ハゲルの動く城

人生、否定も肯定も全て呑み込む、よう努力する.
最近記事が長くなっています.老後に読み返す楽しみ、という備忘録です.

久住登山 備忘録です。長いです。私の思い出日記です。そのおつもりでどうぞ(^^;)

2014-05-05 08:44:16 | 登山

おそらく晴れるだろうと久住へ。
福岡に住んでいたころ、泉水オートキャンプ場や三愛高原オートキャンプ場はよく行っていて思い出の場所。長者原登山口の駐車場に車を置いて、湿原の木道を散歩したり、久住山の噴煙を見つめて地球の悠久を感じたり。でも当時は眺めるものであって登ることなんて一切考えなかった。

5/2PM6まで広島で仕事をし、すぐ出発。途中食事もして、ほぼ予定通り午後11時半長者原登山口に到着。すぐさま睡眠。
約6時間の睡眠で、さわやかに起床。
さぁ、5/3、登山じゃぁ!と思いきや、斯様な天気。ホントならあの雲の中にきれいな久住が見えているはずなのですが。

駐車場でベテランクライマーさんとお話しさせていただいて、「今日は晴れるよ」とのお言葉に気を強く持って、登山準備に取り掛かります。


長女が誕生日にプレゼントしてくれたモンベルのアルペン用靴下を履きます(^.^)。


朝の駐車場はこんな感じ。


ん、ちょっと晴れてきたな。


おぉ、大分山容が見えてきたな。


さて、午前8時、出発!


最初は湿原の上に設置してある木道を歩きます。木を踏みしめるいい感じのクッション。


さて、本格的な登山道へ。


新緑が美しい(^.^)


登山口から見える久住連峰の三俣山。


また湿原を歩きます。


なんていうお花でしょう?


雨が池越え(峠)です。


坊がつるという湿原に出ました。ここは昔お坊さんが山岳修行していた場所なんだとか。


まずは法華院へ。


ここが今日のお宿、“法華院温泉山荘”です。ここは標高1,302mで地下水も出るし、温泉も湧きます。
山小屋で節水せずに水が使えるところはそうありません。ふつうは雨水をためて使いますから節水節水です。 


大きいザックは置かせてもらい、小さいザックに登頂アタック用の荷を入れ替えてと。


この山荘、トイレもきれいで有名。


アタック前にアンパン1個食べときます。


私は登りの場合、登山靴の足首で紐を止めます。登り用に足首が前に倒れこみやすいようにするためです。まぁ、ヒトそれぞれに工夫があります。


午前11時、山荘出発。


目標は、坊かつるキャンプ場の向うに見える先が尖がった“大船山(だいせんざん)”です。


午前11時、登頂開始。


涸沢カール以来のガレ場。そういえばこのGWに涸沢岳で防衛大学山岳部員の方がお二人滑落して亡くなったとか…。


三俣山を久住登山口とは反対側から眺めていることになります。


もう小さく山荘が見えます。


目指す山頂です。


アップで撮りますと、ヒトが。


阿蘇山が見えてきました。


あと25分。


右に三俣山、中央に星生山(ほっしょうざん)、ちょっと左に中岳と天狗ケ城、他…。これらをまとめて久住連峰といいます(このビューでは久住山は中岳に隠れて見えていない、ハズ…)。


いよいよ山頂が近づいてきた。


この灌木が久住を象徴する“ミヤマキリシマ”。6月上旬には久住連峰はピンクで染まるようです。6月に連休がないので来れませんが。


中央右に山頂が二股に分かれて見える山が由布岳です。これは登ったことがあります。


約2時間で登頂。遠景は阿蘇山。


うぅん、達成感(^.^)。


30分くらい風に吹かれて阿蘇山を観ながら休憩。


さて下山。つま先が靴の先端に当たらないようにするために足首まで紐をがっちりと結びます。結びながら「下りこそ気を抜かずに降りよう」と気持ちを新たにする儀式です。


この山、場所によっては滑落します。


また三俣山。


山荘が。明日は山荘裏の谷を越えます。コースが見えてますでしょ。三俣山の右奥に見えているのが長者原です。


避難小屋。


誰かが薪を焚いた跡があります。冬山登山で吹雪いたんでしょうか。


この山、下りがことのほかきついです。なぜか?それはガレ場のガレ、つまり石が動くんです。涸沢の時は石がほぼがっしり固着していましたから、上からドンと踏んでも大丈夫だったのですが、ここは油断してると捻挫しますし、後ろにすってんころりん転倒しそうです。そうなると頭を怪我します。
いやぁ、下りでこの山の手ごわさを感じました。 私的には、総合的に涸沢よりきついです。


