さて2020年のお盆休み後半戦。楽しいことづくめだった。
初日の13日は、毎年恒例となっている家族4人での「夜の旭山動物園」。ちょうどこの日が年間パスポートの使用期限日だった。
いつもは寿司ロボットが握る格安の回転寿司店ばかりなのだが、久々に人の手で握るいつもよりはお値段の張る回転寿司屋で、
「せっかくの夏休みなんだから!」を合言葉に好きなだけ食べてきた。実は、長男が食べ盛りを過ぎたらしく、もうバカみたいに食べなくなったのが
来店の理由の一つでもあったのだが・・・
おなかも満腹になったところで、いつもの東門駐車場(料金無料)に車を止めていよいよ入園。
カピバラの味のある表情にくぎ付けとなった後は、クモザル、テナガザル、オランウータン、ニホンザルなどなど、
我々と祖先が一緒であるといわれている動物たちを鑑賞した。ちょうどチンパンジーの就寝の時間で、「チンパンジーの森」でかなりの長時間を過ごした。
この日最後となる食事の後、飼育員さんがチンパンジーたちにズタ袋のようなものを配っていた。すると彼らは自分たちの寝床にそれを広げて、
”敷布”の上にゴロンと横になって眠ろうとしていた。
要領の悪いチンパンジーは敷布団を獲得できない。「欲しいなぁ…」という顔を見せながら、仕方なく目を閉じていた。
「車の渋滞を避けたいから閉園の21:00前には帰ろう」と言っていたのだが、結局閉園ギリギリまで滞在していた。
翌日はものすごい筋肉痛で、外出したのはその翌日の長距離運転のためにガソリンを入れに行く程度で、完全な”休養日”となった。
翌15日は、【お墓参り その2】。正確には、妻の実家近くのお寺にお参りに行く”お寺参り”である。以前は妻の実家に泊りがけでお邪魔していたのだが、
2,3年前からは、日帰りするのが定番となっている。自宅があるここ旭川市は、私の実家である札幌市と妻の実家の紋別市(もんべつし)のちょうど中間地点。
マイホームを建てるときに、”どちらの実家にも行き帰りが便利なところ”と目論んで建築した狙いが見事に的中した(自画自賛)。
そんなわけで片道150kmくらいだろうか、朝8時にスタートし途中休憩をはさみながら、湧別町(ゆうべつちょう)のお寺に到着。
道の駅でポケモンのマンホールを見つけ、長男は急いで写真を撮りに行ったが、私にはその価値が分からない。とりあえず写真に収めてみた。
お寺参りのあとは4人で昼食。妻と結婚し長男が生まれるまで住んでいた遠軽町(えんがるちょう)の洋食屋に10年ぶりくらいに訪れた。
いやー食った食った。
「お昼ご飯に・・・」と義母から渡されたお昼代の予算を大幅にオーバーし、「うめー!うめー!」を連発するバカ食い家族のランチは大いに盛り上がった。
お腹いっぱいで眠くなった眼をこすりながらの帰り道には、最後の〆に当麻町(とうまちょう)のスイカソフトを食べた。
15時半ごろに帰宅し、妻が買い物に出かけ、子供たちは再びタブレット・Switch三昧と、我が家はいつもの休日モードに戻った。
最近テレビで「火垂るの墓」を放送しないので、夜は「ひろしま」を観て平和ボケな自分に喝を入れてみた。
「火垂るの墓」は2、3度か見たが、あまりに悲しすぎる内容に毎回泣いてしまうので、あるとき”もう二度と見るもんか”と固く誓ったのだが、
地上波で放送されてないことを知ると、風物詩がなくなりなんだかさびしくなってきて、戦争の悲惨さを描いた作品をどうしても見たくなってしまった。
お盆休み最終日となった今日は、また二日前と同じくひたすら家の中でゴロゴロ。
というわけで、明日からの通常業務のことを考えると憂鬱だが、許される限り残った時間をのんびりと過ごすことにしよう。
少し早いが、『2020年お盆休み 完』