元世翬の気学観測

運気の流れを気学で読み解く

「元世翬の気学観測」第八十二話

2022年10月31日 | 気学よもやま話
(8月から11月の気の流れ)
気の世界は3のリズムで動いており、一年の始まりである2月の節分に先立つ事3か月前の11月から次年度の運気が徐々に入ってきます。今年の11月は二黒土星が月盤の中宮に入り、年盤の五黄土星と同会を果たし、同じ土の気がエネルギーを倍加させ、土の破壊と浄化エネルギーが一段と活性化します。二黒土星は腐敗したものを解体分解し、元の綺麗な姿に戻します。この流れに至り、世界の何が解体し何が浄化するのか、私たちは自分の身に置き換えてみなければなりません。

今年の8月は五黄土星が月盤の中宮に入り、年盤の五黄土星と月盤の五黄土星が同会するという一つのクライマックスがありました。五黄土星は未成就のエネルギーを成就または破綻させるエネルギーです。注いだエネルギーは必ず一定の時間を経過して形になります。五黄の気は両極端に動く特徴があり、良くも悪くも世の中を揺るがします。

8月より始まった一つの動きは革命とともに起きる腐敗の浄化です。五黄は今まで隠されてきたことを表に出し、世の中の実態を周知させます。この動きが8月から始まり、国民の行く末が五黄の動きに託されています。11月は翌年に起きることの象徴となる出来事が起き始めます。従って2023年は二黒土星すなわち国民に主導権が移り、権力者ではなく国民が世界の方向性を決めるという流れが出てきます。

(東の九紫火星に注目する)
8月から厳しい運気を続けてきた二黒土星はようやく決意表明とともに存在感を表します。折しも11月はエネルギー活性化をもたらす天道を伴い九紫火星が東の震宮に入ります。この東の九紫火星天道は3年に一度回ってきますが、世の中に対する非常に大きな影響力を発揮します。九紫は規範を司り、東の震宮は行動の始まりを意味する宮です。東の九紫は世直し、救済、情報開示をもたらします。この九紫と二黒が11月からぴったりと歩調を合わせ、世直しに乗り出します。

ここで明らかになることは“浄化すべきものは何だったのか”と言うことです。それは個々人によってその中身は異なることでしょう。それはすべての人が自分なりに気付き、11月を機に成し遂げることです。自分にとって澱んだもの、古くなり汚れて役に立たなくなったものが何だったのか。これに気付き、これを捨てる時です。これは“もの”ではなく自分が持つ“気”です。ここで浄化を成し遂げた人は、東の九紫天道に導かれ、長く続いた束縛、偏った考え、思い込みから解放され、新たな自分を発見することになります。

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(“すべき”と“ねばならない”の根源)
これをすべき。こうあるべき。こうしなければならない。この“すべき”と“ねばならない”の根源を気学でたどってみると、概ね気の偏りから生じていることが分かります。気の偏りとは必要以上に強く反応するところ、そしてその強く反応することによる反作用です。総じて何かに対する強い反応は、何かに対する思い込みやこだわりから現れます。

“すべき”と“ねばならない”という気はエネルギー的には過剰と不足からもたらされており、不安定軌道をたどります。この過剰と不足は必ず一定期間内に調整されます。この調整の過程において起きることが、トラブル、事故、病気などの災いです。本当に自分がやりたいことをやっている時は、“すべき”も“ねばならない”も現れません。この二つの不安定エネルギーは通常、外部からもたらされているように見受けられますが、実は自分が持つ気からもたらされます。

その人が持つ本命、月命の動きを暦に照らし合わせて見ればこのことが如実に分かります。“すべき”も“ねばならない”も外からはやってきていません。自分自身がそう思うことにより、そのような状況がやってきます。人はやりたいことが明確になると、条件は整わずともその準備をひとりでに始めます。この時の自分の状態は、“すべき”でも“ねばならない”でもないのです。

物事の成果は始まりの気によって決まります。気の世界は喜びまたは共感をもって始まることを後押しします。“すべき”または“ねばならない”で始まることはモティベーションとともにしばらくは続きますが、本当の自分の気持ちに素直になると、人はすぐに偽りの自分に気付きます。偽りの自分は自分の軸で決めていません。本来の自分ではないものに一時的に身を寄せているだけです。

気学では何かを決める時は本命または月命が必ず入る特定の位置(宮)があります。偽らざる自分はその宮に入ることにより本来の自分に戻り、均整の取れた決断をすることができます。その本来の自分に戻る時、協力体制を築き、我々を手助けする気があります。それが喜びの気である七赤金星と共感の気である一白水星です。

(願いの成就になぜ喜びと共感が必要なのか)
エネルギーが成就する時には一白水星と七赤金星の気が必須の役割を果たします。この時の一白は共感、七赤は喜びです。私はことあるごとに物事を始める時はこの二つの気を持つようにお話しします。

この二つの気が裏で成し遂げていることはタイミングの形成です。エネルギーはタイミングが合う時に発生します。タイミングが合わないものはエネルギー発生の条件を満たさず、いずれ中断、中止、決裂します。人はこのタイミングを非常に軽視する傾向があります。タイミングとはそれを始める時と場所が正しいこと。さらにはそれにかかわる人や物などの連携が整うことです。これらの要素が上手く揃う時をタイミングが合う時とするのです。

いくら思いが強く、膨大なエネルギーを注いでも、タイミングが合わなければ注いだエネルギーは成就しません。タイミング形成に大切なものは、関与する人々との合意形成、周囲が求めていることを感じとること。すなわち共感です。この共感を整えるのが一白と七赤の気です。このことは一白と七赤の気を我々一人一人が常によい状態に保つことの重要性を説いています。気の世界は同じ気を持つもの同士が繋がる世界です。物事が上手くいくタイミングとは自分自身が一白の共感と七赤の喜びを持っている時です。人は自分のやりたいこと(喜び)、興味を持っていること(共感)に意を注ぐとき、自然に物事を始めるタイミングが整い、そのエネルギーは成就の過程を進みます。




