なんとなくそんな気持ちの日々に

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年齢制限を見直したらどうでしょうね?

2007-06-20 23:43:07 | 国内関係
「保守的で創造的な仕事できない」国家公務員志望者が減少(読売新聞) - goo ニュース

 「人事院が20日、国会と内閣に提出した2006年度の年次報告書(国家公務員白書)で、国家公務員採用1種試験の合格者の多い大学や大学院でも、国家公務員を第一希望の就職先としてあげた学生は全体の1割強に過ぎないことがわかった」との記事。
 「保守的で創造的な仕事できない」との見出しが付けられており、一見原因がさもそこにあるような感じに思えるが、本当にそうだろうか?保守的かつ創造的な仕事ができない民間企業なぞたくさんある。クリエイティブな仕事のようでも、不可解な慣習・風土にとらわれなにもできない企業だってあるだろう。だとすると、学生の一方的な思い込みか、あるいはキャプションのミスか?
 いずれにせよ、国家公務員の仕事内容、研修制度や人事採用は再考に値するということであろう。特に、僕が解せないのは、国家公務員試験の年齢制限である。国家公務員1種は33歳、国立国会図書館職員1種は29歳が受験資格の上限である。日本が国家戦略の立案業務や専門的な調査業務などを強化したいのならば、博士号取得者を有用に活用するべきである。特に博士号取得者は、今、アカデミックの世界では供給過多になっている。「専門的知識があり有能にもかかわらず職が無い」という博士号取得者は多々存在することであろう。(参照
 したがって対象者に限り、採用年齢の上限をもっと引き上げるか、あるいは別個の試験を設けるかして、有能な人材を採用する体制を整えるべきではなかろうか。少なくとも、博士論文を書ける力があればペーパー作成能力は高いはずであり、採用しても、決して「役立たず」にはならないはずだが。