西伊豆(宇久須)だより

山・海そして里が広がる西伊豆町。都会の喧噪を離れて、一緒に豊かな自然、健やかな社会とは何か、探っていきませんか?

コンパニオンプランツとしてのラッキョウ

2017-12-07 00:29:17 | 日記
 無農薬・有機・炭栽培で野菜を作っています。秋野菜はアブラナ科が多く,虫害に困っています。特に今年のように寒さが遅い年にはなかなか虫の活動が終わりません。
 加害する虫としてはシンクイムシ、カブラヤガ、ヨトウムシ、アオムシが多発して、勤務先のバイオセラピーの圃場は壊滅状態でした。私が今栽培しているアブラナ科の野菜は葉大根、シマナー、ノラボウナ、ブロッコリー、スティックブロッコリー。千筋京菜、チンゲンサイ、髙菜、ダイコンなどです。害虫と格闘の日々でした。
 上の畑にはラッキョウ、ニンニク、タマネギ、ジャガイモなどを栽培しています。結構広い面積ですから除草も十分出来ないため根菜類には穴あきマルチを使用しています。その穴からホトケノザ。ハコベ、ニワホコリなどの雑草が出ます。雑草防止にためしにノラボウナと千筋京菜の混ざった種を播いてみました。千筋京菜の生育がすさまじく,ラッキョウの生育が抑制される感じがしましたので、昨日千筋京菜を抜きました。生育も良く,虫に全く加害されていません。私にとっては大発見です。アブラナ科とラッキョウの混植が効果ありそうな感じです。来年は規模を広げて実験してみます。
 ラッキョウとの混植の有利性は対照実験をしてませんがあくまでの長年の百姓としての感覚です。土肥高でのバイオセラピーの圃場の状態と私の畑は、肥料・土壌などはほぼ同じ条件です。再現するためには来年の9月まで待たなければなりません。でも可能性は50%ぐらいあるような気がします。我田引水かもしれませんが‥。