元世翬の気学観測

運気の流れを気学で読み解く

「浅沼元琉の気学観測」第二十六話

2018年03月01日 | FM”レディオモモ”での放送
本日放送のテーマは「人は九星すべての気質を持っている」です。

(生まれ星の意味)
いわゆる生まれ星とは本命(生まれ年の九星及び干支)及び月命(生まれ月の九星及び干支)を言います。ほとんどの方は自分の本命または月命の九星を知ると、それ以外の九星の気質を持っていないと勘違いしています。例えば三碧木星生まれの人は、三碧木星以外の九星とは関係ないと考えていると思います。ですがこれは全くの誤りです。

(暦が意味するところ)
市販されている暦を観ると真ん中に九星があり、その八方位に別の九星が配置されています。例えば今年は九紫火星が真ん中に入っています。従って、今年生まれた子は本命が九紫火星になります。この年盤をよく見ると、九紫火星を取り囲む他の九星がちゃんと配置されています。この年盤における九星の配置がその人の気質の形となります。今年生まれた人の気質はこの年盤にすべて表されているのです。真ん中の九星だけがその人の気質ではありません。その周囲に配置されている九星がすべてその人の気質であり、九星の配置はその人の人生すべてを垣間見ることができる固有の意味があるのです。

(本命の九星が意味するところ)
本命の九星とはこの年盤の真ん中に配置されている九星のことです。もちろん本命には干支が加わります。真ん中に配置されているということの意味は、その九星(波動)を中心に使って動いていくという意味です。今年生まれた人は九紫火星の気質が旺盛であり、その特質を旺盛に持って生きていきます。ここで注意することは、九紫火星の気質を旺盛に持つということは、九紫火星のよき気質を持つと同時に、九紫火星の欠点も持つということです。九紫火星のよき点は理知的であり正義感があるところです。一方欠点はそれ故に頭でっかちで融通が利かない点です。利点と欠点は表と裏の関係であり、よい悪いという判断では説明しきれないのが人の気質なのです。

(本命を取り巻く他の九星の意味)
真ん中を取り囲む他の九星は、その人がどういう場面でその気質を使うかが示されています。例えば今年の九紫火星は五黄土星が北に、四緑木星が南に入っています。そしてこの二つの九星が九紫火星に特別なエネルギーを与えています。この影響を受け、五黄土星のアグレッシブではありながらも自分本位な性格が出てきます。また同時に四緑木星の強い影響により、パフォーマンスやアピールに長けた気質が出てきます。但し今年の四緑木星は不安定な気質を持っているため、弱点が出ると不特定多数の人を振り回してしまう気質が出てきます。この戌の九紫火星生まれの一人がトランプ大統領なのです。 
 
(本命と月命に書き込まれたもの)
本命及び月命には、その人を取り巻く環境、その人が持つ能力、その人の一生のスケジュールが描かれています。その大小さまざまな情報を元に、気学鑑定士は個々人の相談に応じ、具体的な解決策を提示していくのです。見方は鑑定士によって千差万別です。本命と月命に何が書き込まれているのか。この解読はその鑑定士の知識と経験、知恵と感性、洞察力と直観力によって決まります。

(浅沼気学鑑定所) 

浅沼元琉の気学観測

FM"RadioMOMO"の『浅沼元琉の気学観測』コーナーでお話ししたことをまとめました。