なんとなくそんな気持ちの日々に

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なんか博士増加計画と似ているなぁ

2007-10-20 13:02:36 | 国内関係
弁護士会から反対続々 司法試験合格、年3千人計画(朝日新聞) - goo ニュース

 司法試験の合格者を年間3000人に増やす政府の基本計画について、中部弁護士会連合会は19日の定期大会で「弁護士制度の変質を招く」として反対する決議を可決した。先週の中国地方弁護士会連合会(733人)に続き2例目。競争激化や人材の質の低下を懸念する弁護士の声が相次いで表面化した。
 中部弁護士連合会の定期大会では、「すでに新人弁護士の就職難の状況が出ている。過当競争で倫理が低下し、公共的な活動をなおざりにするなどの弊害が出れば、我々のみならず国民にとっても不幸だ」と反対決議提案理由が説明されている。
 国の政策が招いたともいえる「就職難」という言葉に、ついつい余剰博士問題と本質が似ているなぁと感じる。資格を持った人間を税金をつぎ込んで増やしても、活躍の場を与えないのならば、それはお金をドブに捨てるようなものである。その資格が高度な知識を要するものになればなるほど、資格取得のために費やす月日はかかり(そして税金もかかり)、苦労して習得して気が付くと、過当競争で本来の活躍の場はなく、進路として資格を要しない場で働こうにも「頭でっかち」と民間企業では倦厭される。しかし、国は資格を持った人間を増やすこと「しか」頭にない。
 このまま弁護士の就職難が続いたら、弁護士資格を持ったコンビニアルバイト店員が登場するのだろうか?博士号取得者ではすでに多くのドクター・アルバイター存在しているが・・・