月刊パントマイムファン編集部電子支局

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アーティストリレー日記(120)藍木二朗さん

2021-03-26 17:18:20 | アーティストリレー日記

今号では、6月の「おんパン PLUS」にご出演する、コーポラルマイムのパントマイミスト、藍木二朗さんの日記をお届けします。リレー日記、2度目の登場となります。

藍木二朗、改めて「ハマる」事について。
「ハマっているもの…?しばらく考えてしまいました。なぜなら「ハマる」ってことに、あまり積極的ではないからです。僕は今まで、色々なことに「ハマって」しまいましたが、すぐ飽きてしまう。熱しやすく冷めやすい、って事です。だから…」(月刊パントマイムファンvol.16.2012.03.06 https://blog.goo.ne.jp/gekkanmimefan/e/c610b2ba169942361df932501f6c5264)

改めて、あの時書いた文章を読んで、今の自分を思う。この原稿は、マイムリンクさんが僕に「マイム以外にハマっているもの」というテーマで依頼を受けた時の文章です。あの頃の僕は、だいぶ、ななめにかまえていて、カッコつけてあのような事を書いてしまいました。
はたして、今の僕はどうだろう。相変わらず熱しやすく冷めやすい自分は今も同じだけど、ここ最近、ハマってるものって、ないなあ。昨年はコロナの影響もあり、またそれ以外の事情もあり、自分の中で何か、ほろっと抜け落ちるものを感じ、自身の中の燃え上がるもの、情熱等、徐々に失って来ている事に気づき、あらためて「ハマる」という事を考えた次第であります。いいじゃないですか、一過性のものでも、何か燃え上がるっていう事はその瞬間、生き生きとした時をすごしているわけですから。はまろう、ハマロウ、もっとハマりましょう!!

そういえばあの時の文章の中で、二胡のレッスンを受けている話をしました。事実、それ以降も二胡のレッスンは続き、気づけば12年間も習っていました。しかし、昨年のコロナ騒動で、先生は自国に帰ってしまい、レッスンも無くなり、いざ自分の部屋で自発的に二胡を手にし、演奏しようと思った時、「何を弾いたらいいんだろう、目的が見いだせない、弾くべきものも無い」結局、二胡を手から離し、その後約一年間、二胡を自室でも演奏することが無く、二胡のケースは今僕がPCでこの文章を打っている部屋の片隅に横たわって、その持ち主がいつか弾き始めるのを待っているかのようなオーラを僕の背中に解き放っているのを感じます。いつかまた二胡を手にする日が来ますように。

あ、そういえば、昨年より僕たちは、コロナの影響で、外に出る時はマスクをするようになりました。僕もしているし、そんないでたちで電車のシートに座っています。頃合いもいい感じに僕と他のお客さんとの距離は離れているので、周りからは僕の口周りは見えないことをいいことに、一人、とりとめのない空想、妄想に浸って独り言をぶつぶつ聞こえないようにつぶやきながら、時のたつのを忘れるひと時を過ごすのが楽しみになっています。時にそれにのめりこみすぎて、降りる駅を数駅超えたところで気づき、慌てて、反対ホームに乗り換える、という失態をおこす時もあります。

これが唯一、僕が今ハマっている事ですかね。
結論、マイム以外にハマっている事、電車の中で独り言をつぶやく事。
こいつ危ねえやつだ。

藍木二朗

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