                                       (浅沼気学岡山鑑定所)


「元世翬の気学観測」第八十一話

2022年09月30日 | 気学よもやま話
(裏にこそ本当の姿が現れる)
 8月から続いている大転換の流れは11月まで続きます。大転換と言っても世間を見て何が変革しているのか分からないという人もいることでしょう。但し、大転換は見えない所で既に起きており、11月の決着に向けて着々と進んでいます。欧州に目をやるとエネルギー危機がいよいよぎりぎりのところまで差し迫っています。冬期のエネルギー確保にはエネルギー政策の大転換がどうしても必要です。今まで通り目先の利益に捉われ同じスタイルを貫くのか、あるいは国の政策をそのまま信じて沈みかけた船にそのまま留まるのか。
 以前、国民が8月から立ち上がると申し上げましたが、この状況は各国で何らかの政治的事情や自然災害の影響で既に形に現れています。大転換はどの国でも起きています。但し、その情報を自分から掴まなければ何も起きていないと勘違いしてしまいます。これが二極化の実態です。2020年の価値観の崩壊以後、自分がすべての軸にならなければ何も見えてこないという世界に私たちは生きています。易は裏を見よと教えます。表の姿は作られたもの、見させられているものです。裏にこそ本当の姿が現れるのです。

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(二極化の流れの中で起きていること)
 法、制度、しきたりは気学では本命環境に属します。本命環境は形に現れる世界であり、一度形に現れると容易に変更できないという特徴があります。法、制度、しきたりが一度作られると容易に改正できないのは、気学から捉えると本命環境の特徴を持つからです。それはしばしば動きづらさとなり、我々の行動に制限を設けます。
 規則とは秩序を維持するために作られるものであり、本来そこに従属する人を制約するためのものではありません。規範、規則は九紫火星の気に属しますが、九紫の最終目的は束縛からの解放です。二極化以降特に顕著になってきている傾向として、九紫の本質に反する法律、条令の制定及び法改正があります。この法律、改正にはどういう大義があり、誰を解放しているのか。気学では九紫に関する事を見る時、必ずこの視点をもって鑑定します。
 “どこかおかしい”と思うことが、日増しにおかしいこととして表に取り上げられなくなってきています。これも二極化の流れの中で起きていることです。一方は明らかにそのおかしさに気付いていても、もう一方はこれをいつもの出来事としてそのまま受け止めています。2020年に起きた価値観の崩壊から二極化は確実に進んでおり、二つの列車は互いに繋がりを持たない別世界の路線へ出発したかのようにも見えます。

(分離の本当の意味)
 分離を九星に置き換えると九紫火星の働きとなります。九紫は合わないものを切り離し適切な距離に収めます。九紫火星は八卦の離の気質から現れたもので、離は離れる意味と離(つ)く意味があります。つまり本来の九紫火星の働きは合うもの同士を付かせるために合わないもの同士を切り離していると言えます。
 二極化によって現れる人々の分離も同じように見ることができるでしょう。合うもの同士を結びつかせ、本来結びつくべきもの同士を結び付かせるために、合わないものから切り離していると。気の世界は調和と永続のために陰陽五行という法則を作っています。調和と永続とはすべてが適切な場に配置され、それぞれの特性を発揮することにあります。分離のための分離は調和に反する動きです。従って二極化という分離はいずれ陰陽五行の循環の中で消滅し、調和のための統合へ切り替わっていきます。

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(七赤時代が分離した世界を統合へ導く)
 七赤時代が到来したと以前から私は申し上げています。七赤時代とは七赤天道のエネルギーが世の中へ浸透していく時代のことです。七赤天道とは七赤本来のよき特質が発揮される状態である。それはすべての人がそれぞれに持つ喜び、楽しみであり、生活全般における真の利便性、心地よさの実現です。気の世界は循環を通して進化します。七赤はこの進化を変容の形で成し遂げます。七赤は九紫の規範を生活レベルの利便性に変容し、誰にでも使え、面倒な手間をことごとく廃した形に作り替えます。
 七赤天道時代の流れは、すべての人が難なく溶け込めるものによって進化と変容を促し、喜びと楽しみをモティベーションとして生きていく方向性を定着させます。今後数年間で七赤天道の気は生活の様々な局面に浸透し、人々の意識に浸透していくことになります。その時、私たちはすべてのことに対し、こう問いかけてみる必要があります。

これは我々の生活を本当に便利にしたか。
これは我々の生活を本当に楽にしたか。
これは我々に喜びと楽しみを与えたか。

 誰かが決めたこと。組織が決めたこと。政府そして国が決めたこと。これらすべてのことに対して、このことを問いかけてみてください。そして七赤に関する事だけは建前が通用しないと知っておくことです。暦を見ると、今後数年間で七赤の良き気質を持たないものは気の世界の本流から外れていくように見えます。世界の二極化は我々の生き方を分離させようとしますが、七赤の気は我々を喜びと楽しみの元へ合流、統合させようとします。喜びと楽しみに欠ける世界は今後我々の意識から徐々に外れていき、数年後には土から抜かれた草のように萎えた姿で枯れていくと私は観ています。





                                   (浅沼気学岡山鑑定所)



「元世翬の気学観測」第八十話

2022年08月31日 | 気学よもやま話
(9月からの二黒土星の動き)
 翌年に起きることは前年の秋ごろ、具体的には11月から徐々に現れてきます。その3か月前が8月であり、11月からの変化のための基盤を作る意味合いがあるでしょう。今年の8月からの気の流れで最も注意すべきことは二黒土星の動きです。二黒は9月、10月と連続して障害をもたらす破を伴い、その流れが11月に中宮に入ることで決着します。今年の二黒土星は長く続いたことが終わる運気にあります。この終わりは概ね不本意な終わり方になりますが、その思いを断ち切ることで次年度に新たな展開に入っていきます。二黒土星を本命または月命に持つ方は2019年の方針転換からずっと忍耐を要する運気を過ごしていますが、2023年よりいよいよ新たな人生に向けた挑戦が始まります。

