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劇団四季のミュージカルを中心に主観たっぷりで綴っております

イタリア旅行記 5日目 その5

2007-11-04 | イタリア旅行記
皆で楽しく食事をしたあとは夜の街歩きです。
昼間とはまた違った雰囲気があって私は夜の街歩きが大好きです。
一人だと怖くて出来ませんが、皆と一緒なら安心です。

この時期のフィレンツェの夜はイルミネーションがとても綺麗です。





上の2枚は食事に行く前に撮ったものです。
空がまだちょっと青いですね。
このときはもう既に暗くなってきていますが
まだあまり暗くならないうちからイルミネーションは灯りはじめます。








ジェラートまでもがライトアップ(笑)

イルミネーションだけでなく、建造物も昼とはまた違った雰囲気を
楽しむことが出来ます。


夜見てももの凄い存在感のドゥオモ


ヴェッキオ宮 ハンニバルを思い出すなぁ


ライトアップされたヴェッキオ橋


でもこのライトアップはどうかと思うよ(笑)

この日は平日だったから夜は人通りが少なくてちょっと寂しかったです。
週末になるともうちょっと賑やかなのかな?
それとも中心部をちょっと離れたほうが賑やかなのかもしれません。

10時過ぎに駅近くで別れてホテルに戻りました。
他の方はバスでホテルに戻る必要があり、バスの切符が必要だったのですが
10時すぎるとタバッキは殆ど閉まっていて街中では切符を買えませんでした。
バスターミナルには自動券売機がありますが、今回の旅で
ローマ、フィレンツェと券売機をいくつも見ましたが一つも使えた
ためしがありません。(電車の券売機大丈夫でしたが)。
なので、夜にバスで移動する予定がある方は昼間のうちに余分に
切符を買っておくことを強くお勧めします。
私は常に2枚程切符を余分に持って歩いていました。
切符を持っておくと通りかかったバスにもすぐに乗れますしね。
イタリアのバスはシステム上ただ乗りしようと思えば簡単にできてしまうけど
私服で検札してる人は本当に多いです。
私も何度か経験してますし、実際に罰金を払ったと言う話も何度か聞きました。
観光客だからと言って大目に見てくれることはありません。
切符はちゃんと買って、乗ったら刻印を忘れないこと!ですね。

イタリア旅行記 5日目 その4

2007-11-04 | イタリア旅行記
やる気があるうちに頑張ってアップしますよ~。

ホテルに戻ったのが19時前、その後ローマで一緒に食事をした方と
またフィレンツェでも会う約束をしていたので待ち合わせ場所の
ドゥオモへ向かいました。
現地で知り合った一人旅をしている5人が集まりみんなで楽しく賑やかに
食事をしました。一人旅をしている人が集まると本当に楽しいですよ~
それぞれの経験話なんかが聞けて本当に楽しかったです。
イタリアだけを旅していたのは私だけで、他の方はフランス、スペイン
オーストリア等・・・他の国を見て回ってきた方やこれから行く方・・・
羨ましい限りです!
面白い話がいっぱい聞けて本当に楽しいひと時でした。
この旅でいちばんよく喋ったひと時でした。
話はちょっとそれますが、以前一人旅でトリノに行ったときにも
留学中の人や旅してる人、滞在先のフランスから旅行に来てた人など
日本人が10人近く集まり、皆でピッツェリアに行き1mの長いピザを
食べたのを思い出します。あのときも本当に楽しかったなぁ。
イタリアに行くと現地のイタリア人との交流も楽しいけど、同じように
旅している日本人との出会いも楽しみの一つです。

話はそれましたが、皆で食べた食事です。
楽しくて写真撮るの忘れてしまったものもありますが・・・




ニョッキ


リゾット


ラザニア


タリアータ


ティラミス

楽しく食事をした後は夜のフィレンツェ街歩きです!
一人じゃできないですからね~

つづく・・・


イタリア旅行記 5日目 その3

2007-11-04 | イタリア旅行記
しばらく放置しておりました旅行記ですが・・・
あれからもうすぐ1年経とうとしておりますが・・・^_^;
今更ですが続きをアップします。

えーっと・・・確か駅横のバス停からフィエーゾレ行きのバスに
乗ったところで終わっていたと思うのでその続きです。

バス乗り場は駅の入り口向かって右側です。ここからいくつかのバスが
出発しているのですが、フィエーゾレに行くには7番のバスに乗ります。
終点がフィエーゾレなので乗ってしまえばそれでOK。
フィレンツェに戻る時は乗った場所と同じところから7番のバスに乗れば
駅まで戻れるので簡単です。

中心部を抜け住宅街を抜けだんだんと上へ上へ走っているのが分かります。
気がつくと市街地が遠くに下の方に見えてきます。
だんだんと家がなくなり寂しくなってくるともうすぐです。

バスを降りてバスの方に振り返り左斜め前方を見ると小さな看板が
立っています。その看板の方に行くと・・・
この坂道。これが結構な急勾配でかなりしんどいです。



頑張ってこの坂を上りきると・・・

フィレンツェの中心部が一望できます!!



しかしこの写真じゃ何にも分からないですよね^_^;
もやかかってるし眩しすぎるし。

こっちの写真だったら建物は何となく見えるかな?



下の写真、ちょうど真ん中にドゥオモが見えるの分かります?



