6月上旬に採集したスミイロオオアラメハムシの幼虫を羽化させ、成虫となっても飼育は継続中。
いろいろと観察しているところ。今回はその経過報告。
飼育環境は、生息環境になるべく近い形にしており、床材には軽く湿らせた水苔を使用。
食草であるオオヤマフスマは採取困難な植物ではないので、探索に行った際にコンスタントに確保し続けている。
飼育していて分かった事
・後翅は退化していないが、飛翔することはできないっぽい。(北海産のセンチコガネみたいなものか?)
・食事以外で食草に留まることはほとんどない。
・夏の暑い時期は夏眠するっぽい。
・飼育が容易♪
夏眠中(と思われる)の個体
夏になるとほとんど活動しなくなり、水苔の中でじっとしている。
産地では夏場に確認できないことから、おそらく夏眠しているのであろう。
そして涼しくなる頃に再び活動し始め、産卵に至るといったところか。(これではなかなか見つからない訳だ)
ハムシには夏眠する種もいるので、このような習性は珍しいといったわけではない。
珍しいのはハムシを飼育している自分だ。