妻一人 子一人 と 一匹

2005.9.26 『妻一人 子一人』としてスタート
2010.3.18、2021.8.28、2023.3.26 改変

男として

2011年12月30日 04時38分22秒 | Weblog
「北の国から」連続ドラマ(1980~1981)レビュー第4弾。
では早速はじめよう。



第17話
純と蛍が通っている小学校では一学期が終了。中ノ沢分校は終業式をもって閉校となり、
2学期から二人は本校に通学することとなる。
玲子と弁護士が雪子と一緒に富良野へやってきた。五郎との離婚調停のためである。
離婚の話が片付いた後、玲子は子供たちと富良野観光を楽しもうとするが、
蛍は母親に対し心を閉ざしたままである。
二日目の夜、また原因不明の腹痛により病院に運ばれた玲子に対し五郎は、
「ちゃんと診てもらった方がいい」と忠告する。「バチが当たったのね・・・」と玲子。
玲子が東京に帰る日、蛍は「具合が悪い」と理由をつけて母親の見送りを拒否。
やきもきする純、そして仮病と見ぬいた五郎だったが、「好きにしなさい!」と突き放す。
富良野を去る前に親子3人で墓参りをする。玲子にとっては富良野の墓地は思い入れの地なのだろうか。
そして、再び「バチが当たったんだわ・・・」と言い放つ。

そのとおり。あなたには天罰が下ったのです。それはすべてあなたの責任なのです。

玲子と弁護士を乗せた列車は札幌へ向かって走っていた。
すると、川の向こう側を列車を追いかけ走る少女の姿があった。蛍だった。


離婚調停に際し、弁護士と五郎で親権や財産分与などの最終確認が行われた場所は、
私も2度訪れたことのある「ふらのワインハウス」だった。
二人が座っていた席は、多分今年8月に長男と二人で行った時と同じ席だったと思う。
この回には3人の女性が登場するが、それぞれ対照的で実に興味深かった。
過去の過ち(五郎以外の男と浮気)について、許してもらいたいが半ばあきらめている玲子と絶対に許せない蛍。
お互いに許されることではないとわかっているから、歩み寄ろうとはしない。
しかし最後、ほんの一瞬だけこの二人が心を通いあわせる。不覚にも涙が出そうになった。
そして、淡々と仕事をこなし、片づいた途端に即観光モードに切り替わるしたたかな女弁護士。
母娘の間の重苦しい空気をものともしない、プロの仕事人である。

ちなみにこのドラマでしばしば登場する「札幌行・急行狩勝」は、現在では運行していないそうだ。




第18話
昭和56年7月26日・日曜日、空知川をイカダで下るというイベント。
現在でも行われているらしい。
北の国からの役者陣も、一般人に交じって参加。前半は川下りのシーンだけがずっと流れる。
玲子と正式に離婚してから、まだ1週間もたっていない五郎だったが、こごみというホステスに一目ぼれする。
男として、オスとしての本能むき出しである。
純と雪子は観客の中に、第11話で姿を消したつららの姿を発見。後半はつらら探しで大人たちが振り回される。
草太は、自分が捨てたつららに対する想いと今慕っている雪子への想いで、頭がおかしくなっていると告白。
自分がバカであることは自覚しているようだ。
その夜、蛍は担任の涼子と「UFOを見に行く」と言って家を出たまま帰ってこなかった。




