月下、飲んだり読んだり

~何はなくとも一杯の酒~

「摩天楼を夢みて」

2010年06月25日 16時57分59秒 | 日本語
サッカーW杯でのイタリアの敗戦から
一夜明けてもまだ気持ちが沈んでいる…。
日本とアメリカが上がってフランスとイタリアが落ちたW杯とは…(T_T)。

気を取り直すために大好きなアルパチーノ映画を鑑賞。
以前にも見た映画だったが、やはり良かった。
舞台俳優たちの駆け引きは素晴らしく
また、監督の細かいこだわりが随所に感じられる。

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「摩天楼を夢みて」(原題「Glengarry Glen Ross」)
Wiki(English) IMDb

Director:James Foley
Writer:David Mamet (play&screenplay)

Cast
Al Pacino ... Ricky Roma
Jack Lemmon ... Shelley Levene
Alec Baldwin ... Blake
Alan Arkin ... George Aaronow
Ed Harris ... Dave Moss
Kevin Spacey ... John Williamson
Jonathan Pryce ... James Lingk
Bruce Altman ... Larry Spannel
Jude Ciccolella ... Detective
Paul Butler ... Policeman
Lori Tan Chinn ... Coat Check Girl
Neal Jones ... Man in Donut Shop
Barry Rossen ... Assistant Detective
Leigh French ... Additional Voices (voice)
George Cheung ... Additional Voices (voice)
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ピューリッツァ賞文学賞受賞の舞台を1992年に映画化した
不動産セールスマンたちのシリアスなドラマ。

物語はセールスマンたちが
「売り上げの悪いやつはクビだ」と言われるところから始まり、
ひと晩あけたところで終わる。2日間だけのドラマだ。

何よりも雨の使い方がいい。
夜どおしずぶ濡れでセールスに回る者がいる一方で、
うまく行っているヤツらはいい車を乗り回し
ひとしずくの雨にも濡れない。その対比が面白い。
雨に関しては
舞台ではできなかったことを映画でやってみたんだろうな。

主演のジャック・レモンはインタビューで
「この映画に出られたことは幸せだ」「舞台よりもいい仕上がりだ」と言っているが
舞台も見てみたいなあ。舞台の映像ってなかなか見られないよね。

映画版はジャック・レモンをはじめ、
アル・パチーノ、ケビン・スペイシー、エド・ハリス、アレック・ボールドウィン等々、
なかなか揃わないのでは? という贅沢なキャスト。

いやー、映画っていいね。
唸らされる。
本当にありがたいと思うね。




ググらない

2010年06月15日 23時47分49秒 | 日本語
以前に住んでいた町で、
近所の少年(4才)に教わったことがある。

「これはキャベツで、こっちはオクラ」
「こんなちっちゃい芽やのに、よう分かるね!」
「普通じゃが~。なんでおばちゃん知らんの?」

・・・

仕事柄、なんでもかんでも検索に頼ってしまう私だけれど
園芸のジャンルだけは何となくググらない。
知らないことだらけなのが楽しい。
ネキリムシ対策の薬剤名(オルトラン)はおじいちゃんに聞いたし、
クワの実の食べごろは向かいのおばちゃんに聞いた。
リュウノヒゲなのか雑草なのか見分けがつかなかった草も
「これ抜いていいですかねえ?」と近所のおばちゃんに聞いた。

なぜタネを2~3個ずつまくのか。
どのタイミングで肥料をあげるのか。
いつ雑草を抜いたらラクなのか。
できれば実体験で知りたいと思うから。

あの少年は元気だろうか。
たまに畑を手伝わされてるかな。
当時のおばちゃんは朝顔とトマトぐらいしか分からなかったけれど、
今年はオクラも植えたよ。ひまわりの芽も出たよ。
「普通じゃが~」って言われちゃうかな(笑)。

俊輔は外していいでしょ

2010年06月04日 09時56分57秒 | 日本語
中村俊輔をMFから外すことについて
「岡田監督非情決断」
だなんてタイトルで悲観的に書いている記事があるけど(こちら)

スタミナがない俊輔をカメルーン戦から外す想定なのは別にいいんじゃないの?
それにケガもあるんでしょ。

それよりもアンリがベンチってどういうことよ。
最近活躍してなかったのかもしれないけど、
ロナウジーニョも落ちたしね。

ラウールもアンリもデルピエロもトッティも
ファンニステルローイもベッカムもいないわけか。
バラックも出ないんだっけ? あ、ジダンもw。

4年前から様変わりだなあ。
まあ、メッシにカカ、シャビにロナウド…
新しく注目できる選手はいっぱいいるんだろうけども
みんな年下になっちゃったなあ(涙)

