元世翬の気学観測

運気の流れを気学で読み解く

「浅沼元琉の気学観測」第六話

2016年06月06日 | FM”レディオモモ”での放送
5月26日・27日に伊勢志摩サミットが開催されました。またその後にオバマ大統領が現職の大統領として初めて広島に訪問されました。5月の安倍首相の運気は今年一年の中でも一番よく、特に外交で成果を出すという象意がありました。またオバマ大統領も世界の注目を浴びる月でした。その国の運命はその国のトップの運勢に左右されます。今年は世界の根底が覆る年と説明しました。今回のサミットの成果の中から、その流れが表面化してくることでしょう。世界の大きな分岐点となるサミットで、安倍首相は今年最高の運気を迎えています。このことは日本の将来にとっても大きな意義があります。

本日のテーマは「油を差す」です。
私がよく経験することに機械が壊れやすいということがあります。私が使っている車や機械はなぜかよく壊れます。機械が壊れるのはいろいろな理由があるのでしょうが、その一つに、油を差さないというメンテナンスの不備があると思っています。

気学では「油」を七赤金星(しちせききんせい)の気とします。潤滑油は金属疲労を緩和する役目があります。人事に置き換えると、人間関係を和らげるコミュニケーションと言ってもよいでしょう。

(人には適度な緩みが必要)
気学では金属(鉄)を六白金星(ろっぱくきんせい)とします。六白金星は主人や社長を表します。つまり主人や社長は金属のように硬いということです。人事でいうと、社員に対して妥協することのない頑固な上司と言ってもよいでしょう。但し、六白金星の固さには大切なことを妥協しないという利点もあります。

(七赤金星の心を持つ)
緩みのなさはストレスに繋がります。ストレスがたまると、様々な所に弊害が出てきます。このストレスを和らげるために、七赤金星の心を持つことが大切です。七赤金星の心とは以下のようなものです。

・適度に息抜きすること。
・適度に笑わせたり、褒めること。
・飲食を共にするなどして、コミュニケーションを図ること。
七赤金星の心とは、人を喜ばせたり、励ましたり、施してあげることです。

(四緑木星の心を持つ)
四緑木星(しろくもくせい)という気質も「緩み」とストレス解消の働きがあります。四緑木星の性質は当たりが柔らかく、人の世話ができ、気遣いが細やかで、他人に対する思いやりがあります。

(程よい状態を保つ)
四緑木星も七赤金星も、相手に対して完璧を求めない気です。点数でいうと、7掛け、70点を目指します。例えば水をコップに入れる時、どのくらいが丁度良いですか(七割くらいが丁度よい)。人に対して完璧を求めるのではなく、ほどほどに求めるのが二つの気の特徴です。

(緩み過ぎは逆効果)
但し、四緑木星も七赤金星の気も、強すぎると緩み過ぎてしまい、規律がなくなります。気の世界はすべてにおいて「過ぎる」ことから欠点や問題が生じます。何事も硬すぎず、緩み過ぎず。これが理想の形です。

組織の上に立つ人は、心に余裕をもたらす四緑木星と七赤金星の気を持ちましょう。「油を差す」とは、自分に対しても他人に対しても、適度に心の緩みを持つことです。

四月に入社した新入社員が、そろそろ五月病になっているかもしれません。新入社員をベテランに育て上げるのは上司の役目です。上司の皆様方が心に余裕を持って、社員の方々と十分なコミュニケーションを取っていただきたいと思います。

浅沼元琉の気学観測

FM"RadioMOMO"の『浅沼元琉の気学観測』コーナーでお話ししたことをまとめました。