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再びニュースネタ

2006-09-09 00:08:08 | Weblog
少子化要因は育児世代の長時間労働…厚生労働白書

 厚生労働省は8日、2006年版厚生労働白書を公表した。白書は、少子化の要因の一つに、30代を中心とした育児世代の長時間労働を挙げ、労働者の仕事と生活の調和を実現する働き方の見直しは企業の社会的責任であると強調した。

 国民に対しても、長時間労働を生む原因となる「24時間サービス」「即日配達」など、利便性を際限なく求める姿勢を見直すよう訴えている。

 白書によると、25~39歳で「週60時間以上」の長時間労働をしている人は、2004年には20%を超え、10年前より4ポイント前後が増えた。仕事以外の時間が足りない状況は、「少子化の一つの要因で、長期的にみて社会の活力を低下させる」と分析。労働者が仕事に偏った生活から解放され、仕事と家庭の調和がとれた状況「ワークライフバランス」の実現を求めている。
(読売新聞) - 9月8日10時48分更新


 私には「的外れな分析」に思えてなりません。

 娯楽がたくさんあって、自分が遊ぶことに夢中な夫婦にとって子どもを持つことが「足枷」と感じられていること
子どもを育てることに嬉しさ・楽しさが見出せないこと
‥‥そんなことが「親」になることを躊躇わせているように感じられるのです。

 クルマの中に放置されて、脱水症状で死んでしまう子どものニュースがいくら流れようと、パチンコをするために同じ轍を踏んでしまう母親たち‥‥。
 泣き声がうるさいと子どもを虐待して死に至らしめる父親たち‥‥。

 生まれてきたばかりの子どもは、昔も今も変わりないでしょう。子どもは環境で育てられます。変化したのは世の中、そして親、大人たち。
 近所付き合いを煩わしく感じる大人。自分の欲求を押し通し、モラルの低い大人。

 若者のモラルが低いのは、我々大人が胸を張れないから。大人! しっかりしろ!

 私が幼少の頃には既に「核家族化」と言われて久しかったのですが、子どもの育て方に迷う親が現れてきたのは、この核家族と関係が深いと思います。祖父母から育て方を教われない、援助が受けられないことが、「子どもを育てにくい」と感じさせる大きな原因かもしれません。
 子どもを家に置いて仕事に出るにも、祖父母が家にいれば解決策は見出しやすいのではないでしょうか。

 あの頃から、この国は少しずつこんな姿になってきました。時代を巻き戻すことはできません。便利さを手放すこともできません。しかし、高度経済成長期に失ってきたものを見つめ直し、取り戻すことはできるように思います。

 頑張ろうよ、大人たち(^o^)/
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