2年前からエゾコバネササキリの雄を撮影したくて産地へ毎年採集しに行っているが、時期が遅いのか雌しか得られていない。
その度に採卵して雄を得ようと試みたが、孵化する個体はほぼ雌ばかり。わずかながら雄も孵化したが成虫まで飼育できなかった。
そこで今回、飼育方法を変えてみた。
「バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑 日本直翅類学会編 北海道大学出版会」に記載されていた飼育方法を参考にペットボトルで飼育容器を作成。
餌は、キュウリ・リンゴ・カツオブシ(ネコ用)
縦長ということが、脱皮などササキリの特性に有利ではないだろうか。
久々に孵化した虎の子の雄!
なぜ雄が孵化する割合が低いのだろうか?自然下でもそうなんだろうかね?
やはりこの飼育容器は飼育に適していたらしく、雌も含め問題なく成長している。
そしてついに念願の成虫まで成長させることができた。お父さんは嬉しいよ。
体色は褐色型だね。こうなると緑色型も見てみたくなる。
残りまだ孵化していない卵があるので、期待してみよう。
図鑑にある個体と比較すると若干翅が長いみたい。まだ鳴いた声を聴いていない。
あとは、やらせ写真を撮影するのみ。
これで産地まで遠征する必要がなくなったので、これからの探索にちょっと余裕ができた。
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