
元日といえばこれ! なんと元日にも放送されていたんですネェ。
●「怪彗星ツイフオン」昭和42年1月1日放映
どくろ怪獣レッドキング 彗星怪獣ドラコ 冷凍怪獣ギガス登場
制作第25話 放映第25話 脚本:若槻文三 監督:飯島敏宏
彗星ツイフォンの接近による異変に対処する前半の緊迫感から、一転して後半の複数怪獣登場の娯楽編へ。元日に放送されることを十二分に考慮されたサービス。リアルタイムで視聴された方が羨ましいです。
サブタイトルは「ツイフオン」ですが、映像作品内では一貫して「ツイフォン」と発音されます。一説によると、麻雀の「本一色(ホンイーソー)」の通称「ホンイツ」から命名されたそうです^^;
イワモト博士の報告によって、彗星ツイフォンの接近と地球への衝突の可能性を知る科特隊員。「地球が消滅する」と聞いて失神するイデ隊員が可笑しい!(^o^) 飯島監督の演出では、コメディ・リリーフとしてのイデが活躍することが多いです。私はそんなイデ隊員が大好きでした。飯島監督の『ウルトラマン』での演出は、このエピソードで最後になるのが惜しい‥‥。
さらに細かい軌道計算によって、ツイフォンの地球との衝突は辛うじて回避されると聞いて、胸を撫で下ろすフジくん。しかし「5万5860km」という紙一重の差を重要視し、考えられる最悪の事態に備える科特隊。ん~、プロフェッショナルだなぁ~。大した影響は無いという電子計算機による報告に、ほっとしてコーヒーを飲む科特隊員。出た! 塩入りコーヒー!
しかし、宇宙線によって水爆が自然爆発する虞があることが科特隊パリ本部から連絡されると、極東支部内に緊張が走ります。イデはオホーツク海に廃棄されて行方不明となった6個の旧型水爆の事件を思い出しますが、アラシは「デマだよ、あの話は!」と否定します。「デマならデマで、確認しておく必要がある!」というイデの言葉には説得力がありますネ。ん~、プロフェッショナル! 科学者としてのイデの冷静さも感じられます。
さらに、日本アルプスで放射能が検出された事件をキャップが心配していると、イデはそのこともお見通し! 水爆探知機まで作っておくとは!! やるぅ~!(^o^) しかし‥‥、半径20km以内しか有効でないことをアラシになじられ‥‥。
「もう少し性能がイイはずだったんだけどネェ‥‥。理論的には。」
なんて。へらず口もちょっと弱気‥‥。
水爆の影響を避けるために地下に避難する人たちの中には、勝部義夫さんや中島春雄さんの顔が見られます。
実景と真っ赤なツイフォン、そして赤い空とその反射の合成が見事です。
ホシノくんが隊員服で脈絡も無く登場。津沢彰秀さんはケガで降板されてしまうので、これが出演する最後のシーンとなってしまいました。
「日本アルプス」という設定の雪景色は、長野県の霧が峰で撮影されたそうです。ハヤタやイデでなくても、この景色を見たら感激してしまいますネ。あ~、スキーに行きたい!
イデがギガスを発見し、ビートルに搭乗して接近すると、今度はアラシがドラコの飛来を目撃します。そしてレッドキングが登場して、3大怪獣による争いが。
水爆探知機が爆発してしまうほど強力な反応、そしてあの鳴き声! 期待を抱かせるレッドキングの登場です。しかし‥‥「怪獣無法地帯」よりさらにコミカルで、レッドキングが人間くさい動きをします。子どもの頃から、私はこのコミカルさがちょっと苦手でした。レッドキングは「カッコいい怪獣」の印象があるもので‥‥。
しかし、レッドキングが水爆を飲み込んでいることがわかっているので、緊張感は持続します。
ハヤタが「あの怪獣の首のところ」と言って指差すところで、レッドキングの首のアップカットが挿入された方が、親切な編集だったかなぁと思います。
「乾燥爆弾」なんて、アラシも知らない新兵器まで開発していて、今回のイデはホントに大活躍です。
ウルトラマンは水爆を飲み込んでいるレッドキングに手を焼き、とどめを刺すことができません。初代は首投げだけで倒せましたが、今回はカラータイマーが赤く点滅しても決着がつきません。これでこそレッドキングの強さが引き立ちます。
無事に事件が解決しても、しかめっ面で計算しているイワモト博士。3026年7月2日には、今度は地球と衝突するとは‥‥。同じく、地球とペガッサ市の衝突をテーマとした『ウルトラセブン』第6話「ダーク・ゾーン」も、若槻文三氏による脚本でした。
●レッドキング(2代目)

