
●「魔の山へ飛べ」昭和42年12月10日放映 ワイルド星人、ナース登場
制作第12話 放映第11話 脚本:金城哲夫 監督:満田かずほ
今回はアンヌは全く登場しません。OPクレジットからも外されています。
しかし岩見山のロケ地である浅間山には同行したようで、撮影スナップやスチル写真には写っています。菱見さんはかなり本気の怒りをかっていたようです。
「ユキムラ」という牧童役で、セブンのスーツアクターである上西弘次さんが顔出しで出演されています。ただし映像で映るのは、遠くで馬を走らせている姿と死体役ですが‥‥。OPクレジットでは、鈴木邦夫さんや荒垣輝雄さんの名前も見られます。ノンクレジットですが上原正三氏や金城哲夫氏も登場しているようで、内トラが大挙出演しています。
ワイルド星人とウルトラ警備隊員が遭遇する時に洞窟の中に同行した群馬県警の警官の1人は、『ウルトラQ』「五郎とゴロー」の五郎役の鈴木和夫さんです。
ナースの操演はあまりにもギクシャクしていますが、これはハイスピード撮影される予定だったのではないでしょうか。それにしてもグニャグニャ‥‥。もう少し関節のあるプロップを製作した方がよかったと思います。頭部は硬質感があって良い出来だと思うのですが‥‥。私がこのエピソードがあまり好きではない理由の1つが、このナースの造型と動きです。魅力を感じません‥‥。ワイルド星人は‥‥どうでもイイや!
「写真を撮られると魂が吸い取られる」なんてことが、江戸時代に初めて日本に「写真」が伝えられた頃に言われていたそうですが、このストーリーはこの迷信が題材でしょう。「命を吸い取るカメラ」というのは面白い着眼点です。どういう仕組みかまったく説明がありませんが、宇宙のテクノロジーの進歩性が感じられます。それでイイんです!
ワイルド星人は「フィルム」と発音しますが、他の出演者は「フイルム」と言います。時代を感じますネ。
「生命カメラ」の被害に遭う時の「ネガ反転映像」が、私は子どもの時は苦手でした(^^ゞ それだけでなぜだか怖いんです‥‥。だから第22話「人間牧場」も苦手‥‥。
ソガ隊員の信心深い一面が初登場です。今回気にしているのは「13日の金曜日」。「仏滅」は気にしないのでしょうか^^;
偵察・調査にはホーク3号。当初の設定が守られています。
それにしても、主人公が冒頭で命を落とすストーリーというのは、なかなか珍しい展開です。そして生き返るというのは、SFならでは。
ダンを生き返らせるのはアマギ隊員。このことが、最終話「史上最大の侵略」での「アマギ隊員がピンチなんだよ!」につながるのでしょうか。ダンはアマギに助けてもらったことを、ずっと感謝していたのでしょう。
ナースが出現して、キリヤマ、フルハシ、ソガがウルトラガンで攻撃しますが、この時の光跡は直線です。『ウルトラマン』で一度あきらめられた合成でしたが、ここで復活しています。そういえば、ウルトラガンで怪獣、または巨大化した宇宙人を攻撃するシーンというのは、けっこう少ないのではないでしょうか。
(等身大ならば、ここまでゴドラ星人に対して使われています。)
ナースがセブンを締め上げる時の効果音が、イイ感じです。いかにもメカニカルなナースらしい音です。
ダンの死亡が告げられるシーンや、ラストのダンが馬で駆けてくるシーンなどに、エキストラ音楽が使われています。このラストでの「ULTRA SEVEN」のウェスタン風アレンジ曲はカッコいいですネ。一度きりの使用が勿体ない‥‥。
しかし、この「馬に乗るダン」のイメージが、後々『メビウス』のTV版や映画版でも踏襲されるとは。私にとってはこの「魔の山へ飛べ」は馴染みの無いエピソードなのですが、一般的には広く人気があるのでしょうか。
●ワイルド星人

