元世翬の気学観測

運気の流れを気学で読み解く

「浅沼元世翬の気学観測」第七十一話

2021年12月02日 | FM”レディオモモ”での放送
(「2022年の動向」からピックアップ)
① 寅年は申に破という障害をもたらす気が付く。家事を疎かにする→生活貧窮→家庭問題増加。
② 世代交代が一気に進む。丑は旧来のやり方にこだわるが寅は自分のやりたい方向に進んでいく。
③ スポットライトが当たらなかった学問や学識に注目が集まる年になる。

(気学の可能性)
① 気学は科学。暦はその象徴。暦は地球物理学の結晶である。
② 暦には地球の気象が現れる。人の運勢もその一つ。
③ 私が今研究していること。
 *医学への応用(性格的な欠点と体の欠点は同じところに出る)
 *音楽と気学の関係(生まれつき相性の良い音がある)


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(何かを捨てなければ何かを得られない)
例えばあるタレント志望の人が高校在学中にあるオーディションに合格したとします。それはその人がずっと夢見ていた世界。但しその道に入るには高校を退学し上京しなければならないとします。こういう状況が今月起きることです。これは直接的には八白土星に起きることですが、その八白土星の決定によって他の九星も何らかの影響を受けます。何かを捨てて何かを得る。この話の場合は高校卒業という肩書を捨て、タレントになるという夢を叶えるということです。気の世界には環境の変わり方に二つの道があります。それは希望通りに変わっていくパターンと不本意な形で変わっていくパターン。12月節の八白土星は本意と不本意が重なった状況になります。人生の岐路に立つ時は何かを捨てて何かを得るということが往々にして起きるのです。

(上手くいっていないことを確実に終わらせる)
環境変化が起きるタイミングは3のリズムで訪れます。これを気学では変化リズムと言い、艮宮(ごんきゅう)、中宮(ちゅうきゅう)、坤宮(こんきゅう)に九星が入る時に変化が起きます。このタイミングで意識の変化、物理的環境の変化が起きます。そしてこの変化によって何かが中断したり、終わったり、始まったりするのです。私たちの人生の中である事が突然不本意な形で終わることがあります。これは本人が意図して終わる場合もあれば他動的に終わってしまうこともあります。気の変化は暦のリズムで起きていますが、その内容には本意のものと不本意のものが必ず出てきます。例え不本意であっても変化に逆らうことはできません。その変化をきちんと受け止めることによってまた新たな段階へ移っていけるのです。気の世界には次のステップへ移るために、確実に断絶を作ることがあります。それが不本意な出来事として現れます。バランスの取れないことは暦のスケジュールに従って確実に終わらせるのです。こうして新たな流れが生まれ新陳代謝が図られるのです。

(七赤時代の到来と多様性)
2022年は五黄土星が中宮し、改革が本格化します。その動きをサポートする九星が二つあり、この二つの九星の動きで世の中の進化が随分加速していきます。二つの九星とは三碧木星と七赤金星です。三碧木星は2022年から3年間運気が上昇し、七赤金星は6年間という長い間好調運を維持します。この意味は三碧木星が3年間をかけて世の中の進化を加速させ、そのためのモティベーションを七赤金星が与え続けるということです。七赤金星は6年をかけて七赤の特徴である生活の利便性、個々人の生きがい、多様性を世の中に確実に浸透させます。ここ数年多様性という言葉をよく聞くようになりましたが、この流れは2020年、七赤金星が中宮し価値観の転換をもたらしたことがきっかけとなっています。この価値観の転換とは個々人が自分の価値観に目覚め、生きがいを仕事にしていくという流れです。

(多様性の時代に必要なこと)
七赤の多様性の時代に生きる上で大切なことは何でしょうか。多様性の本質は個々人が自分の持つ本来の才能に目覚めることです。それは気学的に言えば本命、月命に書き込まれた能力をきちんと適切な場所で発揮することです。もう少し具体的に言うと以下のことです。

自分にしかできないことを持つ。
自分にしかできない技術を持つ。
自分だけが気付いていることを持つ。

自分だけが気付いていることとは、事実であり、真実であり、見識です。さらには自分だけが気付いている間違いも含みます。今後はその人にしかできないこと、その人しか知らないことがクローズアップされ、これによってその人にふさわしい居場所が決まる時代になっていくでしょう。

(七赤時代到来の本当の意味)
個々人の能力や個性がクローズアップされる七赤の時代が到来すると、七赤の喜びに集まる、喜びを共有する、喜びを施すことが時代の本流に変わっていきます。折しも2022年は改革の五黄土星の力を得て、三碧木星が天道を伴い七赤金星を力強く牽引します。三碧木星は面白みに反応し、面白みのないものには見向きもしません。七赤は富を自分だけに留めることなくこれを誰かと分かち合います。この気質が6年間好調を維持するということは、富を分かち合う、喜びを分かち合う気があらゆる場所に浸透していくということです。三碧も七赤も目先の利益に傾きやすく損得勘定で物事を見る傾向がありますが、これは天道のつく気ではありません。天道は何についているかと言うと、個人にしか出せない表現やこれを分かち合う気に付いているのです。目先の儲け、損得勘定にもはや人の心は動かず、損得勘定を表に出す企業や人から庶民の心が離れていく。これが七赤時代到来の本当の意味だと私は見ています。




 (浅沼気学岡山鑑定所)

浅沼元琉の気学観測

FM"RadioMOMO"の『浅沼元琉の気学観測』コーナーでお話ししたことをまとめました。