第19話
警察も動員するという騒動になってしまったが、大事には至らず蛍と涼子は無事だった。
蛍は大人たちに迷惑をかけたことについては気にもかけず、涼子がUFOを呼び寄せ宇宙人と交信していたと、
興奮して純に一部始終を話す。
純はUFOに遭遇した蛍をうらやましく思いながらも、周囲の人たちに迷惑をかけたことについて妹を叱り、
妹の話を信じなかった。・・・いや信じないフリをしていたといった方が正しい。
五郎は、以前に体罰をきっかけとして児童が自殺するという”前科”のある涼子を気遣い、
純には決して口外しないよう告げる。
しかし、札幌でボクシングのデビュー戦を行う草太を取材に来たカメラマンに、ついあの夜の騒動のことを
話してしまう。
その結果新聞には、児童と山で遭難しかけた教師に関する記事のため、ボクシングにかける青年の記事は
紙面の隅に追いやられてしまった。
公表されてしまったことで事情聴取される五郎。帰宅後も表情は曇ったままである。
純は口止めされていたにもかかわらず、よりによって新聞の取材班に事件のことを漏らしてしまったことに
対し五郎に謝罪するが、五郎が落ち込んでいる理由は別のことによるものであった。
それは、離婚届が正式に受理され、戸籍上も玲子との間で正式に離婚が成立したからであった。
五郎は、義理の妹ではなくなった雪子に「こんな紙切れ一枚で・・・」とため息交じりに吐き捨てる。

・・・?!
ちょっと待て。晴れて離婚が成立したらスッキリするってもんじゃないの?
何の未練があるっていうんだ?何で離婚することにしたんだ?!
離婚経験がない私には到底理解できないことなのかもしれない。
未練があるようにしか見えないんだけどな・・・。

ちょっと出かけると向かった先は、こごみが勤めるスナック・駒草。
駒草には、親子3人と雪子で「北海へそ祭り」に出かけた帰りに立ち寄り、
五郎はこごみとすっかり懇意になっていたのだ。
その際には、中畑の裏の顔も知ることとなる。彼は他人の不幸話を自分の身に起きたことのように語り、
ホステスたちの気を引くことを得意としていた。こごみは見抜いていたらしい。

前回の来店時と明らかに違う様子の五郎をなんとか元気づけようと、カラオケで「銀恋」を歌おうとするが、
五郎は玲子との結婚披露宴での出来事を思い出し、ますます辛くなるばかりであった。
高中正義の音楽と開高健の著作が好きだというこごみは、そんな五郎を見かねて自分の部屋に誘う。
そして・・・




黒板五郎、

離婚からわずか2週間もたたないうちに、

こごみと肉体関係を・・・



堂々の朝帰り。
自宅では玲子と離婚したことにより”他人”となってしまった雪子と蛍が待っていた。
蛍を抱き上げる五郎。

「おとうさん、ラベンダーの香りがする・・・」
凍りつく3人。純はまだスヤスヤと寝ているようだ。




第20話
UFOに遭遇したという蛍にテレビ局から取材の申し入れが入った。
初めは嫌がっていた蛍ではあったが、父親に新しい恋人ができたという寂しさからか、
純の「母さんが見てた番組だぞ。母さんが見るかもしれないぞ」との言葉に、
取材に応じることを決意する。
放送当日、中畑の家に集まった人々で、画面に映し出された蛍の姿に一同歓喜の声を上げたが
それもつかの間、その番組のコメンテーターは同行していた小学校教諭の不始末を糾弾し、
蛍が見たというUFOについても、疑念を抱くコメントを述べるという、批判的な番組内容に
その場は静まり返る。
ひどく落ち込んだ蛍に五郎は、帰宅後「みんなでピクニックに行こう」と提案する。
昭和56年8月5日。ピクニック当日。
純は五郎の異変に気付く。なんとピクニックには見知らぬ女・こごみの姿が。
純はデレデレとした父親を軽蔑し、蛍は”ラベンダーの香り”の正体を目の当たりにし、
二人の子供は、この”部外者”に対し不快感をあらわにする。

離婚が成立してから、一か月もたたないうちに新しい女を子供たちに披露する父親。
子供たちに対する気遣いは皆無である。欲望の赴くままこごみの店に通いつめ、恋に浮かれるがまま
子供たちに新しい恋人を見せびらかす。大したもんだ。

