2月下旬。耶馬溪にある温泉へ嫁と出かけた。
折戸温泉という。
地球の底から湯が、
ゴボゴボっと間欠泉のように湧き出て温泉中に不気味に響く。
湯はそのまま湯船に注ぐ。暑くもなくちょうど良い湯加減である。
湯客は僕と近所の男たちだけ。素朴な温泉である。
温泉と道路をはさんだ向かいの崖に、僕たちが泊まる小さな宿「つきのほたる」はあった。
宿の部屋からは耶馬溪の雄大な景色が遠くに広がっていく。
翌朝は、雪の朝でとても美しかった。
雪化粧した山肌を朝陽が少しずつ山頂から中腹へと淡い黄金色で染めていく。風が吹きはじめた。枝からすこしずつ粉雪が舞い散っていく。
静かな世界に小さな動き。
温泉、豊かな自然、そして女将手作りの旨い料理に満足した旅だった。
写真帳 「九州写景 耶馬溪 雪 温泉」
(2011.02.17 深耶馬溪にて 大分県中津市)
折戸温泉という。
地球の底から湯が、
ゴボゴボっと間欠泉のように湧き出て温泉中に不気味に響く。
湯はそのまま湯船に注ぐ。暑くもなくちょうど良い湯加減である。
湯客は僕と近所の男たちだけ。素朴な温泉である。
温泉と道路をはさんだ向かいの崖に、僕たちが泊まる小さな宿「つきのほたる」はあった。
宿の部屋からは耶馬溪の雄大な景色が遠くに広がっていく。
翌朝は、雪の朝でとても美しかった。
雪化粧した山肌を朝陽が少しずつ山頂から中腹へと淡い黄金色で染めていく。風が吹きはじめた。枝からすこしずつ粉雪が舞い散っていく。
静かな世界に小さな動き。
温泉、豊かな自然、そして女将手作りの旨い料理に満足した旅だった。
写真帳 「九州写景 耶馬溪 雪 温泉」
(2011.02.17 深耶馬溪にて 大分県中津市)