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加藤陽子のノンフィクション100選:和書その4
※コメントは選者ご本人によるものです

キャパになれなかったカメラマン ベトナム戦争の語り部たち(上)
キャパになれなかったカメラマン ベトナム戦争の語り部たち(下)
平敷安常
講談社/2008年
ベトナム戦争からカンボジア内戦にかけ、ABCテレビカメラマンとして活躍し生還を果たした男の記録

乃木希典 (文春文庫)
福田和也
文春文庫/2007年
天皇をアリバイとしないナショナリティについて考え続ける著者がその空白を埋める役割を負った乃木を描いた評伝

国防婦人会―日の丸とカッポウ着 (岩波新書)
藤井忠俊
岩波新書/1985年
満州事変から日中戦争にかけて市町村で増加した団体は女性団体だけ。戦争は女性を組織化した

松本清張の残像 (文春新書 (290))
藤井康栄
文春新書/2002年
清張の近代史ものの傑作『昭和史発掘』の企画・調査にあたった伴走者の回想。まさに名コンビ

明治の東京計画 (岩波現代文庫)
藤森照信
岩波現代文庫/2004年
建築探偵の原点。維新から明治初年、新時代の都市建築をめぐる諸構想の交錯が織りなすドラマ

昭和陸軍の研究 上 (朝日文庫)
昭和陸軍の研究 下 (朝日文庫)
保阪正康
朝日文庫/2006年
陸軍軍人の特質について、500人に及ぶ関係者に会って踏査した名品

転がる香港に苔は生えない (文春文庫)
星野博美
文春文庫/2006年
星野の描くものは着眼が非凡でありながら、まなざしが温かい。返還前後の香港滞在記

大英帝国の外交官
細谷雄一
筑摩書房/2005年
若き外交史家がカー、ニコルソン、バーリンなど個性豊かな英外交官像を実証的に豊かに描く

東京ディズニーリゾート便利帖
堀井憲一郎
新潮文庫/2007年
とにかく足でかせいで正確な情報を伝えている。この本の福音に与った家族は数知れず。08年にはポケットガイド(文庫版)も

落語の国からのぞいてみれば (講談社現代新書)
堀井憲一郎
講談社現代新書/2008年
落語に登場する必須のお題についての蘊蓄話。寄席に通った時間と回数を思えば涙

戦後の巨星 二十四の物語
本田靖春
講談社/2006年
1984~85年の本田と巨星たちとの対談。本田が萩原健一、桂三枝、趙治勲に何を語らせたか

偽装―調査報道・ミドリ十字事件 (1983年) (ルポルタージュ叢書〈29〉)
毎日新聞大阪本社編集局遊軍編
晩聲社/1983年
脱記者クラブを掲げ、取材グループを結成した記者たちが調査報道のお手本を示したもの

安保―迷走する革新 (角川文庫)
毎日新聞政治部
角川文庫/1987年
1975年、中ソ対立を背景として中国は反安保の旗印を降ろす。社会党外交の混迷を追ったルポ

越境者 松田優作
松田美智子
新潮社/2008年
数々の名作を残し早逝した名優・松田優作の姿を、高校時代の手紙などから元妻が丹念に描く

ラスキとその仲間―「赤い30年代」の知識人 (中公叢書)
水谷三公
中公叢書/1994年
1930年代、英国知識人に与えたソ連というシステムの衝撃を思想史からシニカルに迫る

食肉の帝王―と暴力で巨富を掴んだ男 (講談社プラスアルファ文庫)
溝口敦
講談社+α文庫/2004年
タブーの塊にして食肉業界のドン・浅田満が、狂牛病の一件で国家から金を奪う工程が鮮明に。講談社ノンフィクション賞受賞作

追憶の作家たち (文春新書)
宮田毬栄
文春新書/2004年
元「海」編集長が追想する、作家・埴谷雄高、島尾敏雄、松本清張、大岡昇平らの面影

虹色のトロツキー (1) (中公文庫―コミック版)
虹色のトロツキー (2) (中公文庫―コミック版)
虹色のトロツキー (3) (中公文庫―コミック版)
虹色のトロツキー (4) (中公文庫―コミック版)
虹色のトロツキー (5) (中公文庫―コミック版)
虹色のトロツキー (6) (中公文庫―コミック版)
虹色のトロツキー (7) (中公文庫―コミック版)
虹色のトロツキー (8) (中公文庫―コミック版)
安彦良和
中公文庫コミック版/2000年
ご存知、ガンダムの画家による、昭和初年の日本、中国、ソ連の三つ巴の中の満蒙が描かれる

民藝四十年 (岩波文庫 青 169-1)
柳宗悦
岩波文庫/1984年
景福宮の光化門を取毀しから救った柳は、日本人が朝鮮人の立場に立ったならと想像できた人物

新装版 戦中派不戦日記 (講談社文庫)
山田風太郎
講談社文庫/2002年
軍医となって死ぬための促成教育を受けていた山田青年の、読書三昧と戦時下空襲の日々の実録

希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く (ちくま文庫)
山田昌弘
ちくま文庫/2007年
将来に希望がもてる人とそうでない人に日本が二極化することを明快に指摘した書

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)
湯浅誠
岩波新書/2008年
日本の母子家庭の就労率は84%を超え世界一勤勉だが、これらの層を救えない行政の貧困を抉る

英国に就て (ちくま文庫)
吉田健一
ちくま文庫/1994年
英国人魂を怜悧に分析。相手になりきる想像力があって初めてその息の根を止められるのだと

戦艦大和ノ最期 (講談社文芸文庫)
吉田満
講談社文芸文庫/1994年
東大法学部から学徒出陣して大和に乗艦し、奇跡的に生還を果した後に、巨艦沈没のさまを描く

毒ガス戦と日本軍
吉見義明
岩波書店/2004年
旧日本軍の毒ガス戦・化学兵器戦に関する史料を博捜し、日中戦争期の毒ガス使用の実態に迫る

日本軍「山西残留」―国共内戦に翻弄された山下少尉の戦後
米濱泰英
オーラル・ヒストリー企画/2008年
終戦後も国共内戦のため残留させられた日本兵が山西省には多数いた。山下正男少尉の戦後を追う

バイオポリティクス―人体を管理するとはどういうことか (中公新書)
米本昌平
中公新書/2006年
先端医術・生物技術の配分をめぐる政治に権力・産業界・研究者・個人はいかに対処すべきか

検証 戦争責任〈1〉
検証 戦争責任〈2〉
読売新聞戦争責任検証委員会編
中央公論新社/2006年
主筆の渡邉恒雄の提唱により置かれた委員会による検証作業。靖国批判の根拠として貴重

平泉澄―み国のために我つくさなむ (ミネルヴァ日本評伝選)
若井敏明
ミネルヴァ書房/2006年
戦中期、東京帝国大学文学部において皇国史観の中心的人物として振る舞った平泉の学問と人生

渡辺一夫 敗戦日記
渡辺一夫/串田孫一、二宮敬編
博文館新社/1995年
戦争最末期を日仏両語で。廃墟・東京を「ユトリロの絵のごとし」と記す際の心情を思えば涙が

「翻訳書」に続く


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