月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

ルミナリエ

2014-12-04 20:59:59 | 日記
今日から神戸ルミナリエが開催。

クリスマスシーズンのこの時期恒例のルミナリエ。鮮やかで息を飲むような光の競演に癒される。

たぶん9年前かなあ。姉リリィと甥のリッチモンド、息子デンゼルと四人で出かけた。

観光バスに酔ってしまい、現地に着いた時にはぐったり。前の日に仕事のイベントがあって、疲れがたまっていたせいもある。

点灯は五時過ぎ。神戸の街には昼前に着き、夜の集合時間までは自由行動だった。

南京街に行き食堂に入るも何も食べられず。なんかこの時くらいからバスやら船に酔うことが増え、せっかくのツアーが台無しというパターンが多くなった。
まず、自己管理の甘さが原因だけど。

体調の思わしくない私とは別行動で、姉と甥は街に繰り出し、息子も誘ってくれたが、元気の出ない私を気遣い、残ると言いはった。

心配かけてかわいそうだなと思いつつ、デパートの中なら座るところもあるからとゆっくり歩きながら、気がつくと息子とはぐれてしまった。

どうにもきつくて、子育て広場の長椅子で横になっていると、場内アナウンスで自分の名前が流れ目が覚めた。

息子が受付に行き、私を呼び出す手配をしたのだった。

案内所に行くと、野球帽とお気に入りのリュックを下げた息子の後ろ姿が見えた。

係の女性に励まされ、うん、うんとうなづいている。その姿にたまらなく胸が痛くなった。

小学生の頃は、わがままで癇癪もちの彼だったが、はぐれた私と再会しても怒りどころか頼もしい率先力で、デパート内の薬屋を探し出し、車酔いに効くドリンク剤を勧めてくれた。

それを飲んでしばらくすると気分も晴れ、めでたくルミナリエの美しさを堪能することができたのだ。

当時10歳の息子の小さな背中が、まるで大人のように大きく見えたあの日。

ルミナリエ、復興の願い。

もう20回になるんだね。



★木曜薬膳
ぶり大根
干しエビのかき揚げ、いも天
おなます
だしまきたまご
牛ごぼう炊き込みごはん
抜き菜の煮浸し
りんご、みかん