あっ、プジョルは残ってるかー?
熱いプジョルが楽しみ。スペインは今年強いらしいし。
でもカペッロに勝てるのかな~というのもある。
ブラジルの監督もあれでしょ、ドゥンガでしょ。
どうなんですかね、監督ドゥンガ。

今回は監督にも注目だなあ。

辞意表明

2010年06月02日 12時55分29秒 | 日本語
毎日新聞がTwitterで流したpdf号外。

○鳩山首相辞任のPDF号外。
表面http://ow.ly/1SNNo
裏面http://ow.ly/1SNNQ

「この国をよくするぜよ」という気概のある政治家は
平成のニッポンにはいないのかな。

政権交代とはいえ
結局、耳に優しい言い回しで誤魔化して
やっぱりできませんでしたと投げただけとしか思えない。
次の選挙を見越しているわけでしょ。
所詮、選挙は就職活動でしかないのか。

普通の会社なら
あのプロジェクトは失敗したけど原因はなんだったのかな?
次はこっちの案で行ってみます?
予算と作業工程はどうなってる?
というふうに幹部が頭を寄せて会議するんじゃないのか。

すぐ辞めたら次に生かせないじゃんか。
民主党もこれでバラバラになるのか。
で、次はどうなるのだ。

ここ20年の間に辞めた総理だけで1回集まって
本音トークをしてみて欲しい。そして、その音声を聞いてみたい。
いったいどう思っているんだか、国民に教えて欲しいよ。


古代人は長生きで嫉妬しない?

2010年05月14日 11時18分44秒 | 日本語
うちの小学生の子供たちが、
いわゆる歴史物や伝記物を読むようになったのは最近のことだ。

最初は懐かしの「学習まんが 日本の歴史」(小学館)を読み始め、
活字だけの伝記(ポプラ社)も読んでいるのだけれど、

やっぱり漫画のほうが簡単で読みやすいようだ。
史実に近い物が頭に入るのならどちらでもOKだと私は思う。

記憶力はあいまい私には、「学習漫画 日本の伝記」シリーズはとても面白い。
子供たちが競って学校から借りてくるので、
タダで全巻に目を通す勢いだ。ありがたいこっちゃ。

きょう、リビングに転がっていたのは『卑弥呼』版。(集英社

けっきょく邪馬台国はどっちになったんだろうね。
謎は謎のままか?

……以下ネットで徘徊……


議事倭人伝にあったという下記の記述が面白い。(←Wikiより)
・長命で、百歳や九十、八十歳の者もいる。
・女は慎み深く嫉妬しない。

Wikiとはいえ、100歳って。
ほんとう?
と思って調べてみたら

原文はこんな感じ→「その人寿考、あるいは百年、あるいは八、九十年」

でも二倍年暦というものがあるらしく(其俗不知正歳四節但計春耕秋収為年紀『魏略』)
ざっくり半分の年数で考えた方がいいみたい(たぶん!)。文献読むのって難しいね。

・女は慎み深く嫉妬しない。
については調べる時間がなくフェードアウト…。
うーん、嫉妬して欲しくないという男の願望かな?
調べなくてもまあ、そんな感じでしょう(笑)。



感激

2010年05月12日 11時22分50秒 | 日本語
ドラマ化される『もやしもん』作家の石川雅之氏が
『純潔のマリア Sorcière de gré,pucelle de force』の作画を
数日前からUstreamで配信されているんですが、→こちら(Ust)

昨夜遅くリアルタイムで
「質問受け付けますよ」「5人だけね」というやりとりに居合わせました。

視聴者はチャットやTwitter、先生は付箋を使ったやりとりです。
試しにメールを出してみたら
私の質問にもブログにて返答下さいました。感激です。

○石川氏オフィシャルブログ
http://mmmasayuki.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-7da8.html

ええ、「好きな酒は」を聞いたのは私です(笑)。
もっと作品に突っ込んだ質問をしたかったのだけれど
とっさに思いつくことってこれしかなくて…。ああ私って…。

ともあれ、作画配信視聴はお勧めです。
大人も子供も「プロってすごい」を見せつけられます。

先生、今後とも頑張って下さい(´∀`)!
そして私の好きな「週刊石川雅之」みたいなやつもまた描いてくださいね~

「アリス・イン・ワンダーランド」

2010年05月09日 21時29分58秒 | 日本語


アリス・イン・ワンダーランド(Alice in Wonderland/ティム・バートン監督)の感想文:


