弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

自民党、大連立しないと決めた

2011年04月06日 | 日記

このところ、また大連立の話が盛り上がっていました。

私は、大連立には反対です。
二大政党制とはそういうことだからです。

それぞれの政党が、互いに、自分たちの党こそは、国民のために働けるんだと
いうことで、競い合うのが、政党を認める理由です。

大連立というのは、政党制の否定だからです。

ただ、なぜ、いつも困難にあうと大連立が話題になってくるかというと、
自信がないからです。
特に問題がないときは自信があるが、何か問題が出てくると、一人ではやっていけない
みんなでやろう、というのは、責任逃れです。
(なお、根本的には、これも私の持論ですが、
日本には本当の意味での政党政治はないからです。選挙のたびに、政党の組み換えが
おこるのが日本です。選挙が終われば、また政党内で内輪もめです。
政党は、要は選挙に勝つための一時的な衣です。
だから、いつでも衣を代えられるというわけです。)

むしろ、危機のときこそ、自分たちがリーダーシップを持ってやります、
いかに自分たちの党がうまくやれるかその実力を示す、いいときです。
政党というのは、そのためにあるのです。

肝心なときには、みんな一緒でなければできない、
何もないときは、自分たちに任せておいて、というのは、本末転倒、
自己否定です。

大連立というのは、自分たちにはできない、能力がないということを認めたことにほか
なりません。

日本の政治家は能力はないけれど、パフォーマンスだけはできる、それしかできない、
政治家の資格のない人たちの集団だということなのでしょうか。

絶望的なのは、そういう政治家しか選べない日本であり、日本人です。


ソフトバンクの孫さんが100億円を寄付すると発表されました。
それ以外にも毎年の収入全部というのです。
本当のグローバル水準の人なんですね。

一方の東京電力、これは既成勢力、体制そのものの企業です。
その社長が、未曾有の危機のときに雲隠れをしていたというのと、きわめて対照的です。

今の日本は、力のない人、能力のない人しか、指導的なポストにつけない、という
つまり全く資格のない人が大きな顔をし、大手をふるって威張っている、という
あってはならない社会です。

大連立の前に、鳩山さん、小沢さんたちどうなっているのでしょうか。

今回の一連のことをみてくると、民主党政権になって良かったことは何もありません。
というよりは民主党の政策の選択は基本的は間違っていたことがはっきりしました。

良識のある選挙民であるはずの国民は
なんで、こういうことがわからないのか、私にはわかりません。

私はこれまで、ソフトバンクでなく、ドコモというタイプでしたが、
これからは、ソフトバンクですね。
ひと足早くアイフォーンに変えておいてよかったかも・・・