しばし黙ってこの風景を眺めていました。

以前ここには朝いちばんで来たのですがその時ももやがかかって
めちゃくちゃ眩しかったんですよ~
昼間にくると町並みが綺麗に見渡せるかもしれません。
しかし朝夕のこの雰囲気もとても素敵ですよ。

この後、博物館に寄りました。
閉館時間がせまっていたので急ぎ足で・・・
敷地内には円形劇場跡があります。
夏にはここで野外オペラや音楽の催しものなどが行われているそうです。



だんだんと暗くなってきたので博物館を出た後そのままバス停に向かい
フィレンツェ中心部へ戻りました。
駅まで戻らず途中のドゥオモ付近でバスを降りそのままスーパーへ向かいました。
疲れていたから近場で済ませたかったので、ドゥオモのすぐ近くにある
PEGNA(ペーニャ)へ行きました。
中心部にあって便利なのですが、ここは高い!!
お店もちょっと狭いので他のスーパーに比べると品揃えはイマイチかも
しれませんが最低限のものは買えると思います。
しかし高いんですよ~。
結局何も買わずに店を出て、ちょっと歩く必要があったけどSTANDA
まで行きました。
レプッブリカ広場から東側に伸びるコルソ通りを歩くと左手にあります。
途中で通りの名前は変わりますがまっすぐ歩いていると左側に看板があるので
すぐに分かると思います。
日も落ちてすっかり暗くなってしまってましたがSTANDAまでの通りは人通りが
とても多くて賑やかだったので大丈夫でした~。
観光客より地元の人が多く出歩いているような感じでしたよ。

ここでもインスタントパスタ&リゾットと飲み物を調達。



ひとつだけ逆になってるのは気にしないでください。
写真撮るとき全然気づかんかった^_^;

イタリア旅行記 5日目 フィレンツェ その2

2007-01-20 | イタリア旅行記
~ドゥオモのクーポラに登る~

美術館を出たのが12時過ぎ。
お昼時だけど美術館で疲れきって空腹感はナシ。
とりあえずどこかに座って落ち着きたかったのでドゥオモへ向かうことに。
ドゥオモでしばらくゆっくりした後覚悟を決めてクーポラへ(笑)
クーポラの入り口へは一旦ドゥオモから出て、正面向かって右側
建物に沿って歩くとあります。↓



サン・ピエロトロ寺院のクーポラは途中までエレベーターがありましたが
フィレンツェのドゥオモにはエレベーターがありません。
実際にドゥオモを見たらエレベーターを設置するスペースが無い
というのは分かるんですけどね。
サン・ピエトロ寺院程高くないのが救いですが、しんどいものはしんどい!
ここもひたすら歩きます・・・

途中一旦聖堂内に入るのですが間近でクーポラ内部のフレスコ画を
見ることができます(凄い迫力です)。
床のモザイクもきれいですね~。





そして更に登る登る・・・



雰囲気伝わりますかね~。
特に左の写真、キュウキュウです(^_^;)

このキュウキュウ&急勾配な階段を登り終えると・・・



左に見えるのがサンタ・クローチェ教会。
中央よりやや奥に見える小高い丘にあるのがミケランジェロ広場。



中央にヴェッキオ宮殿とウッフィツィ美術館。



緑の屋根が中央市場。その左はメディチ家礼拝堂。
中央の通りに露天が並んでいるの分かりますか?



クーポラから見たジョットの鐘楼。
地面からニョキっと出てきてるみたい。
ちなみに、この鐘楼にも登ることができます。ここに登ると目と前に
巨大なクーポラを見ることができます。
私も1度登ったことがありますが・・・
当時の写真無くしちゃったんですよね(汗)

サン・ピエトロ寺院の時と同様、今回も人が少なかったので
ゆっくり休憩して降りてきました。
次はネットで下調べしておいたバール‘Procacci’(プロカッチ)を
探すため Via Tornabuoni に向かいました。
しかし、なかなか見つけられず端から端まで2往復。それでも見つからない。
通りを間違っているのか?と思ったけどそうでもない。
それじゃもう1回・・・というところで見つけました。
2度お店の前を歩いていて気づかない私って・・・・
ここは白トリュフのクリームを挟んだパニーノが美味しいと有名なので
今回は絶対食べて帰ろうと思っていたんです。
この時はまだ食欲がなかったので、場所だけチェック。
その後は当ても無く街をブラブラ・・・
明日でフィレンツェともお別れなんだなぁ~と思うと急に
寂しくなってきてしまいました。

最終日の明日は何をしようかまだ決めていませんでしたが
とりあえずSITAのバスターミナルへ行ってバスの時刻を調べることに。
ターミナルに入ってすぐの左側に大きな時刻表が貼り付けてあります。
停車するバス停、到着時刻なども書かれているのでかなり便利。
行くかは分からないけど一応サン・ジミニャーノ行きのバスを
調べることにしました。
メモとペンを取り出し時刻表を見ていると
通りかかったSITAの職員の方が「どこに行きたいの?」と。
サン・ジミニャーノと答えると、どのバスに乗ればいいか教えてくれました。
しかも私が理解しているのか疑わしかったのか、何度も何度も
それはそれは丁寧に教えてくれましたよ。
時刻表をよく見たら分かることなんだけど、こういう親切は嬉しいですね。
最後は「サン・ジミニャーノはとても美しい街だよ~Ciao!」と言って
去って行きました。
彼はとにかく(シエナ行きの)特急に乗るな、と何度も言っていました。
サン・ジミニャーノに行くには一度乗り換えが必要なんですが
特急に乗ってしまうと乗り継ぎのバス停‘ポッジボンシ’に停まらないんです。
シエナ行きの(特急でない)バスに乗りポッジボンシで乗り換えると
サン・ジミニャーノに行けるのですが、初めて行ったときはドキドキでしたね~。
イタリアで中距離のバスに乗るのは初めてでしたし
しかも乗り継ぎまで。到着するまで気が気じゃなかったです(^_^;)
でもバスの旅もいいですよ~。
列車とは違った風景が楽しめますしね。特にトスカーナを走るバスは
もっと乗ってみたいな~と思います。
のどかな風景の中、小高い丘に城壁に囲まれた小さな町・・・
サン・ジミニャーノに向かうバスから町が見えたときは興奮しましたよ~。
一気に中世にタイムスリップって感じです。
残念ながら今回の旅では訪れることができなかったけど
また訪れたい町のひとつです。
話はそれましたが、もうひとつバスの時刻を調べました。
フィレンツェ→空港のバス。
30分おきに運行しているし所要時間も短いので1本乗り遅れても
何とかなりそうな感じです。
始発と20:00以降発(曖昧です)はこのターミナルからは出発していないので
注意が必要ですが、それ以外はターミナルから出発です。
私が見た時刻表では全て1番からの出発でした。

