月刊パントマイムファン編集部電子支局

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アーティストリレー日記(59)みまさん

2015-12-15 09:01:41 | アーティストリレー日記
今回は、大道芸や舞台、ライブなどに加えて最近は演劇での出演も増えてジャンルを越えて活動し、マイムリンクの「さくパン」、「パントマイムウィーク」などでもお馴染みのミュー

ジック・クラウンのみまさんの日記をお届けします。

11/17(火)
「華麗なるイタリア・オペラの真髄」というコンサートに行った。

完璧なオーケストラ演奏に乗せてイタリア人のテノール歌手が見事なアリアを披露していた。

目の前の席の夫婦がオペラグラスのやり取りをしているささやき声が気になり出す。
どうすれば収まるのか?
勇気を振り絞って「しっ!」と言ってみた。
静かになった。

すると隣のおばさんが小さな声で演奏中の音をハミングし出す。
せっかくプロの演奏を聴きに来ているのに下手くそな二重唱はやめてほしい。
再び勇気を振り絞って「しっ!」と言ってみた。
静かになった。

今度は別のおじさんがプログラムをカサカサさせる音が気になりだした。
とりあえずその人の後頭部を軽く叩いてみた。
静かになった。

いざ、歌手がハイ&ロングトーンで聴かせるぞ!
というところに来て、誰かが大きく咳き込んだ。
殺意が湧いた。

その後も大小様々な咳の音があちこちからランダムなタイミングで聞こえてくる。
イライラがつのる。
とりあえず、のどアメを配ってみた。
2千人収容の二階席から、劇場中の咳がきこえるところにアメを投げた。
アメが当たって怒った人が騒ぎ出した。
次第に騒ぎが大きくなっていく。
挙げ句の果てに、場内中の咳のせいでウイルスが充満して、オーケストラのメンバーが次々と咳き込むは、最大に決めるべきところでシンバルがくしゃみをするわ、歌手はイタリア語で

まくしたてるわ、指揮者が怒って私に指揮棒を投げてくるわ、その他大小の弓や弦や楽器が飛んできたりでもう、どうにも私一人の力では収めることができなくなって、美しい音楽会は

、阿鼻叫喚のるつぼと化した。

…という作品をコンサート鑑賞中考えていた。
残念です。


11/18(水)
「真実の行方」
http://www.hulu.jp/watch/863719 を観た。
これは、若い新人エドワード・ノートンがいかなる怪優かを世間に知らしめるための映画だったんだな。
末恐ろしキモいです。


11/19(木)
もう観るのよそう。
日韓戦9回裏2アウトで代打おかわり君。全く勝てる気がしない。
胸が苦しいです。


11/21(土)
ヘブンアーティストのポイント、西武池袋本店の屋上で大道芸をする。
シンドーちゃんが様子を見に来た。
シンドーちゃんは「ヘイヘイ・ブラザース」の相方である本多愛也さんを突然失って、やることが一個無くなった人。

そういえば本多愛也さんの告別式の後、シンドーちゃんと共通の師匠、あらい汎氏他、亀田雪人氏、IKUO三橋氏、京本千恵美氏、山本光洋の嫁氏とシンドーちゃんとでSUBWAYでお茶した

んだった。おぢぃさん達はSUBWAYの注文の仕方がわからないから面倒くさかったなあ…。

池袋から新大久保のマイムリンクのミーティングに行った。
来年のフェスの出演者募集を検討する中、ひっくり返す今年のプログラムやら何やらに、本多さんの画像や名前が当たり前に出てくる。
じゃあ、「”カニカマ”にお願いしよう。」ってうっかり言ってしまった。

”いない”ってことがわからないんです。


11/22(日)
今日も西武池袋本店屋上で大道芸。
曇って冷え込んで人も少ない。
トライ&エラーを何百回か繰り返せば、いつか強度の強いショーになるんじゃないかと思って、恥ばっかりかいてる。

しんどいです。


11/23(祝)
自分のいびきで目が覚めた。
雨の日は起きれないんです。


12/4(金)
太ったもんだ。
走ろう。

お正月は3度目になるサンモールスタジオ主宰のお芝居に出る。
若くて、巧い、小劇場界の美男美女がヅラリと並ぶ中、一人畑違い、ビジュアル違いで平均年齢を上げに入る。少しでも絞っておきたいところだ。
仕上がりが気になる方はお運びいただけるとこれ幸い。

以下告知です。
『深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~』
2016年1月7日(木)~1月11日(月祝)、於・サンモールスタジオ
詳細:http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=55689

みま
コメント
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