弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

中国ニセラテックス枕について(第6回目)

2012年03月31日 | 海外旅行

さて中国のラテックス枕がにせもの(天然ゴムでない)として
それでは実際には何を使っているかです。

もし、それが健康に影響があるものだとすると、大変です。
現に私は気分が悪くなったのですから・・

私は残念ながら、返金を受けた段階で廃棄処分しましたので、現物が
手元になく、検査できません。
もしできる方はしていただいたらどうでしょうか?

実は、もうひとつあります。
私は甘栗のむき栗が大好物です。
バスの中でお土産の申し込みがあったので、買ってみました。
また、私は、一度に一袋全部を食べてしまう癖があります。
帰国後、一袋を一度に全部食べて、ものすごい下痢になりました。
医者嫌いなので医者にはいきませんでしたが、たぶん1か月ほどは正露丸
を手放せませんでした。
ということで、あとは全部捨ててしまいました(正確には一袋だけはチャンスがあれば
調べようと思ってとってありますが・・)。
また体にいいというお茶も買いましたが、怖くてそのままになっています。
たぶん、捨てることになるはずです。
加工の段階で何らかの薬品が使われたのではないかと疑っています。

現地の添乗員さんが、自分にもどれが本物でどれがニセモノかわからないと
つぶやいていたのが忘れられません。

 

今日も一日雑用で過ぎてしまいました。
頭の切り替え、気分の切り替えがどうも苦手なようです。
 


和解の条項について

2012年03月30日 | ひろみ塾・法律編

いつも思うのは、和解の文言をどうするかはとても難しいです。

判決とは違って、話し合いにするのは、それぞれに意味があります。

折角、和解にするなら、その意図がくみ取れるものにしたいです。

もちろん、相手もいますから、その中でのことです。

最後にはエイヤーと決めるしかないわけですが、
一長一短があるので悩むわけです。

そして、少し時間が経つと、そのとき気がつかなかったことに
気付くこともあります。

いつも心がけていることは、良かったと思えるものにすることです。
そういう心掛けを持つことで、鍛えられるものがあるように思います。
そして結果として一番いい選択肢を選んでいることが多いようです。

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もう3月も残すところ少しになりました。
街路樹の中からです。今頃の赤い実は季節外れのように思いますが、
どうなんでしょうか。
はくさんぼくです。

     


昨日に引き続き(中国ラテックス枕騒動を使って証拠の評価を)

2012年03月28日 | ひろみ塾・法律編

昨日の続きです。

皆様はコメントをどのようにとらえましたか。

そういえば、大阪では、昨秋の大阪市長選で前市長の支援者拡大を職員労働組合が
徹底させるため作成したとされていた職員リストは非常勤嘱託の職員の捏造だと
わかったとの報道がありました。

また、九州電力の原発再開についてのやらせメールもありました。

また、食べロクでもやらせのコメントがありました。

さて、昨日紹介のコメントですが、枕は本物だったという内容ですが、
よく読んでいただければわかりますが、
客観的な根拠は何も書かれていません。
また、内容もおかしいところがありますね。

ということは何のためかわかります。

疑惑がますます深まることはあっても、晴れることはないようです。

なお、皆さんを惑わせてはいけないので、昨日紹介のコメントは公開とせず
保留にします。その代わりに以下にコピペしておきます。
コピペに間違いがないことをご確認いただくために、さらに今日一日だけは
公開としておきます。

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・コメントが届いた記事 中国のにせ天然ラテックス枕(第4回目)
・コメントを書いた人 landmark
・タイトル 私の枕は本物でした。
・コメント
3月18日に販売店に行って来ました。今年の1月初旬に日本ツアー(阪●交通通社)で、ツアー中に旅行社が企画した店で、カミサンがラテックス製の枕を買って私にプレゼンとしてくれました。私は今、中国に在住しているので、その枕が本物なのかどうかを調べに行きました。結果は本物でした。
理由?まず、ブログで紹介されている保証書の住所とカミサンが買った店(私が行った店の保証書の住所が違いました。表紙やコメントは全て同じもので、店員さん曰く「全て内容をコピーされていて、困っている」とのこと。
理由?店に置いてある同一種類の枕も他の商品に材質は1月に購入した枕が同じモノ(材
質・色・匂い・品番など)でした。
理由?このブログで紹介された内容にことを知っていました。内容について隠したりせず、
日本から偽物疑惑について問合せがあるが、説明しても信じてもらえないことに本当に困っていました。
理由?現在、偽物販売している店舗に対してどう対処するかを検討しているとのこと。私は日本語を通訳してくれる中国人と訪問しましたが、通訳が受けた印象も店員が嘘をついてるようには見えないとも話していました。
中国では日本ブランドだけでなく、中国国内の有名なブランドさえもコピーされてしまいます。気をつけてもだまされることもありますが、良い店も人もいます。悪い人ばかりではないと思います。

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法律実務で一番難しく、しかし、決定的なものは、事実の発見なのです。

事実を間違って認定してしまうと、当然適用する法律も間違うことになり
当然結論も間違うことになるのです。

そして、事実の発見は必ずしも裁判官や弁護士でなくとも、できることなのです。
むしろ、人間心理や社会常識、人生経験など法律以外の知識が必要なのです。

         
  今日はLAユリをどうぞ。最近はこういうやや小ぶりなユリが多いです。
  LAゆりというのはスカシユリとテッポウユリのハイブリッドということです。
  そういわれればそんな感じです。
  黒ユリとはいえませんが、やや神秘っぽい色合い惹かれました。

 


証拠の評価の仕方、実践(中国ラテックス枕騒動を使って)

2012年03月27日 | ひろみ塾・法律編

今日は、法律の勉強をしようと思います。

私が昨年の夏、中国で購入したラテックスの枕が、表示の天然ゴムではなく、
返金してもらった体験を書いたところ、物凄い反響をいただいております。

そういう中で、お店名での抗議のコメントがあり、同文で集中的に寄せられたものは
一つだけを公開しておきました。

ここでは、お店ではなく、購入したという人で、しかも本物でしたというコメントに
ついて考えてみようと思います。
3月21日のブログの対するコメントです。

日常生活をしていてお分かりのとおり、決定的な証拠などある場合は、あまりない
のです。
Law&Orderを見ていても、カッター検事やマッコイ検事は、circumstantialな
証拠、つまり状況証拠しかない、といって残念がっているシーンがしばしばです。
実際、直接証明する証拠があるという場合はそう多くはないのです。
でも、circumstantialな証拠、つまり状況証拠だからといって、意味がないわけでは
ありません。というよりは、それを如何にうまく使いこなせるかなのです。
新しい証拠発見の直接のきっかけとなることがあるというのが第一です。

第二には、そこまでいかなくても、どちらの方向に向かっているのかを見極める
のに役立つということです。これは大事なことなのです。なぜかというと方向性が
わかれば、今度は逆に、そちらの方向から証拠や事実を見ることができるから
です。逆方向から眺めると、何が足りないか何を探すべきかがわかってくるのです。

さてここでもういちどコメントを見てみましょう。ここをクリックください。

誰が書いたのかわかりません。日本人かどうかもわかりません。
なぜかもわかりません。
そういうことも含めて、みなさん、たぶん感じることがあると思うのです。

この情報によって、たぶん、天秤のどちらかが下がったのではないでしょうか。

決定的などと言えるものではありません。でも、少しは見えてきたと思いませんか?

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 今日は華やかなお花を観賞ください。
 ラナンキュラスの花言葉は晴れやかな魅力、美しい人格です。
 やや紫がかった深みのあるピンク色の端正な花には、ちょっとばかり
 心身を引き締める効果があるようです。