(国民と政府の動きを読み取る)
 二黒土星という気は国民の動きを表します。じっと耐え忍んできた国民が9月からいよいよ世の中を陰に陽に動かしていきます。9月は二黒土星と六白金星の気が向き合い、生活の現実問題に直面します。9月の六白には二つの意味があります。一つは二黒を苦境に追いやる政策を強行すること。もう一つは逆に二黒の猛反発によって政策を妥協せざるを得なくなるということです。いずれにしても9月、10月は国民の反発が明確化していきます。六白には政府、税金、エネルギー供給の意味があります。兌宮(だきゅう)という譲歩と妥協の宮に入る六白が二黒の苦境にどこまで向き合うかが問われます。二黒には農業、食料の意味もあります。7月からの自然災害による影響が9月からの六白(政府)と二黒(国民)の動きに明確に現れています。

(心の変容で難を逃れる)
 9月に七赤金星が環境の変化をもたらす艮宮(ごんきゅう)に入ります。この流れが2023年に引き継がれていきます。2023年の七赤金星は艮宮に入り、心の変化を形の変化すなわち生活環境の変化に置き換えていきます。2023年は七赤金星の定位である兌宮(だきゅう)に六白金星が入り、破という障害を伴います。この流れから分かることは、公益を仕損じる政策によって我々の生活が揺さぶられるということです。この流れの中で今年の七赤は9月から変化の流れに乗り、10月に自らの立ち位置を決め、そのまま次年度の運気へ移っていきます。今まで通りの生活スタイルに固執し目先の安定に留まる人は、今後衣食住などの生活環境において不足が出てきます。有って当たり前の生活環境に欠けが生じるのです。心を入れ替え、変化するものだけが障害を逃れて次のステップへ進んでいきます。こうした七赤の立ち回りは何も七赤金星を本命月命に持つ人だけに限ったことではないのです。七赤の気はとりわけ窮地に強いという特徴があります。それは変化に対する対応力があるからです。2023年の波乱が9月から徐々に浮き彫りになってきます。その立ち回り方を七赤の気が教えてくれているのです。外からくる環境変化に翻弄されるのではなく、変化の流れを読み、心の変容によって窮地を脱していくのです。

(2023年からの三つの九星の動き)
 暦は運気を示すだけではなく、循環の中で矛盾点を表に出し問題を明確化させます。そして明確化された段階で人々はようやくその問題の根元に目が向くようになります。2023年からは六白金星の道が二手に分かれていきます。一つは天道の六白。もう一つは俗世の六白です。天道の六白とは公に尽くし、平等性を発揮し、与える一方になること。俗世の六白とは公益に反する私益の追求、権力と金との結びつき、公益を仕損じる政策です。2023年の七赤金星はこの俗世の六白に影響を被り、運気に一時の陰りが出ます。七赤は2022年より6年間好調を維持し七赤時代を軌道に乗せますが、2023年は生活環境の異変に対し、臨機応変な立ち回りが求められます。
 このような状況の中、七赤は艮宮(ごんきゅう)という生活環境の変化を伴う宮に移行し、方向修正することによって行き詰まった環境から逃れていきます。この七赤の動きは七赤を本命あるいは月命に持つ人のみの運気ではなく、世の中全体の動きとして捉える必要があります。私たち一人一人の生活環境にもこの二つの九星の掛け合いが陰に陽に影響を及ぼします。この二つの九星の動きと並行して、国民を意味する二黒土星が2023年より力を発揮していきます。俗世の六白の衰退、七赤の方向転換、二黒の目覚めは、この乱世を切り抜ける象徴的な出来事になります。五黄土星が中宮する今年から世界は大きな変革に向かいます。何度も申し上げている通り、この変革は目に見える形でやってくる変革と目に見えない形でやってくる変革の二つがあります。そして易の教えは“裏を見よ”です。本当の変革は内なる変革であり、個々人の心の変容が世の中の環境変化となって現れてくるのです。




                                    (浅沼気学岡山鑑定所)


「元世翬の気学観測」第七十九話

2022年07月31日 | 気学よもやま話
(8月からの展開)
8月は五黄土星が暦の真ん中に入り、年盤五黄土星のエネルギーと月盤五黄土星のエネルギーが同会し、エネルギー量が頂点に達します。五黄の働きには成就と破壊という相反する方向性があります。成就は注いできた努力が形になり、破綻は見逃してきた問題、見過ごしてきた問題が浮上しこれ以上進めなくなります。暦の真ん中に入るということは過去の清算を行う意味があり、課題があれば必ずここで解決を迫られます。8月は丁度2022年度の折り返し地点に当たり、運気はここから2023年の運気に向かって徐々に傾いていきます。今年始まった世界の混乱は8月に成就と破綻という形で区切りを迎えます。

(8月の一白水星の役割に注目)
8月の第1のポイントは一白水星の役割です。一白は天道を伴い指令、統合の位置に入ります。8月はすべての九星が本来の位置に戻ります。一白の場所は司令塔の位置であり、混乱してきた2022年の政治、経済及び生活環境に終止符を打つように、このように動きなさいという指針が定まります。一白には対立を融和に変える働きがあり、一白を本命または月命に持つ人がこの役割を果たすことになります。また8月の第2のポイントは八白土星です。八白が変化をもたらす定位に戻ります。但し8月の八白には破という障害が伴い、方向転換せざるを得ない状況が訪れます。この裏にはしびれを切らした国民が流れを変えようとする動きがあります。これ以後国民運動は急速に拡大し、11月にピークに達します。五黄には世の中を根幹から変える働きがあり、この力に準じて各国の国民が力を得ます。この民意を正確に汲み取り、きちんとした秩序の中で改革を進める指南役を一白水星が担うのです。

