妻一人 子一人 と 一匹

2005.9.26 『妻一人 子一人』としてスタート
2010.3.18、2021.8.28、2023.3.26 改変

透明人間

2019年03月31日 11時44分46秒 | Weblog

久々に面白いアニメを観た。

山下明彦監督の「透明人間」。制作会社のポノックはスタジオジブリの後継会社らしい。

「ジブリ映画は女子供が見るモノ」なんて辛辣なご意見を聞いたことがあるが、

「透明人間」は、そういうファンタジックな作品とは一線を画す映画ではないだろうかと思った。

『ポノック短編劇場』という3話の短編の中の一つなのだが、DVD化されて間もないの作品のようで、

内容についてはネタバレとなるためここでは割愛する。

エンドテロップが流れ、私が”これはおもしろい!”と言おうと思っていた矢先に、

妻が、「意味が分からん」「モヤモヤする映画だ」と感想を述べた。子どもたちもすかさず同意。

確かにぱっと見だけではわからないかもしれない。でも大好物なんだよなー、こういうの。

 

夫婦間の価値観の違いってこういうことなのかね・・・フッフッフ・・・

 

 


ポラロイドカメラ

2019年03月23日 22時43分37秒 | Weblog

子供たちと、昭和40年から50年代にかけて放映されていたCMをYoutubeで見ていた。

ポラロイドカメラのCMで、「たった1分で写真ができる!」という触れ込みに長男がすかさず

「1分もかかるのかよ・・・」とツッコミを入れていた。

今の子供たちにとっては、撮影したその場でどんな風に撮れたか確認できるのが当たり前なのだ。

写真を撮って、現像に回して・・・なんていう手間を知らない。スゴい時代になったもんだ。

そのうちクルマなんて必要がなくなる日も来るのではないだろうか。

スタートレックみたいな転送装置が開発されれば、単身赴任なんてのもなくなる。

まあ、私が生きてる間にはムリだろうけど。

明日も長距離運転。ガソリン代が砂地に水を撒くようにどんどん消えていく。

運転はめんどくさいし、金はかかるし、困ったものだ・・・。

 


理想と現実

2019年03月16日 23時43分12秒 | Weblog

立川志の輔師匠のエピソードで、こんな話を聞いた。

『高校生のころ一緒に住んでいたじいちゃんが、ある日テレビを見て笑っていた。

当時のブラウン管には、舞台の上で座布団に座ったおじいさんが何やらしゃべっている。

テレビの中のおじいさんを見て、ウチのおじいさんが腹を抱えて笑っているという、

なんとも不思議な光景が印象に残っていた』

その後大学に進学し上京して初めて、志の輔師匠のおじいさんがテレビを見て笑っていたものは、

「落語」だったということを知ったそうだ。多少デフォルメされているのかもしれないが、

そういうことだったらしい。

 

私は大学生になって初めて、マイ楽器というものを手にした。

音楽の授業や学芸会以外での音楽経験というと、たしか学校行事か何かのために結成されることになった鼓笛隊に

なぜか私も参加することになり、数週間か数ヶ月間ティンパニーを叩いていた記憶がある。

その鼓笛隊における打楽器パートは、おまけのような感じだった。

タイコの音程の合わせ方を教わっただけで、難しい譜面もなく自由にポコポコ叩いていた。

とても楽しい時間だった。小学校低学年のころだったろうか。

それから10年以上、どういうわけか楽器を演奏する機会にめぐり会うことはなかった。

大学入学と同時に自分だけの楽器を手に入れたが、人前でカッコよく演奏するという目標は、

わずか2年足らずで無残な結果に終わった。

でも、人前でカッコよく・・・の夢はなかなかあきらめられない。

そんな未練から、昨年電子管楽器を購入したのだが、現在はホコリが山のように積もった状態で放置されている。

最近では仕事から帰ってきて、落語を聞くか本を読むかしていたら、もう”おやすみなさい”の時間となる。

「働き方改革」なんて聞かれるようになっても、朝早くから夜遅くまで命を削るように働いている人々が

まだたくさんいるというこの時代に、なんなんだこのバチ当たりな生活は・・・。

しかし、もう私にはこんな楽しみ方しか残されていないような気がしている。

なんともわびしい春の夜である。


『心はいつでも・・・』

2019年03月02日 23時16分49秒 | Weblog

「もしもピアノが弾けたなら」(1981年)を無性に聴きたくたなったので、Youtubeで繰り返し聴いている。

「池中玄太80キロ」という日本テレビ制作のドラマの第2シリーズの主題歌である。

放送日と放送時間は土曜日の夜9時だった。毎週楽しみにしていたものだ。

ドラマの演出スタッフの一人、石橋冠さんは実家の父親の高校の同級生&演劇部出身だったそうで、

石橋さんの演出の回には、父が嬉しそうな顔で「冠ちゃんだ、冠ちゃんだ」と言っていたのを記憶している。

歌詞入りの動画をみて次男が「かなしいうただね」と言った。

まぁ、確かにそのとおり。

でも、西田敏行さんがこの”かなしいうた”を優しい顔で歌ってるのがまたいいんだな~

そして私の人生はまさにこの歌のとおり。

たった3分45秒の歌の中に私の45年間が凝縮されているといってもよい・・・なんて感情移入してしまうほどの歌である。

 

来週日曜日は、ヴァーチャル・孤高のピアニストの友人(笑)と、同じく長い付き合いになる友人が

シンセを担当しているアマチュアバンドのライブ鑑賞。

昼飯喰って、グダグダしゃべって、ライブ見て、コーヒーすすりながらまたグダグダしゃべる。

これがたまらなく楽しい。

「心はいつでも半開き 空回り」なのでありますが・・・。