元世翬の気学観測

運気の流れを気学で読み解く

「浅沼元世翬の気学観測」第五十一話

2020年04月02日 | FM”レディオモモ”での放送
(いま世界で起きていることの意味)

①パンデミックの影響で世界中が都市封鎖、入国制限を始めました。この傾向は国境を限りなく廃止していくグローバル主義に逆行する流れです。気の世界の法則に“極まれば変ずる”があります。今起きていることはこれです。グローバル主義が極まりその逆に転じているのです。その行き先はどこか。それは国のあるべき姿と国境の意義を再認識することです。国民がその意義を明確に意識する時がきています。

②自粛、自宅待機の生活は何を意味するのでしょうか。何もすることがない時間を易学では坤(こん)気学では二黒と言います。二黒は浄化、原点回帰、再生、生まれ変わりを促す気です。すなわちこの災いがこれらのことを促していると気学では捉えます。

③今世界中の人が自分自身のライフスタイルを見つめなおし始めています。働き方。家族との繋がり。生き方。生きがい。夢。理想。現実。世の中の真実。自分が今まで正しいと思っていた常識や観念が覆る光景を見て、自分の立ち位置を改めて確認しようとしています。

④ここ数年特に今年に入ってSNSから発信する人が急激に増えました。自分の今の現状や生き方をアピールする動きが出ています。この光景が世界中からSNSを通して噴き出しています。

(ライフワークと才能は必ず一致する)
定職を持っていても、それを一生涯続けられるかどうかはわかりません。今は生計を立てるためにこの組織に所属していても、いつかは自分のやりたいことを仕事にしたいと思っている方もいることでしょう。本当に自分がやりたいことと生計を立てることが両立しないという思いは、多くの人が持つ悩みでもあります。気学的に捉えると、仕事とは自分の能力を発揮することです。気の世界はその人にあらかじめ天賦の才能を与えており、それを100%発揮しなければ必要な縁が集まってこない仕組みになっています。このため本来やりたいことをそのままにしていると、すべての歯車が狂ってしまい、会わなければならない人とも出会えず、やることなすこと裏目に出るという非効率な状況が生まれます。

(何それ?こそライフワークとなり得る)
才能を発揮する第一歩は形になっていないもの、形になりえないと思っているものから始まります。人から見ると、何それ?何の役に立つの?いつまでそんなことをやっているの?それで生活していけるの?というものです。それでも自分がそれをやっている時に得も言われぬ充実感を感じると同時に誰かの助けとなっている実感を得られるものです。そういうものがその人のすべきことであり、その人の本当の仕事、ライフワークになるのです。

(七赤の気がキーポイント)
それは必ず誰かの興味を引き付けます。それが何らかの形で誰かの役に立ちます。人を励まし、勇気づけ、癒す。そういう気を気学では七赤と言います。七赤の気は“人を元気づけること”全般を表します。実はお金、収入はこの七赤の気から生まれてくるのです。そして七赤は無尽蔵に集まり、無尽蔵に地下から地上に湧き出てくる性質を持つのです。ポイントは“何これ”“何それ”です。人から見て意味なさそうに見えるものこそ実はその人の本質を現わしています。奇抜であり、創造的であり、独創的であればあるほど外からは無用に見えます。ところがこれは逆です。今有用と分かるものは既に将来的展望を失いつつあるものです。なぜならそれは既に物質化しており、既に人手を伴わなくとも機械化されうるものだからです。

(現実化するためのスケジュール)
形に現れることを現実化と言いますが、現実化するまでには多少時間がかかります。けれどもエネルギーを注いだことは必ず一定の期間を経て現実化します。それが物理法則です。エネルギーは等価です。注いだエネルギー=成果=形=物質です。いつも意識の中に漠然とあるものでよいのです。思いをぶつけられる何か手段を持つこと。それが本来のあなたのすべきことです。気学はこのことを視覚的に確認できるツールを持っています。それが暦です。その人の生きがいは月命(生まれ月の九星)に最も強く表れます。月命にはその人のモティベーションが詰まっており、人生のタイムスケジュールとストーリーが描かれています。

(“役に立つ”という言葉の定義)
“役に立つ”という言葉はキーポイントです。何の役に立つか分からないという不安は、役に立つという言葉の定義を誤って理解している可能性があります。気学の定義の“役に立つ”とは、まずもって七赤の気を出しているかどうかです。七赤の気は人を笑わせ、楽しませ、励まし、勇気づけ、癒します。七赤の気を良い状態で持つと、人が方々から集まってきます。そしてその人に何か面白いことをさせようとします。その人の能力を発揮させようとします。それがその人にしかできないパフォーマンスとなり、それが周りの人に気(エネルギー)を与えます。これこそ気学が捉える“仕事”の定義です。人の心を動かすこと自体がエネルギーなのです。そしてそのエネルギーが受け取った人の感動となり、その感動が物質化し、最終的に七赤の象意である“お金”に置き換わっていくのです。本当の”役に立つ”には、その人にしかできない独創性が満ち溢れています。




(浅沼気学岡山鑑定所) 

浅沼元琉の気学観測

FM"RadioMOMO"の『浅沼元琉の気学観測』コーナーでお話ししたことをまとめました。