バスの時間を調べた後は何をしよう・・・
スーパーに行こうかと思ったのですが駅に来ているついでなので
そのまま駅そばのバス乗り場からバスに乗ってフィエーゾレへ
行くことにしました。

つづく。。

イタリア旅行記 12/13 5日目 フィレンツェ その1

2007-01-14 | イタリア旅行記
~ウッフィツィ美術館~

本日は朝からウッフィツィ美術館です。
ネットで予約してきました。
ウッフィツィ美術館の入場料は通常6.5ユーロなんですが
企画展開催時はプラス3ユーロで9.5ユーロになります。
今回はLa mente di Leonardo(レオナルドの精神・・でいいのかな)が
催されておりましたので9.5ユーロ。
今回は予約したので予約料としてプラス3ユーロ、さらにネットを使って
予約したため更に手数料として5.7ユーロ。
計18.2ユーロ(約2,800円・・高すぎっ)となりました。
予約しようか凄く迷ったんですが、今回は時間の限られた短期の旅行ですし
ネットで調べるとオフシーズンの12月でも並んだ・・なんて話もあり
結局は予約することにしました。
9:00入場で予約をしたのですが実際に取れたのは9:30入場。
15分前にチケットを受け取るようにと書かれてあったので
9:15分前頃にウッフィツィ美術館に行きました。
ん??人がおらんっ・・・

一般用の入り口、誰も並んでませんけど?!

前日、昼は過ぎていたけど美術館の横を通ったとき全然並んで
なかったから、やっぱり予約の必要なかったかな~って思ったんです。
でも美術館は朝混むと言われているので、意外と朝は多いいかも!
「予約しといてよかった~」ってことになるに違いない!
と自分に言い聞かせておりましたが・・・
過去2度ここには来ておりますが(2度とも今回と同じ時期)
殆ど並んだことないんですよね。1度並んだのも15分くらいだったし。
時間に余裕がないから念のための予約だったんですが・・・失敗したなぁ。

入場するには予約時に送られてきたメールを印刷して
まずチケットと引き換えしなくてはいけません。
シニョリーア広場から来ると、左側に1番と2番ふたつの入口があり
右側中程に3番の窓口があります。
まず3番の窓口に行って予約確認書と引き換えに入場券を発行してもらいます。
で、予約している人は1番の入口から入場することになるのですが
1番の入口を見ると日本人のツアー団体さんが・・・
ツアーだからもちろん予約しているのですが、団体で人数が多く(何組かいた)
ここでもセキュリティがあるので時間がかかるんですねー。
なので、結局殆ど人がいない一般用の入口2番から入場しました。
えぇ、そうです、予約の意味全く無しです(ーー;)
わざわざ約2倍もの料金を払って一般の入口から入場ですよ。
ていうか予約用の入口より一般の入口からの方が早く入館できるって・・
まいいや。でも次回からは絶対予約しないっ。

昨日行ったパラティーナ美術館もお勧めですが、ウッフィツィ美術館は
フィレンツェに来たら外せないでしょう!
パラティーナ美術館に比べると開放的で圧迫感も少ないですよ(笑)
ここはヴァチカン博物館程広くなく、作りも単純でコンパクトなので
とても回りやすいと思います。
ヴァチカン博物館の時と同様、今回もガイドブックを購入。



どの部屋にどの絵画があるか分かりやすくていいのですが
今回は何点か移動されていたり入れない部屋もありました。
ここも素晴らしい作品がいっぱいですね~。
名作を挙げだすときりがないくらいです。
いちばん有名なのはやっぱりボッティチェルリの2作品かな。
‘ビーナス誕生’と‘春’ですね。
この2作品、初めて見たときは驚きました~。
思っていたよりとても大きかったので。
以前はこの絵画の前に立って記念撮影する人もよく見られましたが
撮影禁止になっていました。
(前回はフラッシュ無しでOKだったのに今回は禁止になってた所多かった)
前回見ることができなかったティツィアーノの‘ウルビーノのビーナス’
今回は見ることができました。
前回は他の美術館に貸出しされていました。
小さくコピーした紙が貼り付けてあってびっくりしましたから(笑)
今回はラファエロの‘ヒワの聖母’が修復中だったため
見ることができませんでした~。
コピー絵画が展示されていたのでさらっと見たら気付かないかも?
でもよく見ると全然違うんですよね~。
特に聖母の顔を見ると明らかに違う。ラファエロの描く柔らかさがない!
イタリアに行くと、建造物から美術品から素晴らしいものが揃って
いますが、必ずどれかが修復中。
特に今はどの都市に行っても修復だらけなんですって。
レオナルド展も堪能し美術館を出ると12時を過ぎていました。
あまりにも疲れすぎてお腹もすかず。
とりあえずゆっくり座って落ち着きたかったのでドゥオモに向かうことに。

お昼時だったので、仕事中の人もお昼休みなんでしょうね
街には沢山の人が。フィレンツェはローマに比べると街が小さいからか
人が多いな~という印象を受けます。
あと、フィレンツェはローマより声をかけて来る人が多い!
ウッフィツィからドゥオモに行くまでに3人の男性につかまりました(^_^;)
時間が時間でしたので、みんな食事どう?と誘ってきます。
もし私が「じゃぁ一緒に食事しましょう」って言ったら彼らは
本当にそうするつもりなのかは?ですが。
もちろん断りますけどね。
彼らはいきなり食事に、と誘うことはないんですね。
何気ない会話から・・・時間的にもお昼だし~てな流れで。
ただのナンパなのか性質の悪い客引きなのか分かりませんが
明らかに観光客な外国人に声かけて、しかも食事に誘うなんて
イタリア以外でもこんなことってあるのかな?
今回は3人とも断ると「それじゃ~ね~(^_^)/~」って感じですぐに
バイバイしてくれましたが、たま~にしつこい人がいるのが困ったものです。
しつこくされたらキッパリと断りましょう!

