なんとなくそんな気持ちの日々に

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国際会議「あらし」がいた

2007-09-09 22:05:20 | 国内関係
 一昨日(7日)、昨日(8日)と東京で開催された国際シンポジウムに出張してきました。所属先が、このシンポジウムで1セッション受け持っていたためです。僕の役目は、ゲストに謝金を渡し、そして観客としてシンポに出席することでした。
 このシンポジウムで僕が初めてでくわしたのが、「国際会議あらし」です。7日の午後、お昼御飯を会場周辺で取り戻ってくると、警備員二人がかりで取り押さえられている女性がいました。取り押さえられているその女性は、「私、参加証、もってる」とひたすら叫んでました。なんだろうと思いつつも、尋常ではない雰囲気を感じ、僕はそのまま会場に入りました。
 その後、その女性は警備員の目をくぐりぬけて会場に進入していたらしく、スタッフ5人がかりで取り押さえられ、会場の外にあるロビーに連行されてしまいました。僕が、所属先と連絡をとるため会場の外のロビーに行くと、その女性がソファーに座らされ、その周囲をスタッフが固めていました。僕は隣で電話をしていたのですが、その女性は、僕にも「先生、私、参加証、もってる」と話しかけてきました。最終セッションが終わるころには、警備員によって会場の正面玄関にその女性つれだされていたのですが、それでも大声で「私、参加証、もってる」「どろぼう」と叫んでいました。我々参加者は、警備員とその女性が揉めている正面玄関ではなく、スタッフ用の出口から帰るよう誘導されました。誘導してくれた警備員さんに「あの人は何なんですか?」と尋ねたところ、「あぁ、有名な国際会議あらしなんですよ。よく来るんです。」という答え。なにをどうあらすのかまではわからなかったが、その女性が出す常ならざる雰囲気から押して察するべきなのだろう。
 翌日。「あらし」はまた来ていました。しかし、スタッフによって正面玄関は閉められていたため、「あらし」は会場に入ることはできませんでした。だが、そんなことで「あらし」は退散しない!一日中ずっと正面玄関の閉ざされた自動ドアの前に立ち続け、「私、参加証、もってる」を繰り返し叫んでいました。さらに、日本語のみならず、英語らしき言語(誰がどう聞いても英語になっていないのだが)でも叫んでいました。おかげで、その日はずっと、我々参加者はスタッフ用出入口から出入りするはめに。
 台風の次に国際会議「あらし」に遭遇した東京出張でした。