夜明け雨まじりの突風で目が覚めた。スタートの10時23分頃は日がさしはじめ、雨で洗われた新緑がいっそう青かった。久しぶりの関CCで前回はいつラウンドしたかと記録をたどってみると、平成7年5月20日に同じ西コースを 44 45の89で回って以来であるから15年ぶりである。昨年は日本女子プロゴルフ選手権が開催されて、コース内の白い「フジ」も青い「フジ」も満開で風向きによってはほのかな香りも漂い、一段と格式が上がった感じもする関CCであった。同伴者は旧知のお二人のHira さんと、Yさんである。ティーマークは白マークでラウンドした。今日のテーマはコースの広さに惑わされず、飛距離よりもステディーなショツトで近年負けてばかりのYさんをうちのめすことであった。距離は 6177Yしかないが、朝までの雨でまだフェアーウェーは水をたっぷりふくみ ドライバーでもランはほとんどなく、390Yのミドルコースでドライバーナイスショットしても2打目はスプーンでもとどかない。ドライバーの飛距離は200Y しか飛ばないかと思うと寂しくなるが、今日のテーマ通り、決して飛ばそうとリキまないで、リズムよくふることを心がけた。そのせいか、 OUT 42 IN 41でYさんの90にはスコアで勝てたが、オリンピックでは、パットがいつものようにショートで、一人負けであった。老Hiraさんはコース途中のタケノコに目を奪われ、瞬くの間に同伴者全員のお土産に「朝とりタケノコ」を確保して勝敗のことよりも、美味しいタケノコの食べ方を説いた。先週のシーダーヒルズでは「タラの芽」を先週の谷汲では「コシアブラ」そして今週は「タケノコ」と春のゴルフは別の楽しみもあるものである。