月刊パントマイムファン編集部電子支局

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アーティストリレー日記(76)稲垣郁さん

2017-05-11 00:42:04 | アーティストリレー日記
今月は、山本光洋さんに師事し、ちょっとシュールで独自の世界観が光る作品を上演する稲垣郁さんの日記をお届けします。(なお、深夜に届いたメールであったことを軽く補足させて頂きます)

はじめまして。稲垣郁といいます。

郁という字の読みは「かほる」です。ホと書いてオと読む、みたいなことはなく、普通にそのまま発音します。読みにくいし呼びにくいです(ハ行の音って力抜けますよね)。
そのため音読みの「いく」というあだ名を持っています。こっちのほうが言いやすいので仲間うちで普及し、それを聞いた新しい友人知人は私を「いながき いく」なんだと思ってつきあいが続き、かなり時間が経ったあとで本名じゃなかったと知ったりします。どっちも間違いでもないしどっちで呼ばれても返事します。
ただ、そもそも私を下の名前およびあだ名で呼ぶ人はそんなに多くないので、あまり問題にもなりません。

なぜ名前についてくどくど書いてしまったかというと、来月のパントマイムフェスに出演するにあたり、チラシに載せる名前の表記をカタカナかひらがなにしようかと迷ったからです(ちなみに6/25のDプログラムです。よろしくお願いします)。
漢字表記をやめたら「かほる」か「いく」かはっきりさせることなるなあ、とぼんやりしているうちに掲載データ提出の締切が来て、結局ふたつの読み方をどっちつかずに使う状態が継続されることになりました。私事ながら現在のあいまいな境遇を省みるに、なんかこれ、まさに「名は体を表す」?使い方ちがう?と今書きながら軽く動揺しております。たぶん間違ってますがある意味合ってます。

と、ここまで書いといて何なんですが、これを読んでいるメルマガ読者の皆様の大半は思っているはずです。「おまえ誰やねん」と。いや、「やねん」とは思っていないかもしれませんが。私が読者なら私はいちおう元関西人(神戸育ち)なので「誰やねん」と思います。よう知らん人の名前の読み方の話そんなされてもなあと。すみません。

マイムをはじめて9年くらいになります。
その前は演劇をかじっていたのですが、体を使えるようにしたいと日本マイム研究所の門を叩いたが運命の分かれ道、いつのまにかセリフ演劇から遠ざかり、マイム漬けの日々となったのでした。
研究所での数年の後、卒所し、現在は山本光洋さんのマイムクラスにお世話になりつつ、ちまちまと自分で作品を作ったりさくっとパントマイムに出させてもらったりしています。

簡潔にしたら「経歴の話」が「名前の読み方」の半分以下の文字数で終了してしまいました。ちょっと寂しいです。もうちょっといろいろあったはずなんですが。
そんな寂しい経歴の持ち主ですが、今後もしつこく稽古して作っていきたいなと思っています。とりあえずは6月のマイムフェス。実は一片もできておりません。この駄文を早く終わらせてアイディア練るなり寝るなりしたほうが、書くほうも読むほうも幸せな気がします。
そんなわけで、卑怯な終わらせ方ですが、この辺で失礼させていただきます。
読んでくださってありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

稲垣郁
コメント
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