日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ

北陸大地震の惨状を見た今、志賀原発再稼働について

2024年01月10日 07時31分53秒 | 政治
 元旦のオトソ気分たけなわの午後4時ごろ、TVの緊急地震放送が石川県能登地方で最大震度7の地震を観測したと報道した。なるほど我が家の電灯も大きく揺れている。間もなく各地の震度がずらずらと画面を覆う。幸い我が地域の最大震度は3程度との画面で一件落着・‥、と思いきや、やがて現地からの情報は猖獗を極めて、ついに2011年3月の東日本大震災以来となる大津波警報が能登地方に発表され、実際半島の突端では2メートルを超える津波が確認されたという。
その時、筆者の脳裏に真っ先に浮かんだ不安は、能登半島と言えば北陸電力志賀原子力発電所、たしか福島第一原発が修羅場を呈していた時期に、こちらは原発敷地内に多数の断層のあること、そのうち同原発二号機の下には活断層があるとして調査に入り、爾来10年余この原子炉に火が入らないまま、昨年になってこれらは活断層ではないとして再開の準備に入っていた筈ではなかったか? まさか!と色をなしたのだが、TVは、この原子炉は今も原子力委員会からの宿題調査項目もあって稼働はしていないとのこと、ここでもまた一安心したのは言うまでもない。
しかし、その後の今日まで現地から送られてくる半島の映像は惨憺たるもので、TV映像に見るかぎりでは、惨状はあの3.11の映像と全くそん色がない。局部の地殻の割れ目についてこれが動いたか動かなかったかを微視的に論じている前に、マクロな能登半島全体の地殻の地球物理学的観点を総観してみれば答えは簡単に出てくるのではないか? 一半島の問題よりも日本列島全体がどんどん沈んでいく国力の沈下の中で金になるものなら何でもやれのくそ度胸は分からんでもないが、暗くしのついた昏い映像を見させられればこの上放射能では話になるまいと、同情の処理に困惑する昨日今日である。
当面この原発再稼働は遠のいたろうが、経時的ダメージの回復に早晩再稼働論が強まることだろう。貧して鈍して、尚残る理性がこの国の民に有るのか否か? 昨日今日の永田町政治のていたらくを見ていれば、これは春から縁起が悪いわい!。
 


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1 コメント

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Unknown (integrale)
2024-01-10 09:14:20
地震列島日本では原発は無理というのが、まっとうな結論ではないでしょうか。
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