弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

英国EU離脱選択、大衆の怒り爆発

2016年06月25日 | 日記

英国の国民投票でEU離脱が過半数を超えました。

安易な現状維持を選択せず、未知の世界に乗り出すような困難な
EU離脱が選ばれたということは、一般大衆の怒りが大きかったということです。

直接的な関連はありませんが、ドイツで起こった銃乱射事件(ここをどうぞ)の
ニュースを聞いたとき、ひょっとしてと思いました。
(時間的に投票中?)
この事件はアメリカのいろいろな銃乱射事件と同じタイプです。

アメリカでは事件が起これば銃規制の必要を叫びます。勿論それも要因ではあるが、
もっと重要なことはその背景にある社会的な不平等だと思っています。
ドイツで同様の事件が起こり、また直前に英労働党の女性議員の死亡事件が起こったのも
一般大衆の持つ不安感や不満感などが背景にあったと思う。

組織が大きくなればなるほど大きな力を持ちます。運営にあたるいわゆる
エスタブリッシュメントは大きな力を持ちます。
西側にいることで、自分たちの都合のいい政策を決めてしまいます。
慣れあいですから集まりさえすればいいのです。
そして不都合なことについては、警告をすればいいのです。
事実を曲げ、意図的に世論操作をしています。

舛添都知事の公私混同ぶりは、贅沢ぶりはといっていいかもしれませんが、
実は世界の指導者ほとんどにあるのではないかと思う。ヒラリーなどはその筆頭です。 
民主主義のもとでは税金で賄われています。その税金を政策に回さず、
自分たちの待遇改善(過剰な)など好き勝手に使っている。
しかも、一般大衆を馬鹿にし、見下しているのです。

エスタブリッシュメントのあまりにもの傲慢さを感じているはずです。

ということで英国民は爆発したのだと思います。

結局、本当に世界を変えるきっかけを与えることができるのは、大衆の怒りの
爆発でしかないのです。

ただ問題は、大衆はきっかけを与えることはできるけれど、その後の実行には
やはり エスタブリッシュメントに頼るしかないということです。

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コーカサス旅行での、トランプのことはすでにブログで紹介。
ヒラリーについてもありました。
グルジアでのことです。
ファーストレディーとして訪問したときに、グルジアのワインの
キングマラウリがとてもおいしいと言ったとか・・・・です。
 


トランプタワー、バクーにあった

2016年06月05日 | 日記

とうとう共和党のライアン下院議長がトランプ氏の支持を表明した。
しぶしぶという感じか?

トランプが何をするか予測できないというが、彼の行動パターンになれると
案外驚くことではない可能性もある。

ヒラリーもトランプも欠点だらけの候補である。

つい最近訪れたアゼルバイジャンのバクー(カスピ海に面する)にもトランプタワーがあった。

この写真は180度のパノラマ撮影したもの。

左側の面白い形をした白い建物はヘイダル・アリエフ・センターです。

2012年に完成したもので、展覧会やコンサートに使われています。
ヘイダル・アリエフ前大統領(現大統領の父)から名づけられてものです。
空港の名前もヘイダル・アリエフ空港です。
1993年以降親子でアゼルバイジャン を支配しています。

結局は実現しませんでしたが、2020年の東京オリンピックの新国立競技場の設計をした
イラク出身の女性建築家ザハ・ハディット氏の設計によるものです。
デザインが複雑すぎて全体像をつかむことはできませんでした。 

 

右端の方に帆のような形の建物が見えます。これです。

建物のトップ部分を拡大してみます。
「TRUMP TOWER」とあります。
勿論、あのトランプ氏のことです。 

バクー油田の歴史は古く、ロスチャイルド家などの欧米の諸国から石油資本が流入していました。
アルフレッド・ノーベル兄弟の石油会社もここでの石油開発などで巨万の富を築いたのです。
ということで欧米との関係は深いので、トランプタワーがバクーにあっても不思議はないのでしょう。 
が、予測のつかないような強烈な個性の持ち主だからこそバクーにまでも進出したのかと
何となく納得した。

最後に現地ガイドさんたちに囲まれて記念撮影です。 

 

アメリカ大統領選挙、いよいよこれからが本番です。