<コロナ復興切り札「治療薬」、「予防薬」の開発・実用化国は、ポストコロナの覇権国の地位を獲得するか>
<日本医薬産学官連携活動体制は、2021年東京オリパラ開催までに参加選手関係者にコロナワクチン提供可能か>
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【ニューヨーク時事】日米欧など世界の製薬企業が新型コロナウイルスの治療薬やワクチンの開発を急いでいる。当局の承認に至るものも出始めたが、普及までには供給体制の整備など課題も指摘される。

代表的な治療薬候補は抗インフルエンザ薬「アビガン」と抗ウイルス薬「レムデシビル」だ。レムデシビルは米ギリアド・サイエンシズがエボラ出血熱の治療薬として開発中だったが、新型コロナ感染者への臨床試験(治験)で症状改善が確認され、日米の当局が今月、特別に使用を認めた。
アビガンは富士フイルム富山化学(東京)が開発。日本政府は今月中にも、新型コロナ治療薬として承認するとみられている。
ワクチン開発も急ピッチで進むが、治療薬よりも開発に時間を要し、「少なくとも1年から1年半かかる」(テドロス世界保健機関=WHO=事務局長)見通し。WHOによれば、11日時点で八つのワクチン候補が治験段階にある。
開発元は欧米や中国の企業、大学などだ。
米ファイザーと独ビオンテックは、年内に数百万回分のワクチン供給を目指すと表明。米モデルナは今月、治験の中間段階に間もなく移行すると発表し、来年にも販売承認を得られるとの見方を示した。
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