「初代レッドキング」が「アボラス」に改造され、再び「レッドキング」へと戻されました。ただし目は変更されていて、電飾が仕込まれています。また、首のしなり方と頭部の角度が異なります。体色も金や銀が使われ、雪山に映えるデザインとなっています。
ハヤタのセリフにもあるように、首に水爆を飲み込んで引っかかっているような突起が見られます。
鳴き声は初代と同じく、「ガイラ」の音素材が流用されています。
●ドラコ

デザイン段階と着ぐるみの完成時は、右手は巻尺状の鞭になっていましたが、撮影前に鎌に変更されました。昆虫を思わせる透明な羽、鋭角な顔つきと、鋭い目が特徴的です。
飛行能力以外の特殊能力の描写はありません。
鳴き声は新規作成されたものでしょう。のちに『帰ってきたウルトラマン』で多用されます。
レッドキングに羽をむしり取られ、倒されました。
●ギガス

「ヒドラ」の着ぐるみがエキスプロで改造されました。
ギリシャ神話の巨人族「Gigantes」から命名されました。UMAの「ビッグフット」をモチーフとしてデザインされたものと思われます。
「冷凍怪獣」の別名を持っていますが、冷凍光線などの特殊能力の描写は作品中には一切ありません。
科特隊の乾燥爆弾によって倒されました。
●「怪彗星ツイフオン」昭和42年1月1日放映
どくろ怪獣レッドキング 彗星怪獣ドラコ 冷凍怪獣ギガス登場
制作第25話 放映第25話 脚本:若槻文三 監督:飯島敏宏
彗星ツイフォンの接近による異変に対処する前半の緊迫感から、一転して後半の複数怪獣登場の娯楽編へ。元日に放送されることを十二分に考慮されたサービス。リアルタイムで視聴された方が羨ましいです。
サブタイトルは「ツイフオン」ですが、映像作品内では一貫して「ツイフォン」と発音されます。一説によると、麻雀の「本一色(ホンイーソー)」の通称「ホンイツ」から命名されたそうです^^;
イワモト博士の報告によって、彗星ツイフォンの接近と地球への衝突の可能性を知る科特隊員。「地球が消滅する」と聞いて失神するイデ隊員が可笑しい!(^o^) 飯島監督の演出では、コメディ・リリーフとしてのイデが活躍することが多いです。私はそんなイデ隊員が大好きでした。飯島監督の『ウルトラマン』での演出は、このエピソードで最後になるのが惜しい‥‥。
さらに細かい軌道計算によって、ツイフォンの地球との衝突は辛うじて回避されると聞いて、胸を撫で下ろすフジくん。しかし「5万5860km」という紙一重の差を重要視し、考えられる最悪の事態に備える科特隊。ん~、プロフェッショナルだなぁ~。大した影響は無いという電子計算機による報告に、ほっとしてコーヒーを飲む科特隊員。出た! 塩入りコーヒー!
しかし、宇宙線によって水爆が自然爆発する虞があることが科特隊パリ本部から連絡されると、極東支部内に緊張が走ります。イデはオホーツク海に廃棄されて行方不明となった6個の旧型水爆の事件を思い出しますが、アラシは「デマだよ、あの話は!」と否定します。「デマならデマで、確認しておく必要がある!」というイデの言葉には説得力がありますネ。ん~、プロフェッショナル! 科学者としてのイデの冷静さも感じられます。
さらに、日本アルプスで放射能が検出された事件をキャップが心配していると、イデはそのこともお見通し! 水爆探知機まで作っておくとは!! やるぅ~!(^o^) しかし‥‥、半径20km以内しか有効でないことをアラシになじられ‥‥。
「もう少し性能がイイはずだったんだけどネェ‥‥。理論的には。」
なんて。へらず口もちょっと弱気‥‥。
水爆の影響を避けるために地下に避難する人たちの中には、勝部義夫さんや中島春雄さんの顔が見られます。
実景と真っ赤なツイフォン、そして赤い空とその反射の合成が見事です。
ホシノくんが隊員服で脈絡も無く登場。津沢彰秀さんはケガで降板されてしまうので、これが出演する最後のシーンとなってしまいました。
「日本アルプス」という設定の雪景色は、長野県の霧が峰で撮影されたそうです。ハヤタやイデでなくても、この景色を見たら感激してしまいますネ。あ~、スキーに行きたい!
イデがギガスを発見し、ビートルに搭乗して接近すると、今度はアラシがドラコの飛来を目撃します。そしてレッドキングが登場して、3大怪獣による争いが。
水爆探知機が爆発してしまうほど強力な反応、そしてあの鳴き声! 期待を抱かせるレッドキングの登場です。しかし‥‥「怪獣無法地帯」よりさらにコミカルで、レッドキングが人間くさい動きをします。子どもの頃から、私はこのコミカルさがちょっと苦手でした。レッドキングは「カッコいい怪獣」の印象があるもので‥‥。
しかし、レッドキングが水爆を飲み込んでいることがわかっているので、緊張感は持続します。
ハヤタが「あの怪獣の首のところ」と言って指差すところで、レッドキングの首のアップカットが挿入された方が、親切な編集だったかなぁと思います。
「乾燥爆弾」なんて、アラシも知らない新兵器まで開発していて、今回のイデはホントに大活躍です。
ウルトラマンは水爆を飲み込んでいるレッドキングに手を焼き、とどめを刺すことができません。初代は首投げだけで倒せましたが、今回はカラータイマーが赤く点滅しても決着がつきません。これでこそレッドキングの強さが引き立ちます。
無事に事件が解決しても、しかめっ面で計算しているイワモト博士。3026年7月2日には、今度は地球と衝突するとは‥‥。同じく、地球とペガッサ市の衝突をテーマとした『ウルトラセブン』第6話「ダーク・ゾーン」も、若槻文三氏による脚本でした。
●レッドキング(2代目)

「初代レッドキング」が「アボラス」に改造され、再び「レッドキング」へと戻されました。ただし目は変更されていて、電飾が仕込まれています。また、首のしなり方と頭部の角度が異なります。体色も金や銀が使われ、雪山に映えるデザインとなっています。
ハヤタのセリフにもあるように、首に水爆を飲み込んで引っかかっているような突起が見られます。
鳴き声は初代と同じく、「ガイラ」の音素材が流用されています。
●ドラコ

デザイン段階と着ぐるみの完成時は、右手は巻尺状の鞭になっていましたが、撮影前に鎌に変更されました。昆虫を思わせる透明な羽、鋭角な顔つきと、鋭い目が特徴的です。
飛行能力以外の特殊能力の描写はありません。
鳴き声は新規作成されたものでしょう。のちに『帰ってきたウルトラマン』で多用されます。
レッドキングに羽をむしり取られ、倒されました。
●ギガス

「ヒドラ」の着ぐるみがエキスプロで改造されました。
ギリシャ神話の巨人族「Gigantes」から命名されました。UMAの「ビッグフット」をモチーフとしてデザインされたものと思われます。
「冷凍怪獣」の別名を持っていますが、冷凍光線などの特殊能力の描写は作品中には一切ありません。
科特隊の乾燥爆弾によって倒されました。
ちゃんとギカズは冷凍光線出すし
ドラコの片腕は巻尺になってるし
おまけに火炎を吐いてギガスを倒してしまいます。
レッドキングはウルトラマンに地底に運ばれて
そこで大爆発したような
最初は1個の水爆が 洞窟で見つかって
起爆装置を外す最中に イデさんが手元がブルブル震えて 前よりもこんがらがったり
それを氷付けになっていたギガスがじっと見てたり
傑作ですね
あの人の「禁じられた言葉」もTV版より楽しかった
あれを先生の許可を得て 映画化してくれればいいのに
円谷P
ドラコに関しては、本のスチール巻尺手の方をずっとそうだと思い込み。一回しか見れないTV放送より、何度も読み返せる本の方が子供の頭に焼き付いたんでしょうね。
マグラーと戦うウルトラマンなど、本編ではあり得ない特写会でのスチールや版権申請のための写真が使われ、怪獣図鑑にはずいぶんと記憶違いを刷り込まれました(苦笑)。しかし、それ故に貴重なショットも多いのですが。本来あの巻尺状の鞭をどのように使うはずだったのか、興味が尽きないですネ。
「報告は分かり易く 正確にするんダッ」
とムラマツキャップがイデさんを叱責する話
「キビシーな」としぼむイデさんの顔がケッサクです。
二瓶氏と石井さん
この二人が共演してる番組がウルトラマンだけとは
なんか残念
蝮さんがマイテイジャックに出たら ・・・だし
二瓶さんがセブンに出てたら 緊迫感が減るし・・
うーーーむ
スパイダーとマルス133に象徴されるような体格差、熱血漢とオッチョコチョイ、名スナイパーと科学者であるアラシとイデの凸凹ぶりは、『ウルトラマン』という番組の見せ場でしょう。
「大変」といえば、『セブン』の「怪しい隣人」では、アンヌがビデオシーバーで「ダンが大変です!」なんて連絡をしていましたっけ‥‥。
でした。
だから元日にOAされた話と聞いて‘なるほど’と思ったわけです。
まずドラコ対ギガスから始まり、レッドキングまで絡むのだから子供心にワクワクしまくって見た覚えがあります。
飯島監督のウルトラマン最終作品になりますね。
飯島監督は、この作品を最後に京都に行かれセブンには当初は参加してませんでした。
そしてホシノ少年も このEPが最後の出演になりましたね。
飯島監督も最後の登板でした。こちらも追記します。
私も再放送の世代なので、元日に放映されたのはあとで知った情報です。『仮面ライダー』でも、本郷猛のゲスト出演があった第40話が、やはり元日の放映でした。今の目で見ると、人気番組はフツーに放映されていたのが新鮮で驚きです。