オバマ大統領が出生証明書原本のコピーを公表しました。
最近では、あの不動産王のトランプ氏(次の大統領選に共和党から出馬するのでは
といううわさがあります)が特に大騒ぎをしていました。
アメリカ生まれでないと、大統領の資格がないからです。
馬鹿げた騒ぎのようですが、ホワイトハウスもこれ以上騒ぎが大きくなると
政策の実行にも影響があるというので、
発表することにしたようです。
トランプ氏は自分の主張の正当性が認められたなどと記者会見をしていましたが、
どうでもいいことのように思います。
背景には、やはり人種差別意識があるようです。
こういう証明書を出したからといって、信じない人は信じないでしょう。
オバマにはもうひとつ、イスラム教徒ではないかと疑う人も
いまでも結構な数にのぼります。
こういう差別意識というのは、理性で片づけることができないので、
事あるごとに繰り返されるのだと思います。
本当は何でもいいのです。要は、オバマはいやだという感情なのだと思います。
厄介な問題です。
話がそれますが、水谷建設の社長が一億円献金を法廷で認めたということです。
ある意味、今さらという感じです。
これについても、認めない人は認めないのだと思います。
人間の世界はそういうものですが、
しかし、大事なことは、そういう少数派の理不尽な主張は断固認めないという
多数派の存在です。
それが民主主義です。
日本の悲しいところは、少数派の横暴を見て見ぬふりをする多数派の
意気地のなさです。