探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

シベリアヤツメ探し

2022年05月07日 | 自然探索記~採集記(道東)

オオルリオサムシが発生し始め虫屋たちが活気づく北海道。
自分も春の虫を探す予定ではあったが、急遽予定変更し「シベリアヤツメ」を見に行くことにした。
情報はほとんどなく、満足いく準備もほとんどしていない。
スナヤツメの生息環境は知っているので、似た環境を探せばいい・・・じゃないかと。

自分の知っているスナヤツメの生息環と似た川見つけた。ここに決めた。
魚は小さなマス類が少しいるくらい。フクドジョウはなぜかいない。

というかブヨがすごい。こんな量に襲われたのは今までにないくらい。
呼吸するだけで鼻に入ってくるので全く探索に集中できない。
虫除けスプレーはまるで効果なし。水辺以外なら蚊取り線香(赤函)を使用できるのだが・・・。
そこで車に戻って邪法を行うことにした。

これはご禁制
ちょっと噴霧するだけで周りのブヨは瞬く間に撃墜。
しかもしばらく新たな個体がやってこない。
効果覿面だが、環境的にも問題ありなので有事の時にしか使用しない事に決めていた。
今回が初使用。
大量殺戮兵器は使用したら報復されると心得よ。


モクズガニの女の子
北海道の上流域にカニがいるとは知らなかったので、外来種じゃないかと疑ってしまった。


ニホンカワトンボのヤゴ
どうせならミヤマカワトンボだったら良かった。


シンジュガイの一種
たくさんあったが、同定するには殻の内側を確認するしかない。


シベリアヤツメ
開始早々、網に入ったが、撮影しようとケースに入れたら、するりと華麗に飛び越え川へ逃走。
以降、沈黙が続いたが、数時間後にやっと捕獲し警戒しながら撮影した。
結局、成体3、幼生2を得た。少ない。
産卵シーンを見たかったがまだ早かったらしい。


ウェーダー穴空いたらしく右足が冠水した。報復か・・・。
本来の使用目的である釣りよりも湿地や池沼のガサ採集が多く、酷使しているので仕方がない。
補修しなければ・・・。