妻一人 子一人 と 一匹

2005.9.26 『妻一人 子一人』としてスタート
2010.3.18、2021.8.28、2023.3.26 改変

ある映画の感想

2021年03月27日 19時43分12秒 | Weblog

サブスクで原一男監督の映画を特集していたそうだ。

代表作の「ゆきゆきて神軍」。

この映画を教えてくれた人から「ガックリとうなだれてしまった」

という感想を聞いていたので、身構えながら見ていたせいか、

ガックリとなることはなかったが、途中で無意識のうちに

大きなため息をつく自分にびっくりしてちょっと笑ってしまった。

映画の終盤主人公の奥崎が、自身の信念による暴力を

肯定的に語るシーンが映し出された。

自身の信念、正義と言ってもいいだろう。

暴力は闘いと言い替えてみるか。

正義のための闘い...

こうするとカッコよく聞こえるかもしれないが、

コレ、国家間の戦争の理屈そのものじゃないだろうか。

戦争で家族を失った遺族に寄り添い涙を流し、

戦死した人のお墓に訪問し墓標を立てることが最高の供養と信じて

全国行脚を続ける人物の頭の中は、戦争を肯定する人たちと

それほど差がないように思えてならない。

笑い事で済む話ではないのだがなんだか滑稽に見えてきた。

自分の正義のためなら、傷害致死事件を起こし、標的とする相手の家に

押し掛けて居座り恫喝し、相手が病人であろうが暴行を加え、

ついには無関係であるはずの家族を相手に発泡して逮捕される男。

こういう人物はきっと、戦争を体験していてもしていなくても、

己の正義のためとあれば、きっとなんでもやるのだろうと思う。

100パーセント自分が、あるいは自分の信じていることこそが絶対に正しい...

平たく言えば典型的なハードクレーマーってヤツに分類されるのかな。

私は警察官ではないが、奥崎のような人たちから罵倒される側の

仕事をしている人間なので、総括すると終始気分が悪くなる映画だった。

いつの時代にもそういった資質を兼ね備えた人間ているものなんだなぁと、

しみじみ思った。


あと10日

2021年03月22日 23時30分37秒 | Weblog

一回目の単身赴任がまもなく終わる。次は何年後だろうか。

...なんて考えてみたところでまたユーウツになるだけだからやめとこう。

ここの職員寮に丸三年。久々の独り暮らしを満喫するつもりだったが、

なかなか思い通りにいかなかった。一番の痛手は、楽器の挑戦。

電子管楽器なるものを購入し、友人からノートPCを借りて練習を始めてみたが、

夏の暑さに耐えられず、だんだんと練習が苦痛になってきたところで、

北海道胆振東部地震によるブラックアウトを経験し、楽器のことは頭から完全に消え去ってしまった。

たった一晩のことだったのにとにかく怖かった。誠に情けない限りである。

電子管楽器にはスタンド含め29000円の出費。わずか半年いじっただけで、

その後は放置されホコリを被っていた。ハードオフの買取価格は8000円。

私の夢は、差し引き20000円也。何一つ身に付くことのない高い買い物であった。

改めて自身のセンスのなさを思い知った。

さて、4月から心機一転といきたいところなのだが、

またきっとなにか始めようとして失敗するのだろう。

とりあえず、週末は引っ越しの準備をして、また映画を見ることにしよう。

北見最後の夜は、もう一度シンエヴァンゲリオン観に行こうかな...


ことしの春

2021年03月13日 12時39分35秒 | Weblog

今週の火曜日は、夕方に異動の内示、深夜には日曜日に見たR-1の

とあるプロの芸人さんによる解説が聞けた。配信内容はすぐに削除されたのだが、

「そういう見方もあるか!」と目からウロコとはこのことだと思った。

映画もしかり、他の人の解釈を聞くのはとても面白い。

木曜日、14時46分に1分間の黙祷。夜はまたお笑いの配信ライブを

購入して大笑いした。好き嫌いがハッキリ分かれるだろうが、

私には大好物の内容のツイキャスライブだった。

今夜は「シンヱヴァンゲリヲン」鑑賞会。できればいつもの友人二人と

鑑賞後あーでもないこーでもないとグタグダ語り合いたいところだったが、

少しずつ引っ越しの準備しないととんでもないことになるので、

土日は職員寮で過ごすことにした。というわけで、今宵はひとり鑑賞会となる。

4月からは、自宅からの通勤が再開する。毎朝のルーティンとして

こんな日めくりカレンダーも買ってみた。

 

BSでは毎週日曜朝に「ウルトラセブン」がスタートするらしい。

春からのお楽しみとは裏腹に久しぶりの引っ越し準備に

開始早々うんざりしている土曜の昼下がりである。


コロナとオリパラ

2021年03月12日 22時32分07秒 | Weblog
ラジオから聞こえてくるコロナのニュースは、相変わらずだ。

首都圏はいったいどんなことになってるのだろう。

まるで別の国で起きていることのように思えてくる今日この頃である。

オリンピック・パラリンピックの開催は、ムリだろうと思い込んでいたが、

聖火リレーが再来週から始まると聞いてびっくりした。

そろそろアメリカ合衆国政府が「選手団の派遣を断念する」と宣言して、

そこからドミノ式に欧米諸国が次から次と追従、参加できる大国は中国だけ...

なんていうストーリーを思い浮かべていた。

テレビは見るだろうけど、なんか始まる前から冷めてしまう。

そうかまだやるつもりなのか...あぁそう...