元世翬の気学観測

運気の流れを気学で読み解く

「浅沼元世翬の気学観測」第五十三話

2020年06月04日 | FM”レディオモモ”での放送
(すべての人にある人生の岐路)
① 人生は前半と後半に分かれる。前半は36歳まで。36歳から42歳まで前半の人間関係を整理する。42歳から後半人生が始まる。
② 36歳と42歳は人生の岐路に当たる年で最も重要な時期となる。
③ この二つの年の1、2年前までに出会う人の中に後半人生の生き方を決める重要人物が現れる。

(吉神は人生の岐路に現れる)
① 吉神(きちじん)は暦に天道、天徳、月徳などと掲載され、その人の人生に福運をもたらす。
② 吉神は人生の岐路に現れる。
③ 吉神はその人の今までの価値観を大きく変え、隠れていた才能を開花させる。
④ 本当の才能は生まれつきのものでオリジナルである。他人と絶対に競合しない。

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(価値観が変わるとはどういうことか)
価値観とは離宮(りきゅう)という位置から出てきます。離宮とは後天図(こうてんず)という気の配置図の中で一番上(南)に当たるところで、九紫火星が定位となるところです。九紫は価値を定め、物事の正誤を判断し、理念、理想、目標を作ります。この離宮にその人の求める価値観が掲げられています。私たちは生まれた時に様々な価値観を親や周囲の大人から教えられ、信じ、これをもとに社会に適応します。この価値観は社会に秩序をもたらし自分が適応するために身に着けるものです。一方気の世界には表の自分と裏の自分があり、ここに二つの異なる価値観が生じます。気の世界はすべて裏に真相があり、裏の自分に本当の生きがいやモティベーションが現れます。自分が生まれてゼロから構築していく人生には、表とは異なる価値観が存在します。これが自分軸の価値観です。価値観が変わるとは他人軸から自分軸に変わるということです。この他人軸の価値観を自分軸に転換させることが、“価値観が変わる”という大きな出来事となるのです。

(前半人生と後半人生の違い)
人は概ね人生の前半から後半に移行する転換期に価値観が変わっていきます。前半人生は36歳までです。36歳から42歳までの6年間で前半人生の人間関係を整理していきます。ここで必要な人は残り必要のない人はこれ以降会わなくなります。そして42歳から後半人生に完全に入っていきます。前半人生では親、友人、会社関係、社会から学んだ価値観に順応し生きていますが、後半からは自分自身が価値観を生み出す元になります。従って自分軸を定める柱がしっかり立っていないと後半人生が前半人生の惰性でそのまま流れていってしまいます。

(後半人生を決定づける出会い)
気の世界はその人が後半人生を過ごしていく上で必要不可欠な人物を事前に送ってきます。その時期には二つあります。一つは36歳になる1、2年前、もう一つは42歳になる1、2年前です。この時期に現れた人物が後半人生の鍵を握ります。この人は自分の隠れていた能力を引き出してくれるきっかけとなる人です。知識面のみならず、生き方において啓発を受けるような人と考えて下さい。多くの人がこの人との出会いをきっかけに後半人生に必要な知識、方向性、生きがいに気付くようになります。

(モティベーションを引き出すエネルギー)
気の世界にはモティベーションを引き出す強力なエネルギーがあります。それは年月の決められたところに、決められたタイミングで現れます。人は生まれる時、ある特定のタイミングでこの強力なエネルギーをいつ受け取るかを決めます。これを気学では吉神(きちじん)といい、吉神の中でも最も強い影響力を持つものが天道(てんどう)です。人は生まれながらにこの天道のエネルギーを持っており、このエネルギーがその人のモティベーションを引き出し、その人特有の才能や可能性を引き出しています。さらに天道はその人が将来出会う人にも特別な影響を及ぼします。その人との出会いが決定的な瞬間となり、その出会いを機に眠っていた才能が開花します。自分がどのような良縁に出会うかは、この吉神のあり場所、天道の位置によって判明します。

(天賦の才能を生かす)
人は生まれる時、人生の設計図を作り、その設計に沿って歩んでいきます。そのスケジュールが暦に現れてくるのです。このスケジュールには家族環境、人間環境、自然環境などが描かれており、さらに仕事の得意不得意、特別な才能のありかが描かれています。人生を歩んでいくうえで重要なエネルギーとなるのが吉神です。この吉神と呼ばれるエネルギーに沿ってその人の才能が開花し、その人の才能を引き出す人に出会います。これは何も気学鑑定士にしか分からないことではありません。すべての人が吉神のあり場所について知っています。それはモティベーションです。このモティベーションが吉神のあり場所を知らせています。自分が普段から興味を持っていること。そのことに関して自然にやる気が湧いてくるもの。普段は遠ざけているが、なぜかそれに関することが目の前によく現れるようなもの。そしてなぜかそれに対する感度が鋭く、やってみると得意であること。さらにその才能は他の人と競合する余地がなく、決定的にオリジナルであることです。これがその人にしか持てない才能であり、その人の人生の支柱を作り出すエネルギーです。これを気学では吉神といい、天賦の才能というのです。




(浅沼気学岡山鑑定所) 

浅沼元琉の気学観測

FM"RadioMOMO"の『浅沼元琉の気学観測』コーナーでお話ししたことをまとめました。