顔が露出する着ぐるみは珍しいです。ただし、私はただのサルにしか見えませんでした‥‥。
頭上の金属から催眠光線を発射します。
ソガ隊員に射殺されました。
●ナース

とぐろを巻いて円盤状になって飛行することができます。
「金色の竜」というのは「キングギドラ」と同じモチーフですが、こちらはメカニカルで細長いデザインになり、全く異なる怪獣になりました。やはり操演のグニャグニャした動きが勿体ないです‥‥。
セブンに巻きついて締め上げる攻撃を仕掛けましたが、逆に引きちぎられてしまいました。
制作第12話 放映第11話 脚本:金城哲夫 監督:満田かずほ
今回はアンヌは全く登場しません。OPクレジットからも外されています。
しかし岩見山のロケ地である浅間山には同行したようで、撮影スナップやスチル写真には写っています。菱見さんはかなり本気の怒りをかっていたようです。
「ユキムラ」という牧童役で、セブンのスーツアクターである上西弘次さんが顔出しで出演されています。ただし映像で映るのは、遠くで馬を走らせている姿と死体役ですが‥‥。OPクレジットでは、鈴木邦夫さんや荒垣輝雄さんの名前も見られます。ノンクレジットですが上原正三氏や金城哲夫氏も登場しているようで、内トラが大挙出演しています。
ワイルド星人とウルトラ警備隊員が遭遇する時に洞窟の中に同行した群馬県警の警官の1人は、『ウルトラQ』「五郎とゴロー」の五郎役の鈴木和夫さんです。
ナースの操演はあまりにもギクシャクしていますが、これはハイスピード撮影される予定だったのではないでしょうか。それにしてもグニャグニャ‥‥。もう少し関節のあるプロップを製作した方がよかったと思います。頭部は硬質感があって良い出来だと思うのですが‥‥。私がこのエピソードがあまり好きではない理由の1つが、このナースの造型と動きです。魅力を感じません‥‥。ワイルド星人は‥‥どうでもイイや!
「写真を撮られると魂が吸い取られる」なんてことが、江戸時代に初めて日本に「写真」が伝えられた頃に言われていたそうですが、このストーリーはこの迷信が題材でしょう。「命を吸い取るカメラ」というのは面白い着眼点です。どういう仕組みかまったく説明がありませんが、宇宙のテクノロジーの進歩性が感じられます。それでイイんです!
ワイルド星人は「フィルム」と発音しますが、他の出演者は「フイルム」と言います。時代を感じますネ。
「生命カメラ」の被害に遭う時の「ネガ反転映像」が、私は子どもの時は苦手でした(^^ゞ それだけでなぜだか怖いんです‥‥。だから第22話「人間牧場」も苦手‥‥。
ソガ隊員の信心深い一面が初登場です。今回気にしているのは「13日の金曜日」。「仏滅」は気にしないのでしょうか^^;
偵察・調査にはホーク3号。当初の設定が守られています。
それにしても、主人公が冒頭で命を落とすストーリーというのは、なかなか珍しい展開です。そして生き返るというのは、SFならでは。
ダンを生き返らせるのはアマギ隊員。このことが、最終話「史上最大の侵略」での「アマギ隊員がピンチなんだよ!」につながるのでしょうか。ダンはアマギに助けてもらったことを、ずっと感謝していたのでしょう。
ナースが出現して、キリヤマ、フルハシ、ソガがウルトラガンで攻撃しますが、この時の光跡は直線です。『ウルトラマン』で一度あきらめられた合成でしたが、ここで復活しています。そういえば、ウルトラガンで怪獣、または巨大化した宇宙人を攻撃するシーンというのは、けっこう少ないのではないでしょうか。
(等身大ならば、ここまでゴドラ星人に対して使われています。)
ナースがセブンを締め上げる時の効果音が、イイ感じです。いかにもメカニカルなナースらしい音です。
ダンの死亡が告げられるシーンや、ラストのダンが馬で駆けてくるシーンなどに、エキストラ音楽が使われています。このラストでの「ULTRA SEVEN」のウェスタン風アレンジ曲はカッコいいですネ。一度きりの使用が勿体ない‥‥。
しかし、この「馬に乗るダン」のイメージが、後々『メビウス』のTV版や映画版でも踏襲されるとは。私にとってはこの「魔の山へ飛べ」は馴染みの無いエピソードなのですが、一般的には広く人気があるのでしょうか。
●ワイルド星人

顔が露出する着ぐるみは珍しいです。ただし、私はただのサルにしか見えませんでした‥‥。
頭上の金属から催眠光線を発射します。
ソガ隊員に射殺されました。
●ナース

とぐろを巻いて円盤状になって飛行することができます。
「金色の竜」というのは「キングギドラ」と同じモチーフですが、こちらはメカニカルで細長いデザインになり、全く異なる怪獣になりました。やはり操演のグニャグニャした動きが勿体ないです‥‥。
セブンに巻きついて締め上げる攻撃を仕掛けましたが、逆に引きちぎられてしまいました。
全身にタワシをなすりつけた感じ・・・
12話のスペル星人同様 投げやりなデザインですな
上原氏と金城氏ともう一人 赤井鬼介氏が
基地内の医者役で出てますが
アンヌは干されて正解かも・・・
恋人役のダンが死んじまう話なんですからねぇ
ワイルド星人のデザインは、私はどうも苦手です。水棲生物路線でオリジナリティ溢れるデザインが続いていたのに、なぜ突然に‥‥。
菱見さんは、干されている現実があまり堪えていなかったらしいですネ。
アンヌがいないのが不自然でした。
‘アマギ隊員、まさしく命の恩人ありがとう’
というセリフが印象的ですね。
そういえば正義のチームは敵に騙されても騙すシーンは殆どないのですが、キリヤマが生命フィルムのニセモノをあっさり渡し、騙された
星人が怒り狂うというのは珍しかったです。
でも隊長は時代劇では悪人が多いですので、
似合ってはいましたが。
なおコチラもバルタン星人の‘侵略者を討て’とケムール人の‘2020年の挑戦’が同じようなテーマでしたから、合体して作ったオリストがありました。
あぁ、「2020年の挑戦」と共通のモチーフですネ! 脚本は同じ金城哲夫氏(と千束北男(飯島敏宏監督))とは! 何か由縁があるのでしょうネ。
>tirusoniaさん
「ナース」がリメイクされたら、ほぼ間違いなくCGでしょうネ。それでもイイですか? 私はちょっとパス‥‥。