なんとなくそんな気持ちの日々に

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人口減社会?

2005-12-23 10:09:30 | 国内関係
 今日の新聞を読むと、日本は出生数<死亡数の「人口減社会」に突入したようである。報道によると、今年の出生数は106万7000人で、死亡数は107万7000人で、1万人の人口減である。在日外国人を含めても、4000人の減だそうである。この遠因として、若者が経済的に自立していないこととか、晩婚化、女性に育児の負担が偏りがちであることなど、いろいろありそうみたいである。たぶん、来年のキーワードは「人口減社会」に違いない。きっと、年末年始にかけて、出版社はこぞって学者やジャーナリストに執筆の依頼をしていることだろう。
 結婚しない人たちは、人口減社会では、その元凶として槍玉にあげられるかもしれない。僕も結婚をしていない。このことで、テレビや新聞などで批判されるかもしれないと思うと憂鬱である。先日の「ガイアの夜明け」でも、「結婚しない男たち」が取り上げられ、花婿学校や親同士の代理見合いなどについて放映されていた。
 今、30代で結婚していない人はかなりの割合でいる。特に30代前半の人たちは、団塊の世代の子どもたちである。僕もそうだが、今30代前半の世代は、あまり良い思いをしていない気がする。10代後半の頃にバブルがはじけ、同世代の人口が多いため受験競争は激しく、大学卒業で就職しようと思ったら就職氷河期である。不本意ながら職に就けず、しばらくフリーターのようなことをしていた人も多い。仕事に就けたら就けたで、不況の時代であった。リストラの影響で、人がおらず、過重な仕事量をこなさざるを得ない。自分ひとりで生きていくのが精一杯な人たちが多い世代だと思う。
 この上、人口減少社会の元凶と批判されるのだろうか? 30年後に年金もらえるかどうかわからないし……もう、僕は日本で生きていくのがいやになってきた。本気で、海外で職を見つけて、そこで暮らすことを検討しようかなぁ。。。