声をかけてきた一人とちょっと話していたときに、私について何人か?とか
いつまでいるのか?学生か?なんて聞かれ
私の方も逆にイタリア人か?と尋ねたり(イタリア人ぽくなかったので)
しているうちに年齢を聞いてきたんです(これって失礼な事じゃないの?)
答えないでいると「Venti anni?」って・・・
「20歳?」ってことですよ(爆)
あ~びっくりした。ていうかここまで言われると
「あんたそれちょっと言い過ぎやろ!」と突っ込みたくなりますが
喜んでいる自分がいた(笑)
多分ね、彼はちょっとサービスして言ってくれたと思うんですよ
でも嬉しかったですわ。だって日本で「私20歳!」って言ったら
多分白い目でみられますから(笑)。
まぁ、でもイタリアでは日本人は若く見られることはほぼ間違いないと思います。

次はドゥオモのクーポラです、つづく・・・

イタリア旅行記 4日目 フィレンツェ その2

2007-01-12 | イタリア旅行記
だんだん記憶が怪しくなってきております(汗)
もう1ヶ月経つんですよね・・・早いなぁ。

前回はサンタクローチェ教会に行ったところまででしたね。
サンタクローチェ教会を出て、次はパラティーナ美術館へ向かいました。

ポンテヴェッキオを渡ってしばらく歩くと左手にピッティ宮殿が見えます。
その2階にあるのがパラティーナ美術館です。


ポンテヴェッキオ


ピッティ宮殿

横に長いので全部はカメラに収まりませんでした。
赤い垂れ幕が下っているところが入り口、ビリエッテリア(切符売り場)は
写真右端の部分です。
ここはチケットの買い方が何通りかあります。
はっきりと憶えていないのですが、美術館のみとかボーボリ庭園のみ、
両方のセットなど。今回は美術館のみのチケットを購入しました。
欧米(ヨーロッパだけ?)では、美術館は午前中に行くもの、という
考えがあるらしく、観光シーズンでも夕方になると空いていたりするそうです。
今は観光シーズンではありませんので、昼間でも多分少ないと思いますが
夕方は更に少ないんでしょう。。パラパラとしかいませんでした。
でも、前回来たときよりは明らかに多かったです。
だって、前回は殆ど人がいなかったんですよ~。
同じ時期に来たのですが、パラティーナ美術館で見かけたのは
私以外に日本人のグループ4人と他に2,3人程度でしたから。
しかも途中から私以外だれ~~~もいない。
美術館を見ているときはまだよかったけど美術館の後に居室を見るときは
周りに誰もいなかったので本当に怖かったんですよ。
薄暗いしあの雰囲気でしょ・・・怖くて途中で戻ってきたくらいですから(^_^;)
今回は人がいたので最後までちゃんと見て帰ってきましたけどね。

ちなみに、前回はパラティーナ美術館でムンク展が開催されておりました。
もう記憶があやふやなんですが、確か‘思春期’や‘Ashes’、
‘叫び’のスケッチ、自画像もありました。
‘Madonna’もあったっけな~(曖昧です)。

さて、パラティーナ美術館ですが・・・
ここは所狭しと絵画が展示されております。もう壁にビッチリ。
ちょっと気が遠くなりそうですが、サラっと見るのはあまりにも勿体無い。
じっくり鑑賞したいところです。
あまりにもビッチリと展示されているので、気を抜いていると
名画を見逃してしまいますよ~。
本当に名画がゴロゴロしてます、この美術館は。
私の大好きなラファエロの‘小椅子の聖母’もここにあります。


左:小椅子の聖母、右:大公の聖母

大好きなこの絵の前にしばらく立っていました。。
ルノワールやアングルもこの絵を絶賛していたようです。
二人ともラファエロにはメロメロだったとか。
アングルは自分の作品にもこの‘小椅子の聖母’をさりげなく
取り入れていたりします。
右の絵は同じくラファエロの‘大公の聖母’です。
私はラファエロの描く聖母が大好きなんです。
やわらかくて、慈愛に満ちていて・・・とにかく引き付けられます。
実際に絵画を目の前にすると、もう目が離せなくなるというか
スーーーっと引き寄せられてしまうんです。


これはドレスデンにある‘サン・シストの聖母’
見てみたいな~・・ドイツまで行かなきゃだ。。
下にいる二人の可愛い天使達、見たことある方多いんじゃないでしょうか?

今回は私の大好きなラファエロの絵画を紹介しましたが
他にも素晴らしい作品が多く展示されています。
絵画鑑賞好きには堪らない美術館ではないでしょうか。
フィレンツェと言えばウッフィツィ美術館やアカデミア美術館!
という事で、観光客はそちらの方に集中しがちかもしれませんが
この美術館はお勧めです!!

