今回のサムネ
顕微鏡も欲しいけど、望遠鏡も欲しいね。
3年前、道東の山地の渓流脇で見つけたフンコバエの一種。
無翅種ではないが、前翅の長さが短い種。これもおそらく未記載種だろう。
翅の長さから飛翔することはできず、無翅種と同じく冷涼多湿な環境の地面で活動すると思われる。
体長は無翅種(約2mm)よりもほんの少しだけ大型であるが、それでも3mmに達しない極小サイズ。
この個体は、腹部が膨らんでいるので産卵前の雌だろう。(上の画像は採集時に撮影)
念のためにアルコール標本にしておいたので、今回外見を詳しく観察してみることにした。
なぜ3年も経ってからなのか・・・それは標本にしていたことを忘れていたから。
裏面
付着していた砂などのゴミを除去せず標本にしたため、結果サンプルの状態が悪くなってしまい観察の障害になってしまった。
今から除去して標本がバラバラになっては終わるので、下手にいじれない。
というか、採集時、右複眼が潰れていたのに標本にしたら回復していた。アルコール含んで膨張した?
この〇で囲んだ部分に平均棍があるはずなんだけど・・・。
小さすぎるし、ゴミ付着しているし、黒一色だし、もうよくわからん。
矢印の部分に、なんとか平均棍らしきものを確認できた。
今回の観察練習で、無翅種の観察も円滑に行われると思ったが、これは前途多難だね。
顕微鏡あれば楽なんだけど、あれは高価だから購入するほど今後の観察に多用するのか疑問だ。
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