月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

学ぶこと

2010-05-17 23:30:08 | 日記
先日、床に就いたら電話がなった。

元メンバーのトムソンからだった。(仮名、日本人です)

トムソンの言うことにゃ、今通ってる事業所から今月の工賃が支給されたのだが、いきなり能力給にすると宣言され、奈落の底に突き落とされた気分だと。

トムソンなりに一生懸命やってきたのに、評価が低く納得できないと。

トムソンは統合失調症の青年だが、おそらく発達障害の色も濃い。興味の対象が偏っているし、相手の気持ちを察することも苦手。

事前に聞いていなかったから混乱して、とトムソン。

自分の気持ちをまとめて、きちんと伝えてみたら、と私。

トムソンは素直な青年である。ゆえ、率直すぎてトラブルも起こす。

たとえば、メンバーピエール(仮名日本人です)に対して、ロバート(仮名日本人よ)が君を嫌っているよ。と悪気なく伝えたりする。

当然ピエール傷つく。

ピエールもロバートもまた、てんやわんやの発達障害ぽい青年なんです。

ロバートは待てない性格。

待てないから焦る。
待てないから憤る。
待てないから買う。
待てないから多量に服薬する。

そして、やたら電話をかけまくる。

うまく繋がらなかったり、自分の思いに添わない回答には納得しない。

で、人に愚痴る。言い出すと止まらない。

ある日、新人パートのサマンサがそっと教えてくれた。

ロバート君がぽぽんさん
(仮名、私です)
のことを…

耳を疑った。怒り、悲しみに絶句。

ロバートを呼んだ。

私が言っても、やってもいないことをみんなにいいふらしているのは何故?

ロバートは言葉をにごし、あれこれ言い訳したが、私は許さなかった。

私はうそは大嫌い!

それは、障害があろうとなかろうと、だ。

一時間に及ぶ話し合いの末、ロバートは懺悔録し、握手を求めてきた。

なんかよくわからなかったが、握手をした(-.-;)

むろんロバートには悪気はない。私をおとしめる気持ちもなく、ただ、何となく言ってしまい、収拾がつかなくなったらしい。

「サリーとアンの心の理論」(※発達テストのひとつ) を学ばなくとも、自然に付き合えば、人との調和は学べるものだ。

しかし、やはり教えてやっと知り得ることもある。

それが支援者としての私のお仕事なのでしょう。

私もまた、彼らから学ぶのです。

☆今日の月水食堂弁当

いつもお世話になり放しのビビアン(仮名日本人)と夫のデンタルドクター リチャードさん、そしてアシスタントのジャネットさんに私ぽぽんからの贈りもの

照り焼きハンバーグ
しめじと人参のソテー
なすの田楽 ほうれん草の白和え さやえんどうとトマトのサラダ
いちご、甘夏柑 です。

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