(8月から11月の気の流れ)
気の世界は3のリズムで動いており、一年の始まりである2月の節分に先立つ事3か月前の11月から次年度の運気が徐々に入ってきます。今年の11月は二黒土星が月盤の中宮に入り、年盤の五黄土星と同会を果たし、同じ土の気がエネルギーを倍加させ、土の破壊と浄化エネルギーが一段と活性化します。二黒土星は腐敗したものを解体分解し、元の綺麗な姿に戻します。この流れに至り、世界の何が解体し何が浄化するのか、私たちは自分の身に置き換えてみなければなりません。
今年の8月は五黄土星が月盤の中宮に入り、年盤の五黄土星と月盤の五黄土星が同会するという一つのクライマックスがありました。五黄土星は未成就のエネルギーを成就または破綻させるエネルギーです。注いだエネルギーは必ず一定の時間を経過して形になります。五黄の気は両極端に動く特徴があり、良くも悪くも世の中を揺るがします。
8月より始まった一つの動きは革命とともに起きる腐敗の浄化です。五黄は今まで隠されてきたことを表に出し、世の中の実態を周知させます。この動きが8月から始まり、国民の行く末が五黄の動きに託されています。11月は翌年に起きることの象徴となる出来事が起き始めます。従って2023年は二黒土星すなわち国民に主導権が移り、権力者ではなく国民が世界の方向性を決めるという流れが出てきます。
(東の九紫火星に注目する)
8月から厳しい運気を続けてきた二黒土星はようやく決意表明とともに存在感を表します。折しも11月はエネルギー活性化をもたらす天道を伴い九紫火星が東の震宮に入ります。この東の九紫火星天道は3年に一度回ってきますが、世の中に対する非常に大きな影響力を発揮します。九紫は規範を司り、東の震宮は行動の始まりを意味する宮です。東の九紫は世直し、救済、情報開示をもたらします。この九紫と二黒が11月からぴったりと歩調を合わせ、世直しに乗り出します。
ここで明らかになることは“浄化すべきものは何だったのか”と言うことです。それは個々人によってその中身は異なることでしょう。それはすべての人が自分なりに気付き、11月を機に成し遂げることです。自分にとって澱んだもの、古くなり汚れて役に立たなくなったものが何だったのか。これに気付き、これを捨てる時です。これは“もの”ではなく自分が持つ“気”です。ここで浄化を成し遂げた人は、東の九紫天道に導かれ、長く続いた束縛、偏った考え、思い込みから解放され、新たな自分を発見することになります。
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(“すべき”と“ねばならない”の根源)
これをすべき。こうあるべき。こうしなければならない。この“すべき”と“ねばならない”の根源を気学でたどってみると、概ね気の偏りから生じていることが分かります。気の偏りとは必要以上に強く反応するところ、そしてその強く反応することによる反作用です。総じて何かに対する強い反応は、何かに対する思い込みやこだわりから現れます。
“すべき”と“ねばならない”という気はエネルギー的には過剰と不足からもたらされており、不安定軌道をたどります。この過剰と不足は必ず一定期間内に調整されます。この調整の過程において起きることが、トラブル、事故、病気などの災いです。本当に自分がやりたいことをやっている時は、“すべき”も“ねばならない”も現れません。この二つの不安定エネルギーは通常、外部からもたらされているように見受けられますが、実は自分が持つ気からもたらされます。
その人が持つ本命、月命の動きを暦に照らし合わせて見ればこのことが如実に分かります。“すべき”も“ねばならない”も外からはやってきていません。自分自身がそう思うことにより、そのような状況がやってきます。人はやりたいことが明確になると、条件は整わずともその準備をひとりでに始めます。この時の自分の状態は、“すべき”でも“ねばならない”でもないのです。
