弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

iPhoneの利用

2010年12月28日 | 日記

アイフォーンを購入してちょうど2か月です。

ずいぶん悩んだのですが、今は大満足です。
スマートフォンの選択肢は多くなっていますが、
いつも持ち歩くものですから、感性が重要です。
アップルはデザインがとても洗練されています。そう感じました。
要は、かっこいいと感じるわけです。

迷った一番大きな理由は、おサイフケータイの機能がないことでした。
私の携帯は、電話とおサイフの2つしか使いません。
特にモバイル・スイカは電話以上に活躍しています。

私は新しいものが好きですので、スマートフォンの誘惑にはとても
抵抗できそうにもなくなり、結局、これまでの携帯電話はそのまま使うことにし、
スマートフォンを追加することにしたのです。

スマートフォンというのは携帯電話じゃないということがわかりました。
小型PCです。
ですが、アプリが充実しているので、PC以上のことができます。
いろいろアプリを試していますが、
ライフログということに関心があります。
もちろん記録をただ残してもあまり意味はありません。
無駄な時間の使い方をチェックするために使っています。
ツィター(非公開)を使ってみたりなどいろいろ試しています。
PCと違って、どこででも簡単に使えるのが、役立つように思います。
数日前に「瞬間日記」というアプリをダウンロードしました。
これは自動的に入力の時間が記録されるのが気に入っています。

あらためて、作業ごとにどの程度の時間がかかるのかが、わかり
時間管理がばっちりです。

そのほか、産経新聞と英辞郎をダウンロードしました。
こういう小さなもので新聞が読めるのか、ちょっと気になりましたが、
結構いけます。
新聞紙はどこででも広げることはできませんが、アイフォーンなら
メールをチェックしているような感じですから、
周りをあまり気にすることもありません。
そのうちに、電子書籍にも挑戦できるかもしれません。

スマートフォンというのは、生活の質を飛躍的にアップしてくれるもののようです。

あればいいなと思うのは、なんでもヴォイス入力できるようになればいいな
ということです。
私は特に入力が遅いのでそう感じるのかもしれませんが、
検索だって、話すだけでできるようになれば、もっとスピードアップできるはずです。

今のところ、無料アプリにこだわっています。

このお正月には海外旅行をしますが、
その記録をアイフォンを使って、楽しいものにできないか
今、考え中です。
もちろん無料でなければなりません。

 


何が事実か?

2010年12月24日 | 政治、経済、社会問題

弁護士の仕事は、法律論が問題となることよりも
その前提の「事実がなにか」を見極めることにあるといっても過言
ではありません。

昼食のレストランは、全面ガラス張りの窓際の席でした。
ガラス越しに、オレンジと黄色に輝く大きな一本の木が見えます。
12月も終わりになっていますが、紅葉した葉っぱがまだまだ残っている
のです。
そういえば、今のところ、穏やかな冬です。
大雪に見舞われているヨーロッパの人達には申し訳ないかも?
などと、どうでもいいことを考えていました。

ふとガラス越しに前方に見える風景に何か見覚えがあるような気がしました。
でも、見覚えのある風景なら逆の方、すなわち後方にあるはずです。
今度は目を凝らしてじっくりと観察します。
アーチのようなものが見える、だとするとやっぱりおかしい。
確かめるために振り返ってみました。

前方と後方、全く同じ風景が2つあるのです。左右対称ですが。

一つは本物の風景です。
外に出て後方に見えた方向を見れば、窓越しに見えたのと同じ木が
太陽の日を受けて輝いています。
もうひとつはガラスに映った幻です。
ですから、外に出てみると全く違った景色が見えるだけです。

たまたま、私はそのレストラン近辺のことを知っていたので、
おかしいなと思い、後ろを振り返って確かめて、
ガラスのミラー効果に気付いたのですが、
もし、初めてのところだったとしたら、気がつかなかったでしょう。

誰かがだまそうと意図的にしたのではありません。

もし、後日、ガラスのマジックに気がつかなかった人が、
そのことを聞かれたとします。
経験した事実をありのままに話したとすると、
その人は決して嘘をついているわけではありませんが、
客観的には完全に嘘(間違った事実)を言っていることになるわけです。
しかし、本人は嘘をいっているわけではないので、極めて説得的で、
事実としては間違いだとはなかなか第三者にはわかりません。