午後3時。降りてきました。約4時間の登山でした。


テント越しに見る三俣山。


今登ってきた大船山。
登ってきた山って振り返ると、えらく遠く見えて、「よくもあそこまで登ってきたなぁ」と思わせられることがしばしばで、これがまた感動するもんなんです。


山荘に帰ってからの待ちに待ったビール。くぅ~(^.^)。


さぁ、チェックイン。


山荘ってこんなんです。でもここ、穂高の山荘より一人当たりのスペースが広くて快適でした。
もちろん、男女相部屋です。 


夕食風景。


どこの山も一緒ですが、夕日が当たる山容は美しいです。


とっぷり日が暮れました。布団が近くのヒトと登山談義に花が咲く時間です。


こういうところで他のヒトが履いている靴を参考にさせてもらってます(^.^)。


朝。


朝食風景。


山荘裏の峠越え。


大船山にさようなら。楽しませてもらいました。


さぁ、今日登るかどうか迷っている三俣山です。歩きながらどうしようか考えてます。


峠を越えたところ。


峠を越えたところが“北千里”というひろぉい砂場です。


私的には、“猿の惑星”という映画を思い出す荒涼とした光景が広がってました。


三俣山登山口です。相当な急な登りですが、約70分で登れる、と聞き、まだ8時でしたので登ることに決定しました。
登山口に避難小屋がありましたので、そこに大きな荷物を置き、小さなザックだけで登山。ピストン(出発点に戻ってくること)の時はこうする人がまぁまぁいるんです。 


後ろは右が中岳、左が天狗ケ城。


私の右に硫黄岳の噴煙がちょっと見えてるんですが、分かります?
長者原から見る硫黄岳の噴煙を今は上から見てます。
西穂高岳から見た上高地に続き、上から見てみたい風景をまた一つ制覇しました。 


三俣山、本峰。


長者原。右に二股の山頂の由布岳。


左に昨日登った大船山。下がさっき歩いた北千里。


北千里、ヒトが歩いてるんですが、写真ではほぼ見えませんね(^.^)。逆に言えばものすごい急峻な山でしょ。


画面中央に、三俣山登山口の小屋が見えてます。ここに私の大きいザックを置いてきてます。盗られてないだろうなぁ(^^;)。


硫黄岳の噴煙が見えてきました。


長者原から見て向かって右側の越が、諏峨守越(すがもりごえ)。


硫黄ヶ岳の噴煙。


真ん中に走る道路が“やまなみハイウェイ”。


さぁ長者原に帰ってきました\(^o^)/。


靴やギアの土汚れを洗い流します。


駐車場からの左 三俣山、右 星生山、真中 硫黄ヶ岳。

さて、広島へ向けて帰りましょ。
帰りに湯布院でお風呂に入りましょ!


と、その前に長者原のオートキャンプ場で、九州のいわっちさんを中心とした?トレーラーグループのオフ会にちょこっと顔出し(^.^)。

いわっちさんを始め、皆さん次回はゆっくり参加させていただきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m。

湯布院の“夢想園”という大きな露天風呂から由布岳を観ながら汗を流しました。

午後4時、湯布院発。
午後10時、無事帰広しました。

追記)
久住連峰は大きかったです。
今回は、久住山、中岳を登ることができませんでした。
次回、牧ノ戸峠からアタックしてみます。 

九州の山は円周の直径が大きい分、なだらかに見えて、登ってみると実は厳しい山のように感じました。
スケールが大きいです。こんな良い山を抱える九州の方々は幸せです。 


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2 コメント

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Unknown (ゲル)
2014-05-07 09:57:51
いわっちさん

こちらこそ快く迎えて下さいましてありがとうございましたm(_ _)m
2or3年前に一度だけお会いして名刺交換しただけでしたが、よく覚えていて下さいまして感激でした。
他の皆さんも感じ良く迎えて下さいました。
最近は登山や釣りを組み合わせてオートキャンプしますので、身軽にヘッド車だけでの行動が多くなっちゃってます。
いずれまったりしに高原の里にお邪魔します。
でも、高原の里にトレおいといてまた登山行っちゃうかも(^.^)。
皆様にもよろしくお伝えください。てか、何人かの方はブログ見ててくださってるか(^_^)/~
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Unknown (いわっち@福岡)
2014-05-06 22:48:52
遠征お疲れさまでした。
お疲れの所、立ち寄って下さってありがとうございます(^^)

山登りの世界では、久住とはそんな有名な場所なんですね~。私は眺めるばかりです。

是非またお越し下さいね~(^-^)/
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