なんとなくそんな気持ちの日々に

本ブログは、もう更新の予定はありません。しかし閉鎖はせずに、記事を残しておきます。

ホテル・ルワンダを見に行ってきました

2006-04-09 21:49:17 | 国際関係
 結局、今朝の新聞によると、民主党は小沢代表、管代表代行、鳩山幹事長、渡部国対委員長、松本政調会長という執行部人事になってしまいました。どーなるんでしょうか?
 さて、今日は、このブログでも見たいと書きました「ホテル・ルワンダ」を、名演小劇場まで、見に行ってきました。14時50分から上映の券を無事入手することができましたが(スタート90分前に入手)、会場は満員でした。観客は、年配のご夫婦、カップル、友達連れ、僕のように一人寂しく見に来た人など、かなり幅広い年齢層でした。それだけ、関心をもたれているということだと思います。
 このホテル・ルワンダ、公式サイトもあるので、ここではストーリやあらすじはあえて書きません。しかし、この映画を機に、日本人も考えなければならない問題について、すこし書いてみたいと思います。
 ホテル・ルワンダが投げかける問題は、いろいろあるでしょうが、その中の一つが、「ある国家で統治能力が著しく低下し、住民が虐殺されている状況で、国際社会は何ができのだろうか?」という問題だと思います。作中では、国連平和維持軍が、ツチ族を殺しまわる民兵に何もできない場面が描かれています。では、再び、どこかの国でルワンダのような事態が起こったとしたら、どうすればよいのでしょうか?「ルワンダでは国連は抑制的だったから、もっと積極的に民兵と戦って住民を救え」という意見もあるかもしれません。しかし、常設の軍隊をもっていない国連にそのような能力はありません。また、どのような基準で介入するのかということも、国際法的にしっかり定まっているわけではありません。積極的に介入した後に、かえって大きな問題を起こすこともありえます。下手をすれば、国連の介入が、どこかの大国の隠れ蓑(たとえば資源入手の目的を隠すためにとか)につかわれるだけで終わることも考えられます。また、作中でも触れられていましたが、西側の国々は、アフリカの人たちの命を軽んじていると非難されてもしかたがない振る舞いを取ってきましたし、これからも取るかもしれません。
 こうしたことをいろいろ考えると、もし再びルワンダのような事態が起こったとき、われわれは一体何ができるのでしょうか?ホテル・ルワンダは、もっとも考えなければならない深刻な問題を観る人たちに突きつけているような気がしてなりません。

景気回復とは何のことぞ?博士号取得者の待遇について

2006-04-03 14:10:27 | 身辺雑記
あるオーバードクターの死

 いそがしくブログ更新をほったらかしているうちに、永田議員が辞職を表明してしまいました。「議員は辞めたらただの人」ですが、永田氏が今後どうやって日々の糧を得ていくのか、気になるところです。
 さて、朝鮮日報の記事です。ドイツで博士号を取得された韓国人の方が、就職できず、自殺してしまったという痛ましい事件です。どうやらオーバードクターの待遇は、日本も韓国も変わらないようです。変なところで、日韓共通の社会事情を見つけてしまいました。
 僕は、6月末まで今の研究員というポジションが続くのですが、7月からはどうしようかと考えているところです。仕事を探しているのですが、なかなかありません。そうなると、今回の事件については、他人事とは思えません。明日はわが身です。