茂木港の先端に灯台がある。
茂木びわの記念碑あたりから出発した僕の散歩は、ここが折り返し点だ。
ここでゆっくりと釣り人など見ながら休憩する。
いつもは2~3人の釣り人がいるのだが、今朝はいない。
1艘の漁船が港の入口あたりで、進んでいるのか留まっているのか分からない程度で操船している。
最初、港の中で作業をしているのかと思っていた。
しかし、そうでなくエンジン出力を絞りきった超スローで、この船は港に戻って来ている。
エンジンの音も聞こえない。
波も起きない。
省エネでの操船だ。
これまでの海の男風に、波を蹴散らす豪快な操船とは相当な違いがある。
漁師小屋近くに燃料値上げを告げる張り紙があった。
漁師の日常経費は、燃料費と自分の労務費でほとんど全てである。
この燃料費の値上げが、漁に出る原価そのものの高騰に直結している。
これまでの魚価の低迷で、漁師の労務費は既に下がり続けている。
漁師にとって労務費は、家族との生活費そのものなのだ。
下げるにもおのずと限界がある。
後継者が見つからぬ現状は、すでに限界を超えているのかもしれない。
漁師達の心中が穏やかであるはずもない。
やはり、
漁師自身のため、
そして地球のためにも
省エネでの操船が必要なのである。
それ以上に、日本の食糧の基本である良質な魚蛋白資源をどうしていくのかという国全体、国民の意思が僕達に問われているのではないだろうか?
決して漁師だけの問題でなく、僕達の問題である。
今こそ、僕達の知恵、政治の力が試されている。
(2008.07.12 朝 長崎市茂木港にて)
茂木びわの記念碑あたりから出発した僕の散歩は、ここが折り返し点だ。
ここでゆっくりと釣り人など見ながら休憩する。
いつもは2~3人の釣り人がいるのだが、今朝はいない。
1艘の漁船が港の入口あたりで、進んでいるのか留まっているのか分からない程度で操船している。
最初、港の中で作業をしているのかと思っていた。
しかし、そうでなくエンジン出力を絞りきった超スローで、この船は港に戻って来ている。
エンジンの音も聞こえない。
波も起きない。
省エネでの操船だ。
これまでの海の男風に、波を蹴散らす豪快な操船とは相当な違いがある。
漁師小屋近くに燃料値上げを告げる張り紙があった。
漁師の日常経費は、燃料費と自分の労務費でほとんど全てである。
この燃料費の値上げが、漁に出る原価そのものの高騰に直結している。
これまでの魚価の低迷で、漁師の労務費は既に下がり続けている。
漁師にとって労務費は、家族との生活費そのものなのだ。
下げるにもおのずと限界がある。
後継者が見つからぬ現状は、すでに限界を超えているのかもしれない。
漁師達の心中が穏やかであるはずもない。
やはり、
漁師自身のため、
そして地球のためにも
省エネでの操船が必要なのである。
それ以上に、日本の食糧の基本である良質な魚蛋白資源をどうしていくのかという国全体、国民の意思が僕達に問われているのではないだろうか?
決して漁師だけの問題でなく、僕達の問題である。
今こそ、僕達の知恵、政治の力が試されている。
(2008.07.12 朝 長崎市茂木港にて)
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