(乱世には天意を読み解く人物が必要)
乱世の軍師と言えば何よりも頭に思い浮かぶのが三国志で有名な諸葛亮孔明でしょう。諸葛亮孔明は暦を最も有効に使いこなした軍師ではないかと私は考えています。気学鑑定士の一つの大きな務めは時代の推移をしっかり見抜くこと、暦をしっかり読み解くことです。暦は地球の気象とそこに生きる生命体の運気を表します。その中の一つに人の運気もあるのです。政治、経済その他あらゆるこの世の現象は暦に出ているスケジュールに沿って起きていきます。暦を読み解く本当の意味は、“この先何が起きるのか”を言い当てることではなく、“この流れは何を意味しているのか”、その天意を読み解くことにあります。ここからはじめて我々はどうあるべきかが分かってくるのです。目先の利益に捉われ、自分だけの視点に留まると時代の変化推移を読み誤ります。今は形に見えていなくともいずれ暦が示している通りの形になっていきます。軍師、参謀を意味する一白水星はそれを正確に読み取り、政に活かしていく役割を担うのです。

(形に現れる変化と形に現れない変化)
8月は破綻と成就が起きる月です。これは今まで溜めてきた矛盾が表に出てくるということです。気の世界の変化は形に現れる変化と形に現れない変化があります。物事は形に現れた段階で後戻りすることは出来ません。8月は目に見えない意識の変化と目に見える物質的変化の双方が現れることでしょう。世の中の変化スピードは明らかに速くなってきています。これは物理的な視点では波動の急速な上昇と見ることができます。波動が上がると今まで見えなかった視点が増えます。平面的世界観で生きてきたものは一つ上の次元に入り、今までとは全く異なる空間の存在に気付きます。ここから前後にしか動かなかったものが、今度は上下に動くようになり、地面を這うものが空を飛ぶようになります。物質的変化は最後の段階で現れてくるものです。そして形に現れた段階では後戻りできません。世の中を見て何も変わっていないように見えても、内実は確実に変わってきています。内実は破綻していたが表に出ていなかったもの。また内実はすでに出来上がっていたが表に出ていなかったもの。8月はこの二つの局面の破綻と成就が見えてくるでしょう。


                                     (浅沼気学岡山鑑定所)

「元世翬の気学観測」第七十八話

2022年06月30日 | 気学よもやま話
(令和時代の大きな方向性)
時代の変化には二つの方向性があります。一つは新たな方向へ進む革新的な動き、もう一つは上手くいっていた従来の状態に戻る逆方向の動きです。平成の時代は革新に傾き過ぎ、心がついて行かないまま技術革新や制度設計が進んでいったように見受けられます。令和の時代はこの盲目的な革新ではなく、心がきちんと付いて行く地に足の着いた歩みになってくるものと思います。それは上手くいっていた旧来のやり方を取り戻し、古き良き時代感覚と新しい時代感覚が共存した空間を取り戻す動きとなることでしょう。この動きに合わせて組織国家を上位とする政策から、地域社会、家族を重視する政策へと変換し、競争社会から共生社会へ移行すると私は観ています。

(巽宮時代から離宮時代へ)
令和の時代に入り巽宮の時代から離宮の時代へ移ったと以前お話しました。巽宮は乾宮と一心同体に動きますから、巽宮の時代が終わったということは乾宮の時代の役割も同時に終わったということになります。この終わりとは消えてなくなるという意味ではなく、巽宮乾宮の力がピークを迎え一つの役割を終えたということです。巽宮乾宮の時代とは主従関係をもとに築かれた組織や国家の運営であり、既に築かれた役割、仕事、職業の中で人が決められたとおりに動いていく社会です。巽宮の次は離宮という文明開化、意識覚醒の宮へ移行します。離宮という時代は個人の意識の持ち方が問われる宮で、価値観も個人の内から現れてきます。今まで当たり前に信じていた組織観、国家観、職業観が覆り、自分から生まれてきた価値観をもって人間関係を築き、生活をし、人生を創り始めるようになります。

(本命と月命という二つの現実)
本命と月命環境の違いを物理的に捉えると周波数の違いと見ることができます。本命は生まれ年の十干十二支及び九星。月命は生まれ月の十干十二支及び九星です。低い波動の本命世界は動きや変化のスピードが遅く一旦物質化するとなかなか変化しません。一方高い波動の月命世界は物質化せず、心や精神のように意識レベルの中で生活空間を変化させていきます。二つの命運は波動域が根本的に異なるため、命運から現れてくる特徴も全く異なる性質のものになります。私たちが“現実”と呼んでいる世界は主として形に現れた本命環境のことを言っていることが多いですが、これに対し形に現れない意識の現実もあります。これが本命環境を裏から支える月命環境なのです。

(生きがいを現実化させる命運)
月命は本命よりも波動が総じて高く、変化スピードが格段に速いです。月命環境は物質化しないままに情報やエネルギーが動いていきます。このためしっかりとした方向性を持たなければ、心の動きに振り回され命運の本筋を見失ってしまうこともあります。形に現れないということは物質的なやり取りがないということであり、その分本命環境のような守りが得られにくいということでもあるのです。例えば生きがいは総じて月命から発することが多く、これを具体的に現実化させる働きを本命が担います。月命から発した生きがいというエネルギーは本命の物質環境に降りていき、時間をかけて徐々に具体化し形に現れていきます。月命の思いだけでは流動的で地に足が付いた感覚が得られませんが、本命環境に支えられることにより、しっかりとした地盤が持てるようになります。店を開きこんなことをしたいという思いは月命。実際に店で働くという物質環境は本命。本命と月命はこうして互いに異なる波動エネルギーを繋ぎ、相互に交換し、連携によって“思い”を現実化させています。

(早すぎても遅すぎても実はならない)
果実はそれぞれの種に適した時期に発芽し、枝を伸ばし、実を付け、熟します。ああしたいこうしたいという思いは日々心の中に芽生えますが、周りの人と協調せず、周囲の環境と合致せず、自分の思いだけで進んでいくこともあります。こうした思いの現実化は地球特有のスピード感で進行していきます。実の熟す時期があるように、思いの現実化も適した時期があります。速く伸びすぎる木は根、幹、枝の強靭さとしなりの釣り合いがとれず、強い風にさらされると容易に折れてしまいます。植生の世界も人の世界も成長には適したスピードと節目があり、これを暦が示しています。実の熟す時期は最終的には本命の時間制で定められます。現実化は物質化の過程を必ず通るからです。月命の思いは本命の時間を経て一歩一歩着実に進み物質化します。目に見えない月命の期待は時間を経て本命世界とつながり、本命世界に現れた成果を月命が喜びとして受け取るのです。こうした気の連携が二つの命運の間で日々行われているのです。