物事の成果は始まりの気によって決まります。気の世界は喜びまたは共感をもって始まることを後押しします。“すべき”または“ねばならない”で始まることはモティベーションとともにしばらくは続きますが、本当の自分の気持ちに素直になると、人はすぐに偽りの自分に気付きます。偽りの自分は自分の軸で決めていません。本来の自分ではないものに一時的に身を寄せているだけです。
気学では何かを決める時は本命または月命が必ず入る特定の位置(宮)があります。偽らざる自分はその宮に入ることにより本来の自分に戻り、均整の取れた決断をすることができます。その本来の自分に戻る時、協力体制を築き、我々を手助けする気があります。それが喜びの気である七赤金星と共感の気である一白水星です。
(願いの成就になぜ喜びと共感が必要なのか)
エネルギーが成就する時には一白水星と七赤金星の気が必須の役割を果たします。この時の一白は共感、七赤は喜びです。私はことあるごとに物事を始める時はこの二つの気を持つようにお話しします。
この二つの気が裏で成し遂げていることはタイミングの形成です。エネルギーはタイミングが合う時に発生します。タイミングが合わないものはエネルギー発生の条件を満たさず、いずれ中断、中止、決裂します。人はこのタイミングを非常に軽視する傾向があります。タイミングとはそれを始める時と場所が正しいこと。さらにはそれにかかわる人や物などの連携が整うことです。これらの要素が上手く揃う時をタイミングが合う時とするのです。
いくら思いが強く、膨大なエネルギーを注いでも、タイミングが合わなければ注いだエネルギーは成就しません。タイミング形成に大切なものは、関与する人々との合意形成、周囲が求めていることを感じとること。すなわち共感です。この共感を整えるのが一白と七赤の気です。このことは一白と七赤の気を我々一人一人が常によい状態に保つことの重要性を説いています。気の世界は同じ気を持つもの同士が繋がる世界です。物事が上手くいくタイミングとは自分自身が一白の共感と七赤の喜びを持っている時です。人は自分のやりたいこと(喜び)、興味を持っていること(共感)に意を注ぐとき、自然に物事を始めるタイミングが整い、そのエネルギーは成就の過程を進みます。
(浅沼気学岡山鑑定所)
気の世界は3のリズムで動いており、一年の始まりである2月の節分に先立つ事3か月前の11月から次年度の運気が徐々に入ってきます。今年の11月は二黒土星が月盤の中宮に入り、年盤の五黄土星と同会を果たし、同じ土の気がエネルギーを倍加させ、土の破壊と浄化エネルギーが一段と活性化します。二黒土星は腐敗したものを解体分解し、元の綺麗な姿に戻します。この流れに至り、世界の何が解体し何が浄化するのか、私たちは自分の身に置き換えてみなければなりません。
今年の8月は五黄土星が月盤の中宮に入り、年盤の五黄土星と月盤の五黄土星が同会するという一つのクライマックスがありました。五黄土星は未成就のエネルギーを成就または破綻させるエネルギーです。注いだエネルギーは必ず一定の時間を経過して形になります。五黄の気は両極端に動く特徴があり、良くも悪くも世の中を揺るがします。
8月より始まった一つの動きは革命とともに起きる腐敗の浄化です。五黄は今まで隠されてきたことを表に出し、世の中の実態を周知させます。この動きが8月から始まり、国民の行く末が五黄の動きに託されています。11月は翌年に起きることの象徴となる出来事が起き始めます。従って2023年は二黒土星すなわち国民に主導権が移り、権力者ではなく国民が世界の方向性を決めるという流れが出てきます。
(東の九紫火星に注目する)
8月から厳しい運気を続けてきた二黒土星はようやく決意表明とともに存在感を表します。折しも11月はエネルギー活性化をもたらす天道を伴い九紫火星が東の震宮に入ります。この東の九紫火星天道は3年に一度回ってきますが、世の中に対する非常に大きな影響力を発揮します。九紫は規範を司り、東の震宮は行動の始まりを意味する宮です。東の九紫は世直し、救済、情報開示をもたらします。この九紫と二黒が11月からぴったりと歩調を合わせ、世直しに乗り出します。
