月刊パントマイムファン編集部電子支局

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アーティストリレー日記(90)Kei☆さん

2018-07-22 21:25:52 | アーティストリレー日記
今号は、長野県飯田を中心に活動する、MUSIC CLOWN 音楽的道化師、ましゅ&KeiのKei☆さんの日記をお届けします♪

こんにちは、ましゅ&KeiのKei☆です。
少し前に相棒・ましゅがこの日記に登場しましたが、今回、なんと私にも日記の依頼が!さて何を書こうかと思いつつ、文字を綴っております。

ましゅ&Keiが東京で活動していた約12年前頃、長野県の南にある飯田市に拠点を移しました。Iターンというやつです。実は、飯田市、関わる前は、縁もゆかりもなかった街。
ことの起こりは当時、ましゅ&KeiがWEB上である人形劇の演出家と「新作を創ろう」と盛り上がっていたこと。それを見ていたのが、いいだ人形劇フェスタ実行委員会の一人。「ねえ、それ飯田で創らない?」と。「なら、稽古場とか、道具作りとか、泊るところとか、考えなきゃねぇ」なんて言っていたら、あれよあれよという間に、飯田で話が進み、創作のためのプロジェクトが発足、なんと「ましゅ&Kei応援団」なるものまで出来上がっていたのです。いやもう、そりゃびっくりですよ。で、私達ましゅ&Keiと演出家は1年間、毎月飯田に通い、最後は1ヵ月の合宿のち、飯田で新作の初演を迎えたのでした。

ところで、さっきから、人形劇、とか、フェスタ、とかって話が出ているけど、それって何?とお思いのあなた。実は飯田市は世界に二番目に大きい「人形劇フェスタ」が毎年行われているのです。(ちなみに一番はフランスのシャルルビルメジエール)日本中、いや世界中からこのフェスタに人形劇アーティストや観客がやってくるのです。そして飯田市には市役所の中になんと「人形劇街づくり係」という課があるのです。いやはや、これまたびっくり。日本にこんな町があったなんて。

まぁ、そんなこんなで、飯田と縁の出来たましゅ&Keiは今、飯田の半公認?アーティストとして、飯田を拠点に活動しています。実は、長野県の南信州って、Iターンしてきたアーティストが多い。これって何だろうって考えたら、多分、昔から残った伝統芸能が今も残っている、そんな土地だからかなって。地歌舞伎、文楽、無形文化財の祭り。それが生活に根付いていて、祭り前になるとみんながお囃子や舞の練習に励む。それが日常。なんか凄いですよね。だからその土地柄が、私達を受け入れてくれるんじゃないかな、なんて思うのです。

ダンス、演劇、クラウン(道化師)、音楽、オブジェクトシアター(人形劇)…いろいろなものを勉強し、関わり、影響を受けて、今に至っているなぁと感じる今日この頃。でも、最近改めてわかったことがあります。それは、身体から表現するためには、マイムって全ての根本になっているんだってこと。これって凄くないですか?!?いやあ、若い時は技のことばっかり目がいって全然気がつかなかったけど、マイムをする身体って、表現する身体の根本を作るのに必要不可欠なんですよ。しまったなぁ、もっともっと早く気が付いていれば、凄いことになってたのになぁ(苦笑)というわけで、まだまだ、模索と発見と勉強は、一生続くのです。あ、もちろん、出会いも!

そんな私も、今年、ましゅ&Kei結成25周年。自分ながらにそれが一番びっくりかも!(笑)
今年は企画公演として「ましゅ&Kei ジャズリサイタル」を開催、そして、いいだ人形劇フェスタ・世界フェスティバル中は「日本ポーランド共同制作作品・4つの季節の物語」、そして「Kabarett×かばれっとスペシャルエディション」を上演します。この日記を読んでいただいている頃には、半死半生の体で唸りながら、作品の稽古に格闘しているはず(笑)

どうです?ましゅ&Keiのこと、ちょっと、興味出てきてりしていませんか?(笑)機会があればぜひ、一度、ましゅ&Keiと出会ってください。そして、ぜひ一度、飯田市にも訪れてくださいね!

Kei☆
コメント
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