それから2日後、七夕(全国的には7月7日だが、北海道は一か月後となる)の夜、純は涼子を発見。
蛍と山で遭難しかけたことの責任を取って、富良野から転勤させられることとなった涼子に
自分が新聞記者に暴露したことが原因となったことを謝罪する純。それに対して悪いのは自分であると涼子。
そしてお別れの前に、自分にもUFOを見せてほしいと懇願する純。
しかし、風邪をひいて熱を出した純は、待ち合わせの場所に一時間も遅れて到着。
そこに涼子の姿はなかった。突如降り出した雨の中、必死になって探す純。
すると、山の中でUFOらしき光の物体に吸いこまれていく涼子の姿を目撃する。
そのあとの記憶が純にはなく、びしょぬれで帰宅したあと風邪をこじらせ一週間寝込んでしまう。


ドラマの中で3回UFOが登場するが、回を追うごとに信憑性に欠けるように思われる。
一度目のUFOは、子供たちが光る物体を追いかけているうちに山中で発見。
二度目のUFOは、涼子が蛍を催眠状態にしたことも考えられなくもない。
三度目のUFOは、純が発熱で幻を見ていたにすぎないと思わざるを得ない。
果たして、涼子はこの騒動で懲戒処分を食らったのだろうか。
免職ではないようだが、停職、減給、戒告は受けたのか。
それとも夏休み中で、教師と児童と間のプライベートなことだからお咎めなしだったか。
北海道教育委員会並びに富良野市教育委員会は、彼女にどんな判断を下したのかとても気になった。
この教師、東京からやってきたとのことだったということは、いちど退職して北海道の教職員採用試験を
受験し合格したということなのだろうか。このことも非常に気になった。
こうして「不思議系」小学校教諭の涼子は、本シリーズにてこの回を最後に姿を消す。

涼子が富良野を去ったころ、富良野ではある噂が広まっていた。


つづく


メリークリスマス

2011年12月25日 23時40分06秒 | Weblog
クリスマスが終わった。めでたしめでたし。
今月に入ってから、どうも暴飲暴食がとまらない。
とにかく食べ過ぎては腹を下すことを繰り返している。この3連休もしかり。

明日は高校時代の友人3人と札幌で久々の再会。
アルコールは、今月の初めにやらかしてしまい、懲りたので控えるとは思うのだが、
深夜にラーメンとか行きたくなる衝動をすでに今から抑えられない。

わかっちゃいるんだけどなぁ・・・。

なんとなく・・・

2011年12月18日 00時00分05秒 | Weblog
ようやく体調が戻ってきたといいたいところだが、
なんとなく調子が悪い。

昨日は職場の新年会。一次会で早々に退散。少し夜更かし。

本日は子供の音楽教室が休みだったが、
子供二人を連れてインフルエンザの予防接種を受けに行った。
長男(7さい)が幼児のころは、「ちゅうしゃ」と聞いただけでギャーギャーと
泣け叫んでいたが、さすがに小学校に上がると、ガマンはできるようになった。

相乗効果で次男(1さい)もアニキの真似をして、ちっとも泣かなかった。
よくやった、二人とも。

なんとなく年が暮れていきそうだ。
そしてまた今日もなんとなく夜更かししてしまいそうだ。

久々に・・・

2011年12月04日 23時04分32秒 | Weblog

先週金曜日の夜、酒が苦手なくせに缶チューハイ3本と日本酒を一杯飲んだ私は、
帰宅後30分以上にわたって、トイレに立てこもり悶絶していた。死ぬかと思った。
何とか酔いが覚めて、11時くらいから一時間ほどうたた寝。
深夜番組を見た後、パソコンの電源をつけて、午前3時半くらいまで夜更かし。
翌日、日中は頭が朦朧としていたが、夜また目がさえてきて、友人とチャットを4時間。
就寝は朝の4時。


久々に若いころのように大マヌケな週末~休日を過ごした。

明日からは節制いたします。