たっぷりと美術鑑賞終えて出てくるともうグッタリ。
さっきまであった元気はどこへやら。歩くスピードもダウンです。
何で美術鑑賞ってこんなに疲れるんだろう。。
そういえばお腹もすいてきたなぁ・・・

ピッティ宮殿に来る途中に見つけたお店で食事をすることにしました。
ピッティ宮殿からポンテヴェッキオに向かって右側の歩道を
歩いているとある‘MAIOLI’というお店。
ここはお惣菜や切り売りのピッツァ、作り置きのスープやパスタ
他にもケーキやクッキーなど沢山の食べ物が並んでいました。
すべて持ち帰りOKだったようです。
店内にはイスとテーブルもあり、座って食事をすることもできます。
私は3種類の惣菜を選んで、店内で食べることにしました。
が、結構種類があって迷い・・・
結局パスタ3種(笑)。だってどれも食べたかったんだもん。

ショーケースにあるパスタをお皿に盛って温めなおしてくれるのですが
テーブルについてカウンターの中を見ていると
ものすっごく山盛りになったパスタがレンジの中に・・・

「まさかあの山盛りパスタ、私のじゃないよね・・ていうかそれはやめて(汗)」

・・・私のやった( ̄O ̄;)




写真じゃ分かりにくいですかね~。
これ、物凄い量なんです。
運ばれてきた瞬間「こんなの食べれないっ!」と思いましたが
案の定残してしまいました。。く、悔しい~~~。
この大食いの私が残すなんて。
でもそれだけ物凄い量だったってことです。
しかしこのパスタ、作り置きとは言えとても美味しかったのですよ!
いちばん美味しかったのが奥のパスタ。ポルチーニのフェットチーネ。
これがめちゃくちゃ美味しくてあっという間に平らげました。
手前左側がフジッリのジェノヴェーゼソース、右側がトルテッリの
トマトソース(これが重かった)。
どれも本当に美味しかったから残すのが心苦しかったです。
フジッリは殆ど食べましたがトルテッリは無理でした~。
半分も残してしまった。。
せめてパスタを2種にして後はマリネとかにすればよかった~と
ちょっと後悔しましたが、美味しかったのでよしとしましょう。
ちなみに値段はパスタと水(500ml)で12ユーロ。
内訳はパスタが10に水が2。惣菜3種盛は持ち帰りにすると8ユーロでした。

食事を終えてお店を出るともう夕暮れ時。
この暗くなるちょっと前の雰囲気がとてもよかったので
ちょっと街歩きをしました。
イルミネーションにも灯りがともりはじめ・・・




私はフィレンツェのこんな風景が大好きなんです。
建物と建物の隙間から見えるこの風景。
こじんまりとした中心部のそれ程広くない通りを歩いていると
道の先にドゥオモが見えていたりしてね。









素敵ですよね~
いつまでも街歩きしていたい気分だったのですが
あまりにも寒すぎて耐え切れず、共和国広場にあるリナシェンテで
しばらく体を温めました。
4階だったかな?キッチン用品売り場でクリスマスグッズの販売も
していたので見てきました。
リナシェンテで体を温め、腹を括って「さぁっ!」と気合で
外に出るも、やっぱり寒すぎて気がつけばホテルに向かって
歩き出していた私(苦笑)。

疲れてしまいましたが予定外の美術館鑑賞で充実した
フィレンツェ初日となりました。
改めて一人旅の気楽さ自由さを実感しました。

イタリア旅行記 4日目 フィレンツェ その1

2007-01-05 | イタリア旅行記
~久々のフィレンツェ街歩き編~

天気がよかったのでサン・ジミニャーノに行っちゃおうかな~と
思っていたのですが、中途半端な時間だったので街歩きを
することにしました。
まず向かったのはドゥオモ
以前ここでもお話しましたが、初めてフィレンツェに来てここの
ドゥオモを見た時の事は今でも忘れません。
夕方にフィレンツェに到着し、友人と落ち合って雨の中傘をさして
歩いていたのですが、ちょっと広い空間に来たな~と思って
顔を上げると目の前にドゥオモがっ!
突然現れたのにビックリしたのと、あまりに荘厳で美しくビックリしたのとで
思わず立ち止まってしまいました。。懐かしいなぁ。
フィレンツェのドゥオモは
S.MARIA DEL FIORE(サンタ・マリア・デル・フィオーレ=花の聖母)教会
と言われていて(多分これが正式名称)、その名のイメージ通り
本当にすっごーーく美しい大聖堂なのです。


※クリックすると拡大表示されます

私の写真で伝わるかなぁ、この美しさが。


※クリックすると拡大表示されます

このファサード、近くで見るとその細やかさに驚かされます。
白とピンクと緑の大理石がとても可愛らしい。
特にこんないい天気の日に見るドゥオモは格別です。

内部ですが、外装の華やかさとはうって変わってとてもシンプルです。
サン・ピエトロ寺院の後にくるとちょっと拍子抜けするかも?
でも私はなんだか落ち着けるこの空間が好きです。
イスがたくさんあるのも嬉しいです。







クーポラの部分には「最後の審判」のフレスコ画。
クーポラに登るとこの「最後の審判」を間近で見ることができます。

ドゥオモの次に向かったのは中央市場。
実は私、中央市場に行った事なかったんです。
今回どうしても中央市場で食べたいものがあったので行ってきました。
中央市場付近は露店がたくさん並んでいます。
ここにはスリも居るようなので露店のある通りを歩くときは
気をつけましょう!

