーションは、光量の少ない場所でも画質を高められる。ナンバープレートを検知して読み取ることも可能だ。駐車場では、セキュリティを強化できる。つまりAIは、新しいハードウェアを発明しなければ従来のカメラでは実現できないような、高品質のビデオキャプチャーやタスク処理の課題に対応できる」(同氏) 
Mythicのアクセラレーターの鍵となるのは、A-Dコンバーター(ADC)およびD-Aコンバーター(DAC)と組み合わせた、フラッシュメモリアレイで構成されるマトリックス乗算部である。上の写真でHenry氏が掲げているのは、1万個のADCが内蔵されたチップだ 



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