ここで明らかになることは“浄化すべきものは何だったのか”と言うことです。それは個々人によってその中身は異なることでしょう。それはすべての人が自分なりに気付き、11月を機に成し遂げることです。自分にとって澱んだもの、古くなり汚れて役に立たなくなったものが何だったのか。これに気付き、これを捨てる時です。これは“もの”ではなく自分が持つ“気”です。ここで浄化を成し遂げた人は、東の九紫天道に導かれ、長く続いた束縛、偏った考え、思い込みから解放され、新たな自分を発見することになります。
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(“すべき”と“ねばならない”の根源)
これをすべき。こうあるべき。こうしなければならない。この“すべき”と“ねばならない”の根源を気学でたどってみると、概ね気の偏りから生じていることが分かります。気の偏りとは必要以上に強く反応するところ、そしてその強く反応することによる反作用です。総じて何かに対する強い反応は、何かに対する思い込みやこだわりから現れます。
“すべき”と“ねばならない”という気はエネルギー的には過剰と不足からもたらされており、不安定軌道をたどります。この過剰と不足は必ず一定期間内に調整されます。この調整の過程において起きることが、トラブル、事故、病気などの災いです。本当に自分がやりたいことをやっている時は、“すべき”も“ねばならない”も現れません。この二つの不安定エネルギーは通常、外部からもたらされているように見受けられますが、実は自分が持つ気からもたらされます。
その人が持つ本命、月命の動きを暦に照らし合わせて見ればこのことが如実に分かります。“すべき”も“ねばならない”も外からはやってきていません。自分自身がそう思うことにより、そのような状況がやってきます。人はやりたいことが明確になると、条件は整わずともその準備をひとりでに始めます。この時の自分の状態は、“すべき”でも“ねばならない”でもないのです。
物事の成果は始まりの気によって決まります。気の世界は喜びまたは共感をもって始まることを後押しします。“すべき”または“ねばならない”で始まることはモティベーションとともにしばらくは続きますが、本当の自分の気持ちに素直になると、人はすぐに偽りの自分に気付きます。偽りの自分は自分の軸で決めていません。本来の自分ではないものに一時的に身を寄せているだけです。
気学では何かを決める時は本命または月命が必ず入る特定の位置(宮)があります。偽らざる自分はその宮に入ることにより本来の自分に戻り、均整の取れた決断をすることができます。その本来の自分に戻る時、協力体制を築き、我々を手助けする気があります。それが喜びの気である七赤金星と共感の気である一白水星です。
(願いの成就になぜ喜びと共感が必要なのか)
エネルギーが成就する時には一白水星と七赤金星の気が必須の役割を果たします。この時の一白は共感、七赤は喜びです。私はことあるごとに物事を始める時はこの二つの気を持つようにお話しします。
この二つの気が裏で成し遂げていることはタイミングの形成です。エネルギーはタイミングが合う時に発生します。タイミングが合わないものはエネルギー発生の条件を満たさず、いずれ中断、中止、決裂します。人はこのタイミングを非常に軽視する傾向があります。タイミングとはそれを始める時と場所が正しいこと。さらにはそれにかかわる人や物などの連携が整うことです。これらの要素が上手く揃う時をタイミングが合う時とするのです。
いくら思いが強く、膨大なエネルギーを注いでも、タイミングが合わなければ注いだエネルギーは成就しません。タイミング形成に大切なものは、関与する人々との合意形成、周囲が求めていることを感じとること。すなわち共感です。この共感を整えるのが一白と七赤の気です。このことは一白と七赤の気を我々一人一人が常によい状態に保つことの重要性を説いています。気の世界は同じ気を持つもの同士が繋がる世界です。物事が上手くいくタイミングとは自分自身が一白の共感と七赤の喜びを持っている時です。人は自分のやりたいこと(喜び)、興味を持っていること(共感)に意を注ぐとき、自然に物事を始めるタイミングが整い、そのエネルギーは成就の過程を進みます。
(浅沼気学岡山鑑定所)