中央市場に着いたのが13:30頃だったのですが、ここは14:00まで
ということで、人もまばらでもうお店を閉めちゃったのか
人の居ないところも結構ありました。
私の目当ての店はまだ遅くまで営業しているのですが
行ってみると人がいっぱいーーー!
食べてる人もいっぱいいるしレジにも並んでる、レシート持って
商品を待ってる人も並んでる・・・
まだあまりお腹もすいてなかったので今日は諦めました。。

体力がまだ有り余っていたので、次はヴェッキオ宮を経由して
サンタ・クローチェ教会へ向かいました。
そうそう!ローマからフィレンツェに移動してまず思ったのですが
フィレンツェは街歩きしやすいっ、ていうか楽!
ローマが広くてとにかく歩いて歩いて歩き疲れた後だったので
フィレンツェがめちゃくちゃコンパクトに感じました。
(実際中心部はかなりコンパクトで街歩きには最適だと思います)
ちょっと歩けば目的地に着いてしまうこの手軽さ!いいわ~。
話はちょとそれましたが、中央市場からサンタ・クローチェ教会は
中心部の地図を見ると端から端って感じなんですが、ローマで歩いた
距離を考えると全然楽勝~~~!
アルノ川沿いを歩いているとあっという間に到着!


※クリックすると拡大表示されます

サンタ・クローチェ広場ではクリスマス市が催されていました。
ドゥオモ程の華やかさはありませんが、この教会も色合いが綺麗で
ドゥオモに比べると小さい分、さらに可愛らしい印象です。
今回お金を払って入場しましたが、前回払ったっけ??
前回はお金を払わずに正面から入ったような気がするけど・・・

ちょっと調べてみましたら、やはり以前は無料だったようです。
教会が有料って・・・
誰でも気軽に(地元の人とか)入れないですよね。。
市民は無料とかそういうのあるのかな?
入ってみると中は思いっきり修復中。
わざわざお金払ってまで入場する必要なかったかも・・・なんて
思ってしまいました。観光客らしき人も私を含め数4,5人程度。
しかも今回は前回来たときと教会内部の雰囲気が全然違う!
前回来た時は照明が落とされ、(外の光も遮断してたのかな?)
中は暗く蝋燭が灯され音楽(賛美歌かなぁ、男性の歌声でした)が流れ
イスも並べられていました。
ミサの直後だったのかもしれませんね。
本当に薄暗くて足元に気をつけながら歩いたのを覚えていますし
今までに体験したことない雰囲気でした。
あの時の雰囲気が忘れられずまた足を運んだのですが・・・残念。
次は修復が終わった頃に来たいですね~。
明るかったので絵画やお墓がよく見えたのはよかったですけどね。

ここまで来てまだ時間に余裕があったので、とりあえず今日行くか!と
急遽パラティーナ美術館に行く事に。

つづく

イタリア旅行記 4日目 フィレンツェ到着

2007-01-04 | イタリア旅行記
~フィレンツェ到着編~

ジプシーたちに水をさされてしまいましたが、列車はほぼ定刻に
ローマを出発しました。
今回私が乗ったのはローマ発ヴェネツィア行きのユーロスター。
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(以下フィレンツェSMN駅)
は最初の停車駅になります。
到着の15分くらい前に、もの凄い霧の中を走っていたので
まさかフィレンツェもこんな霧じゃないでしょうね・・・なんて心配
していたのですが到着してみたら晴天でした!
ほぼ定刻(約10分遅れ)でフィレンツェに到着。
初めて来たときも思ったのですが、フィレンツェSMN駅ってびっくりする位
小規模な駅なんですよねー。
特にローマの後にくるとその小ささにちょっと拍子抜けです。

6年振りのフィレンツェですが、3度目なので迷う事もありません。
まずはトイレへ向かいました。
トイレはホーム向かって左側にあります。
0.7ユーロ。小銭が無くても大丈夫、ちゃんと両替機があります。
入り口が日本の地下鉄の改札口のようになっていて、0.7ユーロ入れると
中に入れます。
有料なだけあって、そこそこ綺麗ですしトイレットペーパーもあり
手を乾かす機械も鏡もありました。
ちなみにトイレは↓


すごい照明(笑)
ローマだったかな?以前の旅でもどこかのトイレで同じような
青い照明だったのを覚えています。

トイレを済ませホテルへ・・・
ホテルへも地図を見ることなく行く事ができました。
駅から徒歩5分でサンタ・マリア・ノヴェッラ広場に面しているので
迷う方が難しいのですが(^_^;)
まだ12時前だったのですがすぐに部屋まで通してくれました。
日本のホテルはチェックインの時間にならないと部屋に入れてくれない
ところ結構ありません?
ちなみに汐留でいつも泊まっているホテルは2時を過ぎてないと
絶対受け付けてくれなかったなぁ。。
イタリアのホテルでは殆どそういう事はないようです。
準備さえ整っていれば早く到着しても部屋に通してくれます。

今回私が利用したホテルは

HOTEL SANTA MARIA NOVELLA
P.za Santa Maria Novella 1




入り口の写真です。
大きな看板等ないので入り口前でちょっと立ち止まりましたが
入り口右側に番地の‘1’があり、その下には小さいですがプレートがあって
ちゃんとホテルの名前が記してあります。
入ってちょっと歩くと左手に大きなテーブルがあります。
ここがレセプションなのですが、本当にテーブルがポツンとあるだけなので
思わず通り過ぎてしまいそうです。

到着するとすぐにチェックインの手続きをしてくれました。
まずはすぐにポーターを呼び出してましたね~。
感じの良いお兄さんがすぐに来てくれました。
私はイタリアでは大型ホテルに泊まったことないので
あまりポーターに荷物を運んでもらう機会はありません。
ポーターがいても必要ないのでいつも断っています。
しかし今回は断る間もなく隣で待機(^_^;)
でも今回はポーターがいて正解でした~。部屋が3階だったのですが
号室によって同じ3階でも降りるところが違うんです。
(実はこの滞在中一度迷った(^^ゞ)
ポーターのお兄さんは降りるところをちゃんと説明してくれて
部屋に入るとキャリーを置いて簡単に部屋の説明をすると
チップを渡す暇もなくさっと出て行ってしまいました。
でもとても真面目そうで感じのいい人でした~。

で今回のホテルですが、部屋に入った瞬間・・・
(心の中で)きゃ~~、素敵っ♪
ポーターが出て行くと写真取りまくり(笑)
だって凄くカワイイ部屋なんですもん!