19歳になったアリス。
つまらない男にプロポーズされたアリスはその場から逃げ出し、
時計を持ったウサギを追いかけて穴に落ちてしまう。
再び不思議の国へ来てしまった。

赤の国の女王に支配された世界は暗く、陰気な様相で、
住人たちに「救世主だ」と名指しされたアリスは戸惑ってしまう。
これは自分の夢なのか、あるいは現実なのか。

少女から大人になる年頃のアリスが
さまざまな出会いを通じて、自分のやるべきことを
おぼろげながらつかんでいく…というストーリー展開。

注目のジョニー・デップは「帽子屋」。
無くてはならない役どころで、プチファンとしては満足。

ディズニー公式サイト:
http://www.disney.co.jp/movies/alice/


==

3D映画を見てみたい、という欲求だけで見た作品だけれども、まあ、良かったかな。
小学生も飽きなかった様子。ファンタジー好きには◎かもしれない。
私にとっては、そうだなあ、△+αぐらいか。
それから、深田恭子の声があったらしい…どの声かは書かないほうがいいか?

ところどころ「アンダーランド」という音声が聞こえたように思ったけれども
この映画では"地下世界"という言い回しがあったのかな。気のせいかな。
脇役が面白かったね。子供が気に入っていたのはチェシャ猫。
私は白の国の薬作りシーンがちょっと好き。
ジョニー・デップの奇天烈ぶりもグッド。何でもやるねえ、彼は。

3Dの映像技術はいいんだけど遊園地のアトラクションならともかく
映画はちょっと長いかなあ。メガネダブル2時間はキツイ。
それと、映像技術に甘えてストーリー展開がつまらなくなるなら
技術を追うのはやめて欲しいなと思う。
でもたぶん本作は「アバター」よりは良かったんじゃない?<アバター見てないけどw

不思議の国、鏡の国など、アリスシリーズを事前に読破してから見たら
細かい描写をもっと楽しめたんだろうナーというのが一番の感想。





毒を吐く

2010年05月06日 11時02分27秒 | 日本語
人は積もり積もった毒を吐きたくて書き散らすことがある、よね。
でもおおっぴらには書けない。ロバ耳な場所が欲しい。

某教授がTwitterで

「mixiで毒を吐いてきた」
「Twitterはオープンだから訴えられちゃうしね」

と言っていた。(同文引用だと検索にかかってしまうので書き直しました)
ええ、ワタシも先ほどmixiで毒を吐いてしまいました。

「ねえ、ちょっと聞いてくれる?ここだけの話なんやけど」と。

2ちゃんでは知人が反応してくれることは無いし
ブログやTwitterはOpen過ぎる。
だからmixiか。結局仲間が集まって部屋のドアが閉ざされたら
愚痴話になっちゃうわけか。グチ、自慢、悪口…。

ああー、こんなこと書いていて我ながら情けない。
リフレッシュして生産的な初夏を過ごさねば。洗濯の続きでもしよう…。


異業種交流

2010年04月28日 01時09分37秒 | 日本語
我が家でのおもてなしは無事に終了。
皆さまリフレッシュして下さったようで何よりでした。

今日のお客様方はいろいろな分野のプロフェッショナル。
ネット構築や電子書籍ネタ、芸術ネタ、教育論、地底湖の話まで
様々なお話が聴けてとても面白かったです。

テープ起こしでいろいろな話を聴くのもいいけれど
分からないところに質問をして回答がもらえるのが快感!
仕事の音声はどんなに面白い話でも、

「えっ、今のところ分かりにくいんで、もう一回お願いします」

と言っても答えてくれないしねーw。
ふだん合わないジャンルの大人たちと触れ合えて
楽しいひとときでした。

弱ったときに見るもの

2010年04月26日 01時58分29秒 | 日本語
本当は

「占いなんて信じないんだよね」

と言いたいのだけれども。
心身ともに弱っているときは占いを探してしまうんです。
雑誌のうしろのほうとか。インターネットでもワンサカあるよね?

占いに慣れていないので大したサイトを見つけられないんですが…。
とりあえず、めざましテレビ・今日の占いを見てみると


=====【ふたご座】======

  地道な努力が実を結ぶ日。
  抱えていた問題もクリア。

 ラッキーポイント・旅先で買ったもの

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ほうほう。
ワラにもすがる気持ちで北京で買った中国茶をいれてみました。
問題もクリア、か-。
良いこというなー、めざましテレビ。ありがたい(涙)。

おすすめの占いサイトがありましたら是非教えて下さい。
弱ったときの参考にします(+_+)




140字

2010年04月20日 16時30分48秒 | 日本語
今日はツイートの隙間に家事(ふだん触れない部分の片付け)と
フラウネッツ・Webライター講習の勉強を進めた。