もし、このことが白か黒かを決める決定的な事実だったとすると
いったい、どのようにして、この嘘ではない嘘を暴くか、暴くことが
できるかです。

弁護士というのは、ここまで極端ではないとしても
多かれ少なかれ、いつも、このような事態と真正面から向き合っているのです。

このように何が事実かを見極めることは、本当は不可能に近いほど
難しいのです。
このような緊張感を持っている弁護士は残念ながらあまり見受けられませんが・・

では、どうすればいいのか?

現場に足を運ぶこと、調査をし、証拠を見、各証拠間の矛盾点を調べ、納得いくまで
これを繰り返すことしかありません。

言葉で言うと簡単ですが、とても根気のいる作業です。
優秀といわれる弁護士は労苦を厭わずにこれをやっているはずです。

いずれにしても何が事実かを見つけるのは本当に難しいことです。


法廷からツィート

2010年12月15日 | 政治、経済、社会問題

「ウィキリークス」のジュリアン・アサンジ氏の保釈が認められたことに
ついては、新聞報道もあるので
みなさん御存じでしょう。

ただ、抗告がなされたので、まだ確定ではありません。

ついでにいうと、保釈決定にはいろいろと条件がありますが、
その一つが電波発信装置をつけるということです。
アメリカのテレビなどでは良く見ますが、
実際も使われていることを知り、興味深かったです。

もっと関心を持ったのは、この審理の法廷で、
タイムズの記者さんに審理中にツィートすることが許可されたということです。
法廷の様子や審理の状況(誰がどういう発言をしているかなど)が
現在進行形でわかるのです。
最近では、ラップトックを使う裁判官も相当数になります。
審理を妨害しないのなら、ツイッターを使ってもいいのではないか
ということで、裁判官が許可したとのことです。
初めてかどうかはわかりませんが、おそらくそうだと思います。

実際のツィートの様子です。
http://twitter.com/aleximostrous

なんとなく感じがわかります。

日本では当分ありそうではありませんが、
全国民の関心事件については、
こういうことがあってもいいですね。

私自身、まだツイッターの使い方や見方はわかりません。
今のところは、ブログまでですが、
これを機会にまずはフォローすることからはじめたいです。

でも一体誰をフォローしようかな?


政権抗争

2010年12月10日 | 政治、経済、社会問題

大連立とか、民主党の分裂?とかが騒がれています。
日本の政治は、政権抗争に明け暮れるだけです。

日本が良くならないのは、政策論争がないからだと思います。

政治家は日本を良くするためではなく、自分が生き残るために
だけに熱中しているようです。
枠組みがかわると、何か変わった気になりますが、実際は何も
代わっていません。
枠組みを変えるのは、目的があってのはずですが、
そこでエネルギーを使い果たしてしまって、
本来の仕事に取り組む力は残っていません。
少し元気を取り戻して、仕事に取り組もうとすると、
理念もなく一緒になった人達ですから、衝突がおこります。
そうすると、また枠組みをかえるというわけです。

政権交代可能な二大政党制を目指して政治改革が行われ、
政党交付金制度も作られました。
比例代表制も導入されました。

ところが、選挙のたびに政党が作られ、枠組みがかわり、消えていきます。
選挙に勝つためです。
投票したはずの候補者の所属党が代わったり、党そのものがなくなったり
しても何の疑問も持たないようです。

私は、以前から、何らかの縛りが必要だと考えています。
政党として認めるためには、3年以上実態がなければいけないとか、
政党交付金をもらい3年以内に解消した場合は
全額返還しなければならないとかです。
数年間は分裂や解消ができないとなれば、
枠組み作りのときから慎重になるはずです。
一緒にやっていける人、理念や政策の同じ人としか組まないと思うのです。

政党を育てる仕組みが必要です。

私は今の民主党は政党としての実態を備えていないと考えています。

国民の福祉を本気に考える政治家だけが政治家になればいいです。
人数は少なくてもいいと思います。

いい加減、政権闘争は止めにして、国民のための政策を実行することに
全力を尽くしてほしいものです。