しつこく載せすぎましたかね?(^_^;)
でもイタリアでこんなに可愛らしいホテルに泊まったのは初めてだったので
嬉しくてついつい。。
私の泊まった部屋は304号室。
部屋はそんなに広くはありませんが私にとっては十分な広さ。
大きなスーツケースを広げるスペースはありますよ~。
部屋を入って正面がバスルーム左側がクローゼット右側が部屋でした。
クローゼットには予備の枕と毛布、スリッパにセーフティbox。
バスルームも素敵なんですよ~。
今回の部屋はバスタブがありシャワーは固定じゃないし(固定式のもついてた)
お湯の出は文句なし。タオルが全てフカフカなのも嬉しかった。
この部屋、サンタ・マリア・ノヴェッラ広場に面していたのですが
思ったほどうるさくも無く、毎朝サンタ・マリア・ノヴェッラ教会から
鐘の音が聞こえ、逆に雰囲気に浸れてよかったです。
残念だったのが、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会が修復中だったこと。



あと空調が24度までしか設定がありませんでした。
寒がりなのでもうちょっと温かくしたかったな~
と言っても長袖Tシャツとスパッツで十分大丈夫でしたけどね。

しばらくホテルではしゃいだ後、街へ出ました・・・

イタリア旅行記 12/12 4日目 ローマ→フィレンツェ

2007-01-03 | イタリア旅行記
~ローマからフィレンツェへ移動、ジプシーに囲まれる編~

ローマでのあっという間の二日間を終え、いよいよフィレンツェへ。
二日間なんて本当にあっという間で、はっきり言って全然足りません!
まだ見たいところはたくさんあったのに・・・
(ローマから)離れたくないよ~、と朝から何度呟いたことでしょう。。
しかし、ここを去らなくては次のフィレンツェに行けないわけで。
今からフィレンツェに向かうという喜びよりローマを去る悲しみの方が
大きかったな~。

フィレンツェ行きの列車は9:45発のユーロスター。
ホテルを9時にチェックアウトして早めに駅に到着。
ホーム手前の中央辺りに大きな掲示板があって、出発と到着の案内が
してあるのですが、遅れている場合もその旨表示されます。
出発する列車の到着が遅れる場合など、直前までホームが確定しない
こともあるようなので掲示板をこまめにチェックしましょう。
以前、ミラノからヴェネツィアに行く列車に乗ったとき、
列車の到着が遅れ出発も大幅に遅れてしまったのですが、掲示板に
なかなか表示されず列車が到着したのかも分からない。
結局その時は構内の放送のみの案内でしたが、ボーーっとしてたら
聞き逃していたかもしれません。気が抜けませんねぇ。

私が駅に到着してすぐはまだ出発ホームが決まっていませんでしたが
列車が到着すると掲示板のプレートがパタパタと回転して表示されました。
9:30前頃に私の乗る列車が到着し、すぐに乗ることができました。
ホームは駅中央の掲示板で知る事ができるのですが、一応列車に乗る前に
ホーム手前にある電光掲示板で列車番号と行き先を確認しておいた方が
いいかもしれません。イタリアなので何が起こるか分かりません(笑)。
もちろん刻印も忘れずに!

早速列車に乗り込み荷物も横に置いて一息つき、さぁガイドブックでも見て
気分をフィレンツェに切り替えるかな~と思っていたら・・・
小学生くらいの女の子達(多分4人だった)が私の傍に来て、
この席は自分が予約していると言い出したのです。
は?と思い、とりあえず自分のチケットを確認してみようとカバンから
チケットを取り出す瞬間、頭をよぎりました・・・
‘ジプシー’
それでも一応座席を確認しようとチケットを取り出したのですが
自然とチケットを握る手に力が入りました。
案の定、私がチケットを確認していると一人の女の子が私のチケットを
グイっと引っ張りました。
私はしっかり持っていたので取られませんでしたが。
座席を確認してすぐにチケットをしまいましたが、彼女らはそれでも
しつこく自分を指差して「リザルベーション!リザルベーション!」と
大声で言い続けます。
多分英語で言ってるつもりだったと思うのですがどうしても‘ル’が
入っちゃうんでしょうね・・・なんてそんなこと思ってる場合じゃない!
この子らが本当にしつこい!
あまりにしつこいので通路を挟んで向かいに座っていた女性に
「Scusi?」と声をかけると、彼女は首を振って相手にしちゃ駄目といった表情。
しかし私がその女性に声をかけた瞬間彼女達はササーっと去って
行ったのです・・・全くもう。
イタリアの列車は改札がないので切符を持っていない人でも簡単に
列車に乗れてしまうんですね。だから停車中に物を売りに乗車
してくる人も結構いますし、今回のように性質の悪いジプシーも
乗り込んでくるわけです。
しかし彼女らは何が目的だったんでしょう??
私の切符は1枚なのに彼女らは数人、切符が目的ではなく
言い合っているうちに何かを盗もうと思ったのかしら?
目的は分かりませんが、こういう事もあるということですね。
皆さんも気をつけてください。
ジプシーに関しては、子供だからと言って容赦する必要はないとよく言われます。
手で払いのけても蹴飛ばしてもいいから近寄らせるなと。
イタリアに何度か旅して、ジプシーを見かけることは何度かありましたが
こうやって囲まれるのは初めての経験でした。
今思うと手で払いのけるくらいしてよかったかなーと。
今回の場合は完全に無視していてもよかったかもしれませんが・・
下手に荷物をごそごそして何か取られたらどうにもなりませんから。
幸い今回は何の被害もありませんでしたが。

