妻一人 子一人 と 一匹

2005.9.26 『妻一人 子一人』としてスタート
2010.3.18、2021.8.28、2023.3.26 改変

まぬがれた

2014年05月31日 22時34分00秒 | Weblog
「家を建てる」と、私の両親に告げたらどんなことになるか気になって仕方なかった。


10年くらい前だったろうか。父親が実家の敷地を広げると言い出し一悶着あった。
母と姉は、我関せずの立場をとり全く無関心。兄はきっと適当に父をあしらったのだと思う。
しかし長男から軽く後押しされたと思い込んだおめでたい性格の父は、私に対して猛烈にアプローチしてきた。


「将来、お前たちが住むかもしれないんだから、土地代を出せ」


そんな言い方ではなかったが、要するにそういう内容であった。


「こんないい話はないぞ、職場の人たちに聞いてみろ」これは確かに言われた記憶がある。


私は「住みもしない、将来住むかどうかもわからない土地に金など出せるわけがない」と猛抗議した。
私にとっては、非常に腹立たしく無駄としか言い様のない長い長い議論の末、
<父さんの好きにしてください>というところに落ち着き、我が家からの無駄な出費はまぬがれた。
土地代は父が一人で負担し、現在は広げた土地で土いじりに没頭中である。


私が生まれ育った実家は、帰るたびに景色が変わり、もう一度戻りたいという気にはとてもなれない。
父は未だに諦められないのか、酔っ払うと実家の土地の話を持ち出してくる。


そんなことがあったものだから、現在私が実家から離れた地で物件探しに奔走しているということは、
母親を含めて実家には隠していた。しかしどうせいつかはバレる。おそらく今年の夏休みくらいには。
だいたい隠しているということ自体、不自然に思えてきた。
だからとりあえず母親に、そのことをありのまま伝えた。

「お父さんの気持ちも考えて、このことは内密に・・・」なんてメールが来ることも想定していたが、
結果は「その時はお祝いを持ってお邪魔します」という、なんともめでたい内容であった。
父の耳には入っていないのかもしれない。でもまあ、とりあえず両親のうちひとりは賛成してくれた、ということにする。
あとは何言われようとお構いなし。両親が声を揃えてとやかく言ってくる最悪の事態はまぬがれたのだから。


結婚を決めたことを伝えたときは、そりゃあもう大変だった・・・
あ、思い出すと辛くなるから、今日はこのへんでおしまいとする。




兄貴の真似 その2

2014年05月27日 21時58分07秒 | Weblog
以前、兄が『男はつらいよ』のDVDを全巻鑑賞したという話を聞いた。

「一回見てるはずなのに、何で今更そんな映画見てんだ?そんな暇あったら仕事しろよ」

なんてこと思っていた私が、現在毎週土曜の夜にBSで放送されている『男はつらいよ』にハマっている。

正直、映画としては面白くないと思う。必要のないシーンや説明台詞が多いし、スポンサーへの配慮が

素人が見ていてもわかるほど露骨だし。

山田監督が映画を心から愛してやまない気持ちは、「もういいよ・・・」というくらい伝わってくる。

でも、ついつい見てしまうんだよなぁ。

やっぱり寅さん演ずる渥美清の存在かな。

それと寅さんがピッチャーに例えるなら、名キャッチャーと言えるであろうさくら(倍賞千恵子)も最高である。

映画を見るとついストーリーを追いかけることだけに集中してしまいがちだが、

寅さんシリーズは、ストーリーより役者陣の顔の動きとか、一つ一つの動きに心惹かれてしまう。

シリーズ中期からは、幼き日の吉岡秀隆も出演している。

初代満男を演じていた子役とは、レベルが違いすぎて笑ってしまった。


もし、渥美清がもう20歳くらい若かったら、北野映画に出て来てくれないかな。

兄貴の真似

2014年05月25日 21時07分45秒 | Weblog
兄が『ゴー宣道場』というサイトを毎日見ているようなので、私もちょいと拝見。

おや、骨法の創始者が名前を連ねているじゃないか。

かつて格闘技に燃えていた頃、骨法のビデオも当然借りてきて目を皿のようにして

鑑賞していたことを思い出した。


小林よしのり氏について、ウィキペディアで検索。全然頭に入ってこない。

やっぱり、アニソン聴きながらじゃダメか。

今の私にとっては・・・


『ゴーマニズム宣言』より『ゲッターロボのテーマ』byささきいさお

目からウロコ

2014年05月22日 21時32分10秒 | Weblog
引っ越してもうすぐ2ヶ月。

長男は、転校した小学校に通っている幼馴染と、「交換日記」ならぬ「交換漫画」に没頭している。

自分たちでポケモンの話を創作しているのである。彼らのノートには、古代エジプト時代の壁画に

出てくるようなポケモンたちと、決して達筆とは言い難いネームで埋め尽くされている。

本人たちは大真面目。昨年のクラス担任の先生の言葉を借りると、「微笑ましい光景」である。


そんな長男が今欲しくてやまないのは、自分の部屋である。

といっても、その気持ちの半分は私が焚きつけたようなものだと思うが。

車で2時間の展示会場には2度訪れ、そのうち一回は入居者のいるお宅を見学。

近所の新築住宅の見学会にも足を運んだ。

ハウスメーカーさんに話を聞くと、最近の住宅は私には想像もつかないようなハイテクノロジーを

駆使した設備が満載されている。

雪国なのにストーブがいらない、パネルヒーターもない、タンスもいらない、ガスレンジもいらない。

私の常識を覆すような住宅設備ばかりであった。まさに目からウロコ。

実際にそういう家に住んでいる家族に会ってきたのだから、これは紛れもない事実である。


いや、ひょっとしてサクラか?まさかあんな手の込んだ手口はないだろう。

とにかく、営業マンの方にとって私は、いいカモであることは間違いない。


私が実家のことなど目もくれず、物件探しに奔走し、毎日マイホーム建築のことばかり考えてるなんて

実家の両親が知ったらどんなことを言ってくるだろうか。きっとものすごくうるさいだろうなぁ。



金曜日の夜

2014年05月17日 13時22分06秒 | Weblog
アニメ『妖怪ウオッチ』の人気がスゴイらしい。

我が子二人もこのブームにどっぷりとハマっている。

毎週金曜日午後6時30分からの30分間が、現在彼らにとっての聖なる時間帯である。


そしてこの番組が終わると、チャンネルを変えて『ドラえもん』~『クレヨンしんちゃん』の黄金リレーである。

その間私はうたた寝タイム。至福の時である。


私が子供だったら、やはり金曜の夜はテレビにかじりついていくことだろう。

でも今は眠るだけ。

そして、子供が寝静まり妻が風呂に入った頃を見計らって、私の時間が始まるのである。

NHK朝の連ドラ、BSジャパンで毎週放送されている「男はつらいよ」、30分アニメ7本、海外ドラマ2本。

大忙しである。

昨夜は映画「ミリオンダラーベイビー」とアニメを2本。最高の夜であった。