                                      (浅沼気学岡山鑑定所)

「元世翬の気学観測」第七十七話

2022年05月31日 | 気学よもやま話
(寅年のフライング)
寅は旧態依然とした体制から逃れようとする気質が旺盛です。丑は伝統を守ることに拘り、寅は丑の元に留まろうとする力から抜け出そうとするのです。二つの十二支はやろうとすることが真逆になることが多く、丑は後ろに下がり寅は前に進もうとするために丑寅の境界には気の断層が生じます。これがいわゆる鬼門です。鬼門は気の断層、地球ではプレートのズレです。今年は寅年ですが、寅の勢いは年の前半、特に2月の寅月に最も旺盛になるため寅年は特に2月から8月ごろまでの環境変化に注意が必要になります。無理やり旧来の環境を変えたり周囲の反対を押し切ったりして新たな道へ進もうとすると概ねフライングになります。条件が整っていない環境へ足を踏み入れてしまうからです。特に出費を伴う環境変化はその使い道や使う対象の選択を誤りやすく、後悔することが多くなります。いずれにしても寅年は年の前半、特に2月にフライングすることが多く出ます。

(寅月から午月への経過)
フライングは気持ちが焦っている時、何かから逃げたいと思う時、現状の行き詰まりから脱したいと思う時に出がちです。特に寅月はこうした傾向が現れます。十二支の気質を寅からたどってみると、次の卯は目標がきちんと定まっている場合は後ろ盾を得て一気に進めるのですが、行き先が分からないまま走ってしまうこともあります。辰は五行が土のため浮き沈みが激しく、上手くいくと思いきや思惑がはずれ行き詰ることが出てきます。巳は辰の紆余曲折を経て慎重さが増しますが、これが過ぎると神経過敏になり不決断、迷いが出てきます。また自分のノウハウに拘り融通が利かなくなります。午は決断力が旺盛になりますが、自信過剰になると状況分析を怠り、寅のフライングに乗ってしまう可能性もあります。

(寅月から申月への展開)
気学には三合という十二支の組み合わせがあり、寅の気が午に引き継がれて旺盛になります。そういう意味では寅年の6月は年の前半のポイントになる月です。寅のエネルギーを午がどのように引き継ぐかが問われます。その後未月の7月、申月の8月を経て年の前半を締めくくります。8月は五黄土星が中宮するため、成就することと破綻することが起きます。ここで一白水星が天道を伴って定位の坎宮に入り采配を振るいます。この意味は混乱を鎮め、長期展望を開き、リーダーシップを発揮することです。気の世界は3のリズムで動き、2月に始まったことは5月、8月、11月のリズムで展開していきます。申は寅の対冲に位置し今年は破という障害を抱えているだけに、8月申月は前半の意思決定や新たな試みの結果が現れやすい月となります。5月は一白水星が天道を伴い兌宮に入っています。これは5月、8月という重要な分岐点に一白水星が重要な役目を果たすことを意味します。一白の気質とは将来を見通し先手を打つこと。そして情を優先し対立を和解に持って行くことです。



                                       (浅沼気学岡山鑑定所)

「元世翬の気学観測」第七十六話

2022年04月30日 | 気学よもやま話
(七赤時代到来の気学的な意味)
私が気学的に解釈する七赤時代の到来とは、七赤金星が2022年から6年間非常に強いエネルギーを保つことを言っています。気学でいう6年は非常に重要な意味があります。6年という期間は短いながらも一つの時流を定着させるための十分期間になるからです。

気学には1.4.7.10の法則があり、3のリズムで運気が展開していきます。6年とは3年が2回続いた状態で、7年目に始めたことの結果が強く現れ次の展開に移ります。暦の中宮に入る九星はその年の運気を担い、人においては一大決心して何かを始めます。この場合3年後にその九星は艮宮(ごんきゅう)という方向転換の場所に入り、さらに3年後には一定期間続いたことが終了する坤宮(こんきゅう)に入ります。この6年間の蓄積が大きな意味を成し、7年目に震宮(しんきゅう)に入り、いよいよ学んできたことを実行に移す時が来ます。従って6年という期間は気学的には一大決心したことを方向修正も加え、実際に行動に移すための準備を終えるという意味があるのです。

今年から七赤金星は好調を維持しながら6つの宮を通過します。2022年に入る兌宮は自己変容をもたらす宮であり、ここから震宮までの6年間は大きく捉えると自己変革をもたらす宮を巡ることになります。そして6年後の震宮には実践の意味があり、変容した自分がいよいよ具体的に世の中を変えていくという流れが出てきます。この6年間は七赤金星のエネルギーが世の中に浸透するための十分期間となるのです。

七赤金星の精神的な意味は喜び、励まし、癒し、リラックス。物質的な意味は暮らしやすさと利便性です。また七赤金星がもたらす精神的作用により私たちは本当に自分が興味を持っていることを仕事にするという流れが定着し、合理性のないものをどんどん切り捨てていくという流れも出てきます。有名無実化した形式的なやり方や考え方が七赤の作用により今までにないスピードで変化変容していきます。

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(一白天道の時代へ)
波動の時代とよく言われることがあります。「水からの伝言」という本が少し前ですが話題となったことがあります。水が波動をよく吸収するということは気学的にも説明できます。水は八卦の坎。気学の一白水星。振動は八卦の震。気学の三碧木星。一白は三碧の振動をよく捉えます。