小さい目標設定で進められる「失敗しても私しか困らない」作業は楽しい。
さて次は通常のお台所だ。子供の口笛がBGMなう:「上を向いて歩こう」

==

以上は140文字以内。
思いついてこちらにコピペしてみた。

Twitterは短文をまとめる練習になるね。



ネットでコミュニケーション

2010年04月12日 23時21分08秒 | 日本語
目の前にいても伝わらないことがあるのに、
目も見ず、声も聞かず、
数行の文字だけで気持ちを伝えるのは至難の業。

そんなネットツールを使って人とお付き合いをしよう、
お仕事をいただこうっていうんだから。
ネットならではの理由でうまくいかないことも多いと思うね。

やはり、できれば1度はお会いして目を見て
最低限は電話でお話をしてからお付き合いに入りたい。

仕事でも
恋愛でも何でも。

こんな仕事をチョイスしておいて
何を今さらと思うけれども、
ネットだからラクと思う自分にはなりたくないなー。


#この記事を書いたキッカケは鳩山総理のツイート(2010/4/11)。
野口宇宙飛行士はツイートで希望を与えてくれるけれども、
#首相はツイートで国を滅ぼすつもりでしょうか?



『校正のこころ』

2010年04月07日 10時49分55秒 | 日本語
『校正のこころ』積極的受け身のすすめ(大西寿男著・創元社)
http://www.sogensha.co.jp/book/2009/10/post-153.html

「はじめに」のところに著者はこう書いている。

>私たちはこれから、どういうふうに言葉をつきあっていけばいいのでしょうか。
>そのことを考えるひとつのヒントが、「校正」という仕事のなかにあります。


現代は今までになく活字が氾濫している。
インターネットの普及はいうまでもないが
子どもを育てていると特に思うのは携帯やDSの普及がすごいということだ。

近頃の子どもは小学校の低学年から
本当に多種多様な電子活字を読んでいると思う。
それも、同じものを繰り返しというよりは、次から次へと違う活字を。

私の祖父母世代はテレビよりもラジオ、一冊の古本を何度も何度も読んだ時代。
私の親世代にはテレビや雑誌などから情報が溢れ始め、
私たち30~40才代は情報がたくさんあるのが当たり前という時代に育った。
それでも、目にするほとんどの活字は「プロ」の書いたモノだっただろう。

しかし今、子供たちは「素人の書いた活字」を読むのが当たり前となった。
私が書いている拙いブログも小学生の宿題検索にヒットするかもしれない。
素人の調べた文献を平気でレポートに引用する学生がいるかもしれない。
恐ろしい世の中だと思う。

いま、私は子供たちに「名作」を与え、「調べ方」を教えるようにしているけれども
そのうち自分のチョイスで文字を読むようになるだろう。
未来の子供たちのためにも、世の中の活字が美しい言語で形成されることを願う。

まずは自分の言葉から美しくしないと。
学ぶことはまだ、山のようにある。

杜撰

2010年04月06日 18時09分38秒 | 日本語
町内会の会長なんてものは
お知らせ配布→出欠確認→行事段取りが主な作業だ。

そういった作業の流れの中で、本日、
「ああ、この人は杜撰なのね…」と思うことがあり、
ところで杜撰って何よ、と。ホイホイと作業脱線。


○杜撰(ずさん)とは:

ネットで調べただけだが『野客叢書』という書物に典拠があるらしい。
(南宋・王楙1151~1213選)

この書物は様々な書の異同を指摘、検証したもの。
杜黙(ともく)という詩人の詩は韻律が合わないものが多かったということから
「杜」が「撰」した詩。すなわち「ずさん」だと。

そういうところから来ている言葉らしいが
杜黙の詩がヘタクソというわけではなくて
定型律に則さない詩を多く作ったのではないか。
型破りな詩人だったのかなー、
もともとはマイナスイメージの言葉ではなかったのでは?

…という憶測部分を残して検索終了。ご飯を作らねば。


「時をかける少女」

2010年03月25日 10時42分16秒 | 日本語


朝から映画を観てしまった。

「時をかける少女」のアニメーション版。
筒井康隆の原作から派生しているものの、
内容的には続編。現代の高校生が主人公だ。

とてもよく出来ていて、いい作品だと思う。
アニメーション的にもストーリー的にも
観ていて飽きなかった。

評価はどうなんだろうか…と調べてみたら
結構いろんな賞をもらっている様子。

いい!
と思った作品が世間的にも評価されていると
妙にうれしいね。


角川オフィシャルサイト
Wikiの「時をかける少女」紹介