ちなみにジプシーの服装ですが、普通の子供と変わりありません。
ただ、小さな子供同士数人でうろついていたり
今回数人の中にもいましたが赤ちゃんのぬいぐるみを本物の赤ちゃんのように
抱いていたりします。
ぬいぐるみでなく本当の赤ちゃんを抱いている事もあるようですが・・・
とにかく平日の昼間に小さな子供が数人でうろついてるという事事体
おかしなことなので、それらしき子供達を見かけたら注意しましょう。
また万が一囲まれても子供だからと言って躊躇せず、手で払いのけてでも
追っ払いましょう。

イタリア旅行記 3日目 ローマ その3

2006-12-29 | イタリア旅行記
~64番のバスでホテルへ戻る編~

朝は曇っていましたがいいお天気になり、またこういう時に限って
傘を持ち歩いてたりするもんで・・・
博物館で買ったガイドブックも結構重くてかさばるので
一旦ホテルに戻ることにしました。
しかしもう歩く気力も体力も失せておりまして・・・
天気が良かったけどバスで帰ることにしました。

最寄のバス停へは寺院向かって左前方から通りに出て歩くと
大きな通りに当たります。左側を見るとトンネル。
駅方面へ向かうにはこの通りを渡って左側(トンネルの直前)に
64番のバス停があります。
しかし私は到着した時と同じバス停に向かいました。
(通りを渡らずに右折)
とにかく少しでも早く座りたかったんです。
このバス停から乗ると一旦終点まで行ってしまうのですが
そのまま駅に戻ってくるので大丈夫。
終点まではそんなに遠くないのですが、終点でちょっと待ち時間がある
事もあるので急いでる方はちゃんと向いのバス停から乗りましょう!
私の乗ったバスは終点で15分ほど待ちました。
運転手さんが「前に停まってるバスの方が先に出るよ~」と
教えてくれたのですが、とにかく座っていたかったので
そのままバスの中で待ちました。
しばらくして出発したのですが、やっぱり64番は人が多いですね~
どんどん乗り込んできます。
観光客が多いのはもちろんですが地元の人も結構利用してるようです。
私は今回未遂に終わりましたが(やっぱりあれはスリに違いないと確信してます)
本当にスリは多いようですので、このバスに乗るときは十分すぎるほど
注意してた方がいいかもしれません。
座ってしっかりカバンを抱きしめておくのがいちばん安心かな?
スリも一人ではなく仲間たちと汚い手を使うこともよくあるようなので・・・

~スーパーでお買い物編~

無事テルミニ駅に到着しそのままホテルへ戻ろうと思いましたが
荷物を置きに帰るなら今の内に買い物も済ませておこう、ということで
スーパーへ寄る事にしました。
今回買い物したスーパーはサンタ・マリア・マッジョーレ教会のそばにある
(S.M マッジョーレ広場に面しています)
SMAとうスーパー。このスーパーはUPIMの地下にあります。
ホテルから歩いて数分、しかも品揃えもなかなか。
ただ、この辺の治安はあまりよくないように感じました。
私が行ったのは3時頃だったと思いますが、これ以上遅くには
来たくないな~と思いましたね。
本当は教会の中にも入りたかったけど何だか怖そうな怪しそうな人が
周りにたくさんいたので今回は諦めました。
今回、ローマとフィレンツェを旅して唯一怖いと感じたところでした。
(なるべく人通りの少ないところや治安の悪そうなところは避けていたので)

それでもスーパーで買い物して帰るくらいなら問題なしかなぁ。まだ明るいし。
いつもより早足で地下のスーパーへ・・・
思ったより中は広々としていました。何でも揃いそうな感じでしたよ。
私は荷物が増えると移動が大変なので今回はちょっと控えめに
これだけ・・・



クノールのリゾット5袋と定番のBACIチョコ。
ピッツァ味の日本版リッツのようなもの。

あとは欠かせない水↓



これだけ買って€10.19でした。
安いですよね。
水にいたっては、この500mlのものが€0.28でした。安いーーー!!
クノールのリゾットも安売り中で一袋€0.78でした。
今思えばもっと買っておくべきだった・・・

イタリアで水を買うときはガス入りもあるので普通の水を買うときは
気をつけないといけませんね。
私が今回買ったこの水(SAN BENEDETTO)、もちろんガス無しですが
ガス入りのものはフタとラベルのピンクの部分がブルーだったと思います。
スーパーでは(確か)6本組でパックになったまま置かれているので
ビニールを破って必要な分だけ持っていけばOKです。

レジに行くと買い物カゴから買ったものを取り出して
ベルトコンベアーの上に置きます。
仕切り用の棒が置いてあるので前の人の品物と混ざってしまわないように
その棒を間に置きます。
イタリアでは買い物袋は有料なのが一般的なようでレジで袋が
必要か聞かれます。「Busta?」(ブスタ?)てな感じで。
(SMAのブスタは無料でしたが・・・)
袋を貰ったらすぐに商品を入れてしまいましょう。
日本のように買い物カゴに入れて専用の台に移動、なんてことはありません。

無事に買い物を済ませ・・・というかたったこれだけしか買ってないのに
結構長居した(笑)。だってスーパーって楽しいんですもん!
荷物に制限がなかったらもっともっと買いたかったなー。

傘とガイドブック、買い物した物を置きにホテルへ戻って
ちょっと休憩した後、クイリナーレ広場→トレヴィ→パンテオンを
のんびりと歩きながら見てきました。
ゆっくり歩いていましたが、博物館とクーポラがたったのか
疲れが半端じゃない!
歩いてホテルまで戻ろうと思いましたが断念してバスへ・・・
ホテルへ戻り私のローマの旅が終わりました。

そういえば急に寒くなってきたなぁ~。。

次はローマまとめ編です!