一白の元素で代表的なものはカルシウム。カルシウムイオンは人体の中にあるイオンの中でも非常に重要な役割を持っています。カルシウムと言えば骨を作る元素と言うイメージがまず浮かびますが、医学的には神経細胞などのシグナル伝達が重要な役割になります。一白はまさにシグナル伝達、情報伝達、情報分析、情報蓄積、情報記憶が役割です。一白がカルシウムに当たるということは、カルシウムが一白の象意をすべて持っているということを意味します。一白は三碧の力を得て代謝を行い、一白が発するパルスを三碧の振動、躍動に転換し、全身にシグナルを伝達します。

この一白が6年後の2028年から天道を伴い好調期を迎えます。2022年から七赤天道時代が始まっていますが、七赤時代を引き継ぐのが一白です。一白天道時代が意味することは水がポイントになるということ。水は心の動き、情感、伝達に関する事を意味します。七赤、一白に共通する流れはコミュニケーションです。従って七赤天道時代の次に現れる一白天道時代の一つの特徴はコミュニケーションに関する進化が考えられます。技術的進化による新たなコミュニケーションツールが現れると同時に、実際に会って話をし、一人が一人に接する一対一の繋がりが今まで以上に問われる時代になると私は見ています。

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(通信速度の変化と文明進化)
携帯電話が4Gから5Gへ、5Gから6Gへ移行しつつあります。何か大きな流れが変わる時はその流れを作る大本が変化していると捉えるのが気学的な見方です。物事の処理スピードが変化するにはその環境を作るバックボーンが変化しない限り浸透することはありません。こうした流れは通信業界や政府の意図のみで出てくるものではなく、もっと大きな全体的な流れの変化から出てくるものと考えられます。つまり地球あるいは宇宙規模での変化が出てきているという気付きが必要です。

通信速度の変化は人類の文明進化に直結します。具体的には我々の考え方や生活パターン、意識の持ち方、生き方をも変えていきます。それは既に私たちが日常で経験していることです。4Gから5Gへの変化も実に世の中を大きく変えつつありますが、5Gから6Gへのシフトはもっと大きく世の中を変化させます。そこでは変化スピードに対応できる体制の変化が必要になってきます。政治、経済、金融、法律、教育、学術、文化、芸術、職業などあらゆる分野で6Gシフトに対応するための革新がこれから起こってくることでしょう。

但しそこには七赤時代の流れから、すべての人が難なく乗っていける利便性がなければなりません。すべての世代が等しく容易に使えるもの、容易に理解できるものでなければ、これからの時代は通用しないでしょう。これは大きな企業ほど対応が難しくなります。変化スピードが速くなればなるほど、手順を踏む組織の意思決定では追いつかなくなります。そして七赤時代から一白時代へ移行すると、個人の力が益々幅を利かせるようになります。6G時代は政府や大企業が率先して築き上げるものと思いがちですが、その裏では逆説的にこれによって政府や大企業の役割が縮小し、生産活動の主導権が個人に戻ってくるものと私は観ています。

世の中の急速な進化を見るとアナログ世界が衰退しデジタル世界が益々拡張していくと私たちは考えがちですが、その捉え方も逆転します。気の世界は常に陰と陽のバランスでできています。ですからデジタル世界が加速すれば加速するほど、アナログ世界の重要性が増すのです。人がしなくてもできることはほとんどすべて機械化し、機械でできない仕事は人が受け持つ。これによりデジタルとアナログ世界の陰陽バランスが確立します。

実は知識の集約や分析、法や制度で運用されている定型作業、事務作業ほど機械化されやすいです。人でしかできない事。それは現地に行って体を使わなければできない事、会って話をしなければできない事、人情や情緒、感性が必要とされる仕事です。七赤時代から一白時代への流れは、喜び、癒し、励ましを通してコミュニケーションがむしろ活発化していく流れです。こうした情を伴う事、一対一で接し、実際に会わなければできない事が6G以降の世界を裏から支える原動力になると私は考えています。



                                                 (浅沼気学岡山鑑定所)

「元世翬の気学観測」第七十五話

2022年03月31日 | 気学よもやま話
(今という時代の気学的な意味)
後天図は波動のしくみを表すと同時に生命成長の順路を表すものでもあります。これを文明進化の順路に置き換えると次のような流れになります。坎宮(天地人一体)→艮宮(同族主義)→震宮(競争と争奪)→巽宮(帰属と忠誠)→離宮(自立と覚醒)→坤宮(解体と再生)→兌宮(多様性と寛容)→乾宮(権威と伝統)→坎宮。後天図において離宮(りきゅう)は南天に位置し、進化の一つの頂点となります。この流れの中で今の時代はどの段階に達しているでしょうか。私は長く続いた巽宮(そんきゅう)の時代が終焉し、2019年から2022年にかけて離宮の時代へ移ったと観ています。離宮は自立と覚醒の宮。ここで人は自分が生まれてきた本当の意味を知ります。そして自分が持って生まれた唯一無二の天性に気付きます。ここに依存はありません。自分の中心から離宮のエネルギーに直接繋がることによって自己覚醒が起きるのです。離宮には物事の正体を見極める、問題解決、悩み解消、抑圧からの解放の作用があります。巽宮には何かに依存し、何かに忠誠を尽くし、自分でない軸に動かされることで社会に適応する意味があります。その巽宮から脱却し、自分の力で考え、自分の力で立ち、本当の自分に目覚めるようになるのが離宮に移行することの意味です。今年からそういう時代に完全に入ったと私は観ています。

(本命的価値観から月命的価値観へ)
人は生まれた時は既存の社会へ適応するために本命環境への適応を優先します。これが36歳まで続き36歳以降から後半人生が始まると命運は本命から月命へと徐々に主導権が移り、月命すなわち非物質的価値観を軸にして世界を見るようになります。目に見える物質的環境よりも生きがいという精神的価値を優先するようになるのです。この流れに逆行し、後半人生を本命的価値観主導で押し切ろうとすると、人生の足取りは次第に重たくなり月命が欲する“本当にやりたいこと”を現実化しにくくなります。価値観の主導権が月命に移ると、本命の価値観は月命の価値観を裏側から支えるようになります。こうして本命と月命は常に表裏一体の関係を保ち、本命は月命の生きがいを支える基盤となり生活の安定をもたらすのです。これが物質的環境の真の意味です。

(価値観転向の流れに乗る)
2020年の価値観転向の流れに乗り、物質的波動はますます精神的波動へと移行しています。七赤時代はこの流れを後押しし、物質的価値の象徴である六白の貨幣を非物質的な価値へと転換していきます。この流れに乗るとお代というやり取りは最終的には言葉と同じようにコミュニケーションの一つの手段でしかなくなります。これが七赤天道のあるべき姿です。こうして七赤金星が6年をかけて生活環境のあらゆる場面に天道エネルギーをもたらし、権力と結びついた俗世の六白は与えても尽きない光の六白へと移り変わります。貨幣という概念はそう遠くない将来、権力から完全に切り離され、与えても尽きない非物質的な価値に置き換わっていくことでしょう。

(喜びから始めたことはなぜ持続するのか)
喜びから始めたことはずっとそのエネルギーが受け継がれていくという法則があります。気の世界は喜びをエネルギー源とするため、喜びから始めたことをどこまでも持続されるように要所要所で補助エネルギーを与えてきます。喜びを意味する七赤金星の動きを暦で追いかけてみるとこのことが如実に分かります。七赤は四緑、一白とタッグを組み、環境変化が生じる空間に達する時、必ずこの三つの九星が変化ラインに並ぶようになります。三つの九星が変化ラインに並ぶときはエネルギーバランスが常に整います。変化ラインは運気が転換する場所ですから、ここが不安定になると持続してきたことが止まります。七赤は喜び。一白は慈愛。四緑は良縁。これら三つの気の力によって喜びのエネルギーが途絶えないように仕組まれているのです。

(なぜ気の世界は断絶を作るのか)
喜びから始めたことはどこまでも続くという法則がある一方、義務、恐れ、不安、圧力、利害から始めたことは一定期間を経ると必ず途絶えるようになっています。気の世界には持続させるか断絶させるかを決める関門があり、これを変化ラインと言います。この関所を通るには気の連携がなされていないと潜り抜けられないのです。この変化ラインを難なく通る九星は喜びの七赤。情で繋ぐ一白。良縁で繋ぐ四緑となるのです。一方三碧、六白、九紫及び二黒、五黄、八白の組み合わせはこの変化ラインを通る時、気のバランスが必ず不安定になります。これらの九星は継承、引継ぎに特徴的な弱点を持ちます。気の世界は意味のないことをしません。この断絶には奥深い意味があるのです。

(断絶を確実にする気)
三碧、六白、九紫は一つのグループとしてまとめることができます。この三つのグループは断絶を確実に作るグループとして位置付けすることもできます。三つの九星に共通する特徴があります。それは物事に対して妥協しないことです。一途、頑固、YESかNOか。こうした特徴は一見融通が利かず他との連携を図りにくいため欠点弱点として見てしまいます。ところが同じことを必要以上に続けることも全体のバランスを崩す要因になります。三碧、六白、九紫の気の強大化をいつまでも放置しておくと次のステップへ移る流れをせき止めます。これら三つの九星は一定の目的を達成すると自分の為したことを後に引き継がないという気質があります。これが却って時代の流れを刷新することを促しています。気の世界はバランスを究極の目的とします。ですから三碧、六白、九紫という三つの九星を同じタイミングで変化ラインに立たせ、敢えて同じ状態を続けず、断絶しやすい状態を作っているのだと私は観ています。




                                                 (浅沼気学岡山鑑定所)

「元世翬の気学観測」第七十四話

2022年02月28日 | 気学よもやま話
(俗世の六白から光の六白へ)
六白金星は今後二つの道に分かれていくように見えます。一つは俗世の六白。もう一つは光の六白です。俗世の六白は自分の欲のために資金を集め、権力に結び付き、その権力を自分のために維持しようとします。これに対し光の六白は自分の取り分を持たず、集まってきた富を少ない所に施していきます。俗世の六白は今後二つの段階を経て縁のない資金を手放さざるを得なくなり、時代の流れから外れていきます。そして光の六白、公益の六白がいよいよ具体的に世に出てきます。六白は貨幣、金融、政府、国家を現わしますから、貨幣の役割、政治の仕組み、国家の姿が根本的に変わっていきます。

(二黒が国民主権を取り戻す年)
国民を意味する二黒土星は今年破という障害を伴い長く続いたことが終わる坤宮(こんきゅう)に入っています。2022年の二黒は長年のストレスと虐げられた状態に堪忍袋の緒が切れ、デモやストライキ、休業、退職と言う形で意思表示します。この状況は既に世界で起きている通りです。二黒という気は限界まで我慢しますが、限界を超えると決死の行動に出ることがあります。今年はその限界に達し各国で様々な動きが出てくることでしょう。この動きは翌年2023年にさらに加速し、いよいよ大多数の国民が具体的に意思表示し行動し始めます。政府はこの国民の動きを抑えることは出来ず、世界各国の政府は解体の形で追い込まれていくことが予測されます。

(2月節の隠れた意味)
暦の南に位置する宮を離宮(りきゅう)と言います。ここに天道という特別なエネルギーをもって入ることのできる九星は法則のもとに選ばれています。年の初めは2月4日の立春ですが、この2月節の離宮に入る九星は三碧木星、六白金星、九紫火星の三つです。この三つの九星が2月節に離宮に入る時はいずれも天道を伴います。天道というエネルギーはその九星の能力を活性化させ中宮の九星の潜在能力を引き出します。気の世界では始まりが最も重要です。始まりのエネルギー状態がその後の運気の流れを決め結末を作るからです。三碧、六白、九紫には目的を明確化し妥協しないという気質があります。さらにこの三つの九星には最終的に救済へ向かう気質があります。2月節は事実と真実に基づいてことを始め、迷う人、溺れる人、苦しむ人を救うというメッセージが隠されているように思います。

(六白吉神に向き合う)
人が南に向かって祈りをささげる形は年月の気の形に現れています。気学では南を天とし、この方位を神聖の宿る宮とします。ここに天道というエネルギーが介在する時は特にその力が増し、南に向かい祈りをささげる人と天が強く共鳴します。六白金星が離宮(南)に介在する時は吉神が伴い、その対冲の坎宮(北)の七赤金星にも吉神が伴います。七赤は感謝、喜びの気です。六白は与える一方の光の気です。人が南に向かい祈りをささげる形は七赤の感謝をもって六白に対峙するという意味があります。これが神仏に向かう気学的な意味です。神仏である六白の気に向かう時は七赤の感謝の意をもって対峙する。その時初めて神仏は七赤の感謝の気に応じ、与えても尽きない六白の富を施すことができるのです。



(浅沼気学岡山鑑定所)



「元世翬の気学観測」第七十三話

2022年01月31日 | 気学よもやま話
(七赤金星の時代がやってきている)
七赤時代の本質とは面白そうなものを探し始めることから始まります。型にはまった喜怒哀楽が消えていき、個々人にしか持てないものを見ることが楽しみになってくるのです。アピールしてもしなくても自分の思いをきちんと形にしている人に関心が集まってくるのです。何でもないものほど個々人にとって心地よくなってきます。本当の面白み、励み、安らぎ、癒しとはそのままのその人からしか出てきません。七赤の時代が既にやってきています。

(七赤金星と九紫火星が導くもの)
2022年から始まる七赤金星の時代とは七赤天道の良さが世の中に浸透することを言っています。七赤は緩みすぎると俗世に浸かってしまい道徳を逸脱するところがあります。この逸脱を九紫火星が上手くコントロールします。七赤天道は道徳を意味する九紫火星と一心同体で動きます。2022年から訪れる七赤時代の本質とは個々人の才能が花開く一方で、九紫の道義と礼節が裏にしっかり付いていることを忘れてはなりません。七赤は九紫にバックアップされてはじめて本当の力を発揮します。ここ数年海外の方がSNSでしきりに日本のことを紹介しています。この中で海外の方が特に注目しているのが、食べ物、利便性、居心地よさそして日本語の多様性です。これらすべては七赤に関すること。同時に治安の良さ、時間の正確性、街中の綺麗さ、整然と並ぶ礼節の正しさのことを言っています。この視点が九紫です。九紫は均整の整った状態を究極の目的とし、七赤は喜びを究極の目的とします。二つの気が表と裏でバランスよく動くことで、個々人の才能は世の中に具体的に浸透していくのです。

(競争にさらされる気の場所)
過度に競争にさらされるところで権勢を誇っていても、それは時間とともに消滅していきます。すぐに結果が出るものはそれだけ変化の運気にさらされやすく寿命も短いという特徴が現れます。気学では震宮(しんきゅう)及び巽宮(そんきゅう)という気の場所がこのような性質を現わします。震宮は華やかさがあり誰もが憧れ飛びつきやすいところがありますが、過度に競争にさらされることで一時華やいでもすぐに相手に追い越されしなびていきます。巽宮の仕事は組織力によって盤石の基盤を築きますが、それが却って時代変化への対応力の弱さとなり硬直化していく傾向が出ます。

(競争にさらされない気の場所)
一方外部との競争に一切さらされない気の場所もあります。それが離宮(りきゅう)と坎宮(かんきゅう)です。二つの宮は個人の内面にある宮です。震宮なる仕事は巽宮なる仕事に引き継がれ、巽宮なる仕事は離宮なる仕事へと移行します。離宮なる仕事は坎宮と共に個が営む仕事です。離宮は人を教え導き、覚醒させ、真善美を追求する仕事。坎宮は創作、創造、思いを形にしていく仕事です。離宮と坎宮の仕事は競争にさらされず、時間制限もなく、評価の是非を越えており、自分がその価値を認めることで成り立つ仕事です。これが今後伸びていく仕事の形態だと私は見ています。七赤の時代が6年間続いた後は一白の時代へと移ります。一白とは個人であり内面の世界です。個から生まれるもの、個から創造されるものが七赤時代の進化を受け継いでいくのです。

(七赤と生活レベルの利便性)
七赤は施しの気であり、難しいことを簡単に説明する気です。ですから新しいシステムが導入されるや否や、そのマニュアルを作り、誰でもついて行けるように組み立てするのが七赤の役目なのです。つまり難しいことを翻訳し、案内役を務めるのが七赤の役目です。七赤天道の時代に活躍する人とは、この案内役を務める人です。例えばスマホに新しい機能が加わるたびに、初めて目にするカナカナ語が出てきます。こうした言葉に拒絶してしまう人をどのように導くか。新しい機能を加速度的に追加していく一方で、使う側の利便性と安全性から益々遠ざかっていく趨勢をどのように折り合わせていくか。七赤はこうした生活レベルの視点から見た実用性、利便性に焦点を当てます。次世代に向けたスローガンは誰でも掲げられますが、生活レベルに落とした時それが庶民の目にどう映るかが問われます。誰がやっても誰が見ても分かるように。これが七赤の心なのです。

(七赤時代のあり方)
今後はスローガン通りに進めていく組織の戦略が通用しにくくなる時代へと移ります。なぜなら七赤は究極の合理主義であり、絶えず環境に応じて変性していくからです。七赤は気心の知れた個の集まりでネットワークを築き、独自の生活空間を築きます。この空間は個人の繋がりであり、組織の利害に最も馴染みにくいのです。今後はこうした七赤の気を上手く取り込んでいく組織が庶民の気に繋がり発展していくことでしょう。気の世界は傲慢と頑なさを嫌い、この硬直さを解く役目を七赤に与えているのです。七赤天道の時代とは漏れていく人をきちんと救い上げる時代です。組織による組織のためのスローガンに庶民が反応しなくなる時代が既に到来しています。




                                                 (浅沼気学岡山鑑定所)

浅沼元琉の気学観測

FM"RadioMOMO"の『浅沼元琉の気学観測』コーナーでお話ししたことをまとめました。