この季節になると聴きたくなる洋楽が多いです。そして、私の場合はそれが'81年から'86年頃に集中しています。最もリアル・タイムで洋楽の新曲を追いかけていた時期でした。
'81(昭和56)年 発売
●Miami 2017 (Seen The Lights Go Out On Broadway) (from TURNSTILES)
●Summer, Highland Falls (from TURNSTILES)
●Streetlife Serenader (from STREETLIFE SERENADE)
●Los Angelenos (from STREETLIFE SERENADE)
●She's Got A Way (from COLD SPRING HARBOR)
●Everybody Loves You Now (from COLD SPRING HARBOR)
●Say Goodbye To Hollywood (from TURNSTILES)
●Captain Jack (from PIANO MAN)
●You're My Home (from PIANO MAN)
●The Ballad Of Billy The Kid (from PIANO MAN)
●I've Loved These Days (from TURNSTILES)
この『SONGS IN THE ATTIC』は、ちょっと変わったライヴ盤です。
興味深い点は選曲です。全曲が『THE STRANGER』よりも前のアルバムから選曲されています。Billy本人によるライナー・ノーツに記してあるように、「スタジオ・ミュージシャンによる演奏は一体感がなく、エキサイティングではなかった」というのが理由の1つであるようです。『THE STRANGER』からはツアーのメンバーがレコーディングにも参加し、Billyが表現したいことに近づいたというのは事実でしょう。そして彼らの演奏で以前の楽曲を再レコーディングしたかったと‥‥。その目的には、ライヴ・アルバムという形式はピッタリだと思います。
そして、押しも押されぬスーパースターとなったBillyのブレイク前の作品をここで再認識してもらうことは、Billyにとっても、ヒットこそしなかったものの、愛しい楽曲の数々を屋根裏部屋に埋もれさせたくないし‥‥。『TURNSTILES』以前のアルバムを聴いて(買って)もらうための格好のプロモーションにもなるので、それはレコード会社にとってもオイシイわけで‥‥。これはライヴによる「初期ベスト盤」の意味も持っているのでしょう。会社とBilly、両者の思惑が一致したわけです。
アルバムのタイトル、そしてタイトルのロゴ、ジャケットと、遊び心満天です。ブレイク前の楽曲を「屋根裏部屋の歌」と名付け、お化け文字で表記するセンス! ジャケットを見ただけではこのアルバムが「ライヴ盤」であるとは思えませんネ。
1曲目の「Miami 2017」はマジソン・スクエア・ガーデンでのテイクですが、「♪They held a concert out in Brooklyn」や「ヤンキーズ」といったニューヨークの地名・風物が登場するたびに異様に盛り上がる歓声が聞こえます。ニューヨークを愛しているBillyが、聴衆の心をガッチリと掴んでいます。
中には「Los Angelenos」のように小規模な会場のテイクもあります。タイトで、会場と一体感のある演奏になっています。会場の規模も考慮された選曲も心憎い演出です。
圧巻はレコードではB面1曲目の「Say Goodbye To Hollywood」でしょう。このライヴのテイクがシングルにもなりましたが、勢いのある演奏がBillyとバンドの絶好調を存分に示しています!
'81(昭和56)年 発売
●Miami 2017 (Seen The Lights Go Out On Broadway) (from TURNSTILES)
●Summer, Highland Falls (from TURNSTILES)
●Streetlife Serenader (from STREETLIFE SERENADE)
●Los Angelenos (from STREETLIFE SERENADE)
●She's Got A Way (from COLD SPRING HARBOR)
●Everybody Loves You Now (from COLD SPRING HARBOR)
●Say Goodbye To Hollywood (from TURNSTILES)
●Captain Jack (from PIANO MAN)
●You're My Home (from PIANO MAN)
●The Ballad Of Billy The Kid (from PIANO MAN)
●I've Loved These Days (from TURNSTILES)
この『SONGS IN THE ATTIC』は、ちょっと変わったライヴ盤です。
興味深い点は選曲です。全曲が『THE STRANGER』よりも前のアルバムから選曲されています。Billy本人によるライナー・ノーツに記してあるように、「スタジオ・ミュージシャンによる演奏は一体感がなく、エキサイティングではなかった」というのが理由の1つであるようです。『THE STRANGER』からはツアーのメンバーがレコーディングにも参加し、Billyが表現したいことに近づいたというのは事実でしょう。そして彼らの演奏で以前の楽曲を再レコーディングしたかったと‥‥。その目的には、ライヴ・アルバムという形式はピッタリだと思います。
そして、押しも押されぬスーパースターとなったBillyのブレイク前の作品をここで再認識してもらうことは、Billyにとっても、ヒットこそしなかったものの、愛しい楽曲の数々を屋根裏部屋に埋もれさせたくないし‥‥。『TURNSTILES』以前のアルバムを聴いて(買って)もらうための格好のプロモーションにもなるので、それはレコード会社にとってもオイシイわけで‥‥。これはライヴによる「初期ベスト盤」の意味も持っているのでしょう。会社とBilly、両者の思惑が一致したわけです。
アルバムのタイトル、そしてタイトルのロゴ、ジャケットと、遊び心満天です。ブレイク前の楽曲を「屋根裏部屋の歌」と名付け、お化け文字で表記するセンス! ジャケットを見ただけではこのアルバムが「ライヴ盤」であるとは思えませんネ。
1曲目の「Miami 2017」はマジソン・スクエア・ガーデンでのテイクですが、「♪They held a concert out in Brooklyn」や「ヤンキーズ」といったニューヨークの地名・風物が登場するたびに異様に盛り上がる歓声が聞こえます。ニューヨークを愛しているBillyが、聴衆の心をガッチリと掴んでいます。
中には「Los Angelenos」のように小規模な会場のテイクもあります。タイトで、会場と一体感のある演奏になっています。会場の規模も考慮された選曲も心憎い演出です。
圧巻はレコードではB面1曲目の「Say Goodbye To Hollywood」でしょう。このライヴのテイクがシングルにもなりましたが、勢いのある演奏がBillyとバンドの絶好調を存分に示しています!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます