弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

東京の水道水は安心か

2011年04月30日 | 東日本震災

一時期、東京の水道水から放射性物質が検出されたことで大騒ぎ
をしたことがありました。

1週間ほど前から、水道水が薬っぽくなったようで、気になっています。

コーヒーなどの飲み物やお味噌汁などの汁ものはとても水道水を
使う気になりません。

一時期、大騒ぎしていましたが、
放射能が少なくなったなど考えられません。

東京の水道水はどうなったのでしょうか。
フォローしてほしいです。


オバマ大統領 出生証明書

2011年04月29日 | 海外事情

オバマ大統領が出生証明書原本のコピーを公表しました。

最近では、あの不動産王のトランプ氏(次の大統領選に共和党から出馬するのでは
といううわさがあります)が特に大騒ぎをしていました。
アメリカ生まれでないと、大統領の資格がないからです。

馬鹿げた騒ぎのようですが、ホワイトハウスもこれ以上騒ぎが大きくなると
政策の実行にも影響があるというので、
発表することにしたようです。

トランプ氏は自分の主張の正当性が認められたなどと記者会見をしていましたが、
どうでもいいことのように思います。

背景には、やはり人種差別意識があるようです。

こういう証明書を出したからといって、信じない人は信じないでしょう。

オバマにはもうひとつ、イスラム教徒ではないかと疑う人も
いまでも結構な数にのぼります。

こういう差別意識というのは、理性で片づけることができないので、
事あるごとに繰り返されるのだと思います。
本当は何でもいいのです。要は、オバマはいやだという感情なのだと思います。
厄介な問題です。

話がそれますが、水谷建設の社長が一億円献金を法廷で認めたということです。
ある意味、今さらという感じです。
これについても、認めない人は認めないのだと思います。

人間の世界はそういうものですが、
しかし、大事なことは、そういう少数派の理不尽な主張は断固認めないという
多数派の存在です。
それが民主主義です。
日本の悲しいところは、少数派の横暴を見て見ぬふりをする多数派の
意気地のなさです。


毛利 三本の矢の教え

2011年04月27日 | 日記

一本の矢では簡単に折れるが、三本に纏めると容易には折れないので、
3人兄弟で結束するように、という教えです。

仕事がら離婚を扱うことが多いのですが、
いまさらながら、家族の結束の大事さを思います。

何をするにしても、一人では大したことはできません。
まずは、一番身近な家族が心を一つにできれば、素晴らしいなと思います。

そのためには、どうすればいいか?

結局、信じることかなという気がします。
特に、若い、新しい時代をになう世代に対しては、いかに信頼できるかです。

最近そういうことを考えるようになりましたが、
これは年をとったということでしょうか。

今日は取り留めもない話になりました。


現実のイギリスのハイコートジャッジのエピソード

2011年04月26日 | 海外事情

昨日紹介した法の聖域のディード判事は、ドラマ上のハイコートジャジですが、
今日は本物のハイコートジャジのお話です。

イースターの時期は日本のゴールデンウィークのようなもので、
イースターホリディを楽しむ人も多いです。

裁判所も休日は休みですが、刑事事件の逮捕など緊急を要する手続きが
必要な場合があります。
ローテンションを組んで当番裁判官を決めることになります。

さて、イギリスの場合、家事部でもこの当番が必要なことが多いようです。
法の聖域の第4話の「出生の秘密」でも取り上げましたが、
子供の監護に関する命令など緊急を要する手続きは休日でも休むことはありません。
また離婚を巡ってドメスティック・バイオレンスなどもありますので、
日本の接近禁止命令のような保護命令も休みがありません。
これらの制度は日本よりも頻繁に利用されているようです。
(なお、カウンシルの翻訳について誤りを指摘しましたが、
今回の記事でははっきりとlocal authorities と書いてありましたので、
私の指摘は正しかったようです)

ということで、家事部のハイコートジャジ、ディード判事のような立場の人です、が
このイースターホリデイ中20日から26日まで、当番に指定されました。
ところが、この判事さん、イースターホリデイをパートナーの女性バリスターと
3000キロ離れたスペイン領のカナリー諸島のひとつテネリフェ島で過ごすことに
したのです。

もし何かあったらどうするか、イーメールや電話でやりとりすることになりますが、
家事部の長の了解もとっており、なんら問題がないというのが当局の見解ですが、
関係者が心配しているのは、もし、直接関係者から事情を聴かなければいけない
ようなケースが発生した時、どうなるのかということです。

最悪の場合は、家事部部長が代わりを務めるから実害はないということです。
それにもともと、移動に2時間かかるときは、電話会議で済ませているということ
なので、それほど気にすることではないのかもしれません。

ですが、やはり無責任な気がしますが、いかがでしょうか。

これが記事になったのは、この判事さんは、ダイアナさんの弟の離婚なども扱った
著名な離婚弁護士だったからです。
去年任命されたばかりの新人判事さんですが、休日を一緒に過ごすことにした
バリスターの女性のために、30年連れ添った奥さんを捨てた人だったのです。
なお、この女性の夫は警察の銃の発射で2008年に死んだのですが、
彼との関係が夫の死亡の前からだったのかどうかは不明とされています。
ただ、彼と離婚事件を一緒に担当するなど親しい関係にあったことは事実のようです。

捨てた奥さんのことですが、離婚が成立していないのかどうかは不明です。
left というだけでdivorce とは書いてないので、別居中という可能性もあります。
籍が入っていないのはそういう事情かもしれませんね。

それにしてもこの判事さんの両親は離婚後、それぞれが3回目となる結婚生活を
送っているということです。

この判事さん、目立つ人でしたから、タブロイド紙に格好のネタを提供することになった
だけということのようです。

それにしても、ハイコートジャジというような高い地位の判事には、もっと真面目に
仕事をしてほしいという気がしますが、
メールや電話を使えば距離など関係ないインターネットの時代になったとすると
仕事の仕方も変わってもいいのかもしれませんが・・・

ディード判事はドラマの中の判事でしたが、ディードとジョーの関係が二重写しに
なり、ドラマのような関係は現実社会でも結構あるということではないか
と急にイギリスの現実の